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神戸市中央区は、神戸市を構成する9区のうちのひとつで、明治期の開港と共に発展を始めた地域で戦後に行政機能が移転してきたことで、神戸都市圏の都心として役割を担っています。「中央区」は、ハーバーランドに東西に広がる市街地、異人館のような神戸のルーツに遡る歴史的建造物、大規模人工島の「ポートアイランド」などからなる神戸市の中心地域です。なかでも有名なのは「神戸ポートタワー」で、これは港の景色が楽しめるように「中突堤(埠頭)」の上に1963年(昭和38年)に建設された展望用のタワーです。高さ108メートルで、世界初のパイプ構造の建造物となっています。和楽器の鼓を長くしたような外観は、その独特な形から「鉄塔の美女」とも称されています。現在も「神戸港」のシンボルとして広く知られていて修学旅行などの観光客が「港町神戸」を学習するために多くの人が立ち寄って見学していくスポットの拠点にもなっています。中には売店やレストラン、展望台があります。