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旭区は大阪を構成する24行政区のひとつで、大阪市の北東部で「淀川」左岸側に位置しています。大部分は住宅地として形成されていますが、「千林・森小路」は大阪有数の「千林商店街」を中心に多くの商店街が連なっています。旭区は木造住宅密度が高く、これは、大戦中に戦火を免れたために、戦前以前の建築物が多く存在し、特に1937年(昭和12年)ごろに建てられた二階建ての長屋は、2010年(平成22年)に「大阪市都市景観資源」に指定され、現在も根強く残っています。
「千林商店街」は大阪でも1、2を争うほどの活気ある商店街で、かつて隣接していた「ダイエー」や「ニチイ」と個人商店の間で価格競争が行われ、「日本一安い商店街」とも称されていました。商店街に連なる店舗構造は長屋形式で建てられているのが特徴で、先述のとおり第二次世界大戦の空襲から戦火を免れたために木造長屋の商店形状を現代風にアレンジして改装した店舗が多く並んでいます。