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浪速区は大阪市を構成する24行政区のひとつで、1925年(大正14年)に「南区」からの分区によって誕生。1943年(昭和18年)には「南区」「西区」「天王寺区」との間で区境界を変更して現在の区となりました。浪速区一帯は「上町大地」の西側にあり、北辺では「道頓堀川」が、西辺では「木津川」が区の境となっています。日本一面積の小さな行政区でもあります。
区内には「通天閣」が全国的に有名で、これは繁華街「新世界」の中心に建つ展望塔です。2007年(平成19年)に国の「登録有形文化財」となっています。高さは地上108メートルの鉄骨構造で、現在の通天閣は二代目にあたります。初代通天閣は、1943年に通天閣の間近に逢った映画館から出火。延焼火災で焼け落ちました。しかし、1953年ごろに地元「新世界」の有志らによって再建話が持ち上がりました。そして「通天閣再建委員会」へと発展していきました。初代通天閣のあった場所にはすでに民家が立ち並んでおり、ほど近い公園の場所に再建することになったそうです。