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輪島市は、石川県北部に位置する市で、能登半島北部の奥能登の中核となる市で、輪島塗や朝市ならびに御陣乗太鼓で全国的に有名です。
輪島市は古くから港町として栄え、中世には三津七湊(さんしんしちそう)という日本を代表する港のひとつとなり、北前船(主に買い積みの廻船の総称)の寄港地とされました。室町時代には国人の温井氏が天堂城を築城し、戦国時代に入ると温井氏の城下町として栄えました。
「輪島塗」は上塗り前に厚手の木地に、生漆と米糊を混ぜたものを布で貼って補強します。生漆と米糊、そして焼成の珪藻土(けいそうど)を混ぜた下地を何層にも厚く施した「丈夫さ」に重きをおいて作られる漆器です。現代でも「輪島塗」は高級漆器として幅広く販売されているとともに、輪島市にある輪島塗会館などは観光スポットにもなっています。また、「輪島塗」のヴァイオリンが制作されるなど、器以外への応用も模索されています。
輪島市に駅はありません。