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多久市は、佐賀県の中央部に位置する市で、佐賀県の県庁所在地である佐賀市から約25キロ西側、牛津川沿いの盆地にあって、盆地の中心地が市街地となっています。山に囲まれる地勢ですが、東には平地が続き、他の方向にも低い峠で通じています。
市内には、1708年(宝永5年)に建てられた孔子廟「多久聖廟」があり、これは「多久茂文(江戸時代前期から中期にかけての肥前国佐賀藩士)」が教育振興を目的として建立を発願し、1699年(元禄12年)に学問所として建設。そのうえで講堂に孔子像を安置しました。さらには1708年(宝永5年)に椎原山の麓に拝殿が完成し、落成後は恭安殿と呼ばれ、現在の聖廟がこれにあたります。そして1921年(大正10年)に敷地を含め国の史跡に指定されました。建物は1933年(昭和8年)に国宝に指定され、のちに国の重要文化財となりました。
多久市の駅は、JR九州唐津線 東多久駅・中多久駅・多久駅です。