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角田市は宮城県南部に位置する市で、市の東西は山地であり、市内を南から北に向けて「阿武隈川」が流れています。古くから養蚕業が盛んでしたが、高度成長期以降、電機メーカー、自動車部品メーカーなどの進出が相次ぎました。また農業も盛んで、大豆や梅の栽培でも名高い地です。角田市には、「高蔵寺」という真言宗智山派の寺があります。819年(弘仁10年)に「徳一」という法相宗の僧が開創したとされています。高蔵寺の中の阿弥陀堂は飛騨工の手によるもので、鎖釘を全く使わない造りになっているそうです。中には「阿弥陀如来坐像」が安置されていて、その左右には小仏像が祀られていた13の跡があるそうです。阿弥陀堂と阿弥陀如来坐像は国の重要文化財に指定されていて、阿弥陀堂は県内最古の寺社建築とされています。また、東北地方に現存する平安時代の建築は、岩手県の「中尊寺金色堂」福島県の「白水阿弥陀堂」を含めて3か所のみです。
角田市の駅は、阿武隈急行阿武隈急行線 南角田駅・角田駅・横倉駅・岡駅です。