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三重郡朝日町は、三重県三重郡に属している町で、北勢地域に分類され、三重県で最も面積が小さい自治体となっています。東側は川越町、北側は桑名市、南側は四日市市に接しています。朝日町の北西側半分は丘陵地で、南東半分は沖積になった平野の水田地帯となっています。住宅地は丘陵の裾の旧東海道沿いに立地しています。
古くは弥生時代の遺跡もあり、壬申の乱(古代日本最大の内乱)のおりには、この付近で天武天皇が伊勢神宮を遥拝(はるかに隔たった所から拝むこと)し、戦勝を祈願したとも伝えられています。町名の由来も、日本書紀の故事より、この地で天武天皇が壬申の乱の際に、朝日を拝んだことからきていると言われています。戦国時代には、埋縄、柿。小向、縄生にそれぞれ城があり、小領主が分治していました。
縄生廃寺(金光寺跡)に出土した舎利具などの遺物は国から重要文化財に指定されています。細かくは、舎利容器(釈迦の骨といわれる「舎利」をおさめるもの」)が発見され、最も古い例のひとつとして1989年(平成元年)に国の重要文化財に指定されました。また、そのほかにも大量の瓦が出土しています。
市内には「朝日町教育文化施設」があり、ここは歴史博物館になっていて、朝日町の歴史と文化を一堂に展示してある博物館で、となりには図書館も併設してあり、夏休みになると子供連れの親子が夏休みの宿題(自由研究)の作成に訪れ、市民の憩いの場ともなっています。また博物館と図書館を併設することによって、展示されているものをすぐに本で調べられるという利点がこの博物館の大きな特徴といえるでしょう。
三重郡朝日町の駅は、近畿日本鉄道名古屋線 伊勢朝日駅、JR東海関西本線 朝陽駅です。