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三重郡菰野町は、三重県三重郡に属する町で、鈴鹿山脈の東山麓に位置しています。西部に位置する「湯の山温泉」や「御在所岳」には多くの観光客や登山者が訪れています。
「湯の山温泉」は、自然豊かな場所にあり、四季折々の景観に富んだ温泉となっています。歓楽街化はしておらず、ファミリーの行楽向けから、鈴鹿山脈のレクリエーションやレジャーの拠点となっています。山の斜面にホテルや旅館がひしめき合うため、規模は小さく感じますが、設備は整った大型宿泊施設が多く、収容人数は多いとされています。一帯は「鈴鹿国定公園」に指定されていて、名古屋・大阪といった大都市圏とのアクセスに優れながらも豊かな自然に恵まれています。また、手軽な温泉地としても知られていて、日帰り入浴が可能な旅館が多く存在します。温泉街からは「御在所ロープウェイ」が運航しています。夏には避暑地として楽しむことができ、また紅葉の季節になるとロープウェイから眺める景観は圧巻のものと言えます。御在所ロープウェイは湯の山温泉から御在所岳山頂(標高1212メートル)を結ぶロープウェイで、両駅の標高差は約780メートルあります。春はアカヤシオやシロヤシオなどが咲き、夏は赤とんぼが飛び交い、冬になると白銀の世界と樹氷など、見事な景観を見せます。なお、山頂部には「御在所スキー場」の営業が行われています。
三重郡菰野町の駅は、近畿日本鉄道湯の山線 菰野駅・中菰野駅・大羽根園駅・湯の山温泉駅です。