41件中、41~41件目を表示中
袋井市は、静岡県西部に位置する市で、年間の日照時間が2200時間前後あり、全国的にも日照時間が長い地域のひとつです。
市内には「遠州三山」と呼ばれるものがあり、その中の「法多山尊永寺(はったさんそんえいじ)」は、寺号の「尊永寺」よりも「法多山」の名で多く知られています。本尊は「聖観音」で厄除けの観音として知られ、厄除け団子が名物となっています。創建は725年(神亀2年)に聖武天皇の命により建立されたとされています。中世以降は守護大名の今川氏の庇護を受けていました。豊臣秀吉の時代には、寺領として205石を安堵されています。そして最盛期には60余りの子院を有しており、近世にも12の子院が残りましたが、これらは明治時代までにすべて廃絶しています。なお江戸時代後期の火災で伽藍(僧侶が集まり修行する清浄な場所)を焼失し、現在の本堂は1983年(昭和58年)に再建されたものです。
袋井市の駅は、JR東海東海道本線 愛野駅・袋井駅です。