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沼津市は、静岡県の東部にある市で、伊豆半島付け根西側に位置しています。人口は約9万人です。静岡県東部地域の中心都市になっており、周辺自治体とともに沼津都市圏を形成しています。この地は古来、東海道の陸路と海路をつなぐ重要な交通拠点であり、江戸時代には沼津城は築かれ東海道の宿場町として栄えました。人、物、情報の交流拠点としてこの地域の政治経済や商業、文化の中心的役割を担っていました。また、気候が温暖であるほか、箱根や伊豆半島、富士山への観光拠点としても便利な立地条件であるため、保養地としても発達してきました。環境省が公開した「富士山がある風景100選」では市内6か所が選定されています。明治時代から1969年(昭和44年)にわたっては、政財界の著名人が別荘を建て、皇室も沼津御用邸を構えたために、「海の見える軽井沢」と称されたこともあるそうです。
沼津市から富士市にかけての「千本松原」は有名で、約10キロメートルの駿河湾岸に沿って続いている松原のことです。松林越しに富士山を望むことができ、数々の文人たちに愛されてきたことでも有名です。「日本百景」「日本の白砂青松100選」にも選定されています。
沼津市の駅は、JR東海道本線 沼津駅・片浜駅・原駅、JR御殿場線 沼津駅・大岡駅です。