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伊勢原市は、神奈川県のほぼ中央に位置しており、市の北西端には大山道で有名な「大山」があり、市のシンボルにもなっています。伊勢原地区は、大山からの土砂が蓄積してできたとされています。大山は、古くから山岳信仰の対象として知られおり、よく雲や霧が生じて雨を降らすことが多いとされ、「あめふり山」とも呼ばれており、雨乞いの対象としても知られていました。山頂からは祭祀に使われたとされる縄文土器が発掘されています。
1960年代前半までは農村地帯でしたが、1960年代後半になると宅地化が進み、現在では東京郊外のベッドタウンとしての側面が強いのが特徴です。一方で稲作、果樹作、酪農などの農業は今でも神奈川県内では盛んな部類に入るとされています。
特産品としては、「大山まんじゅう」があり、江戸時代より大山詣土産品として親しまれています。黒糖を使用した茶色の皮にあんを包み込んだ饅頭です。名前の由来は、大山を開山した「良弁」という僧が名前の由来と言われています。