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川崎市高津区は川崎市を構成する7行政区のひとつで、川崎市のほぼ中央にいちしており、多摩川に沿った低地と、南側や西側に広がる丘陵地帯からなっています。「高津」の由来は、諸説ありますが、大阪市の「浪速高津宮」付近の景観に似ているという説がありますが、確実な説はまだありません。
住宅地域も多いのですが、大規模工場が比較的多く、「NECプラットホームズ」や「クノール食品」などの大規模工場や「キャノン」「富士通ゼネラル」の研究開発拠点も区内各所に置かれています。しかも、世界的な精密測定器メーカーの「ミツトヨ」は本社を区内北東部に置き、一般公開もしている博物館があります。
一方で区内には多摩川などを水源とする「二ヶ領用水」が流れており、全長約32キロメートル。神奈川県下で最も古い人口用水路です。「関ヶ原の戦い」の3年前に測量を開始。14年の歳月をかけて完成されたと言われています。この用水路は、かつて、近隣の農業を支えた用水路でしたが、現在は住宅化が進み、工業用水に用いられると同時に、住民の憩いの場として親しまれています。