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渋谷区が初めて置かれたのは、1932年(昭和7年)のことで、当時同郡の渋谷町、千駄ヶ谷町、代々幡町の3町をまとめて「渋谷区」とされたものです。
3町の合併後の区名が「渋谷区」になったのは、当時の3町の中で最も発展していたのが渋谷町であったからだと言われています。
若者の街として知られている渋谷区ですが、ターミナル駅である渋谷駅周辺は、副都心のひとつとなっており、新宿駅に近い代々木や千駄ヶ谷地区には新宿のオフィス街や繁華街と一体になっています。
代表的な地域は、「渋谷」「表参道・原宿」「代官山」「恵比寿」などがあり、いずれもファッションの最先端を発信している場所と言えます。
1970年ごろまでは、若者の街の流行の発信地といえば何と言っても新宿でした。しかし、1973年に渋谷で「PARCO」の開店をきっかけに、日本における若者文化の歴史が大きく変化していき、その流れは「新宿から渋谷、もしくは原宿を含めた渋谷全体へ」と移り変り、今の渋谷区の基礎となっていったのです。