美容院への就職が決まったからといって、実績がない人がいきなりスタイリストとして活動できることはほとんどありません。
まずは「アシスタント」として下積み期間を経験し、さまざまな技術を習得して一人前のスタイリストにランクアップしていきます。
そのため、この下積み期間といえる時期に先輩スタイリストの補助業務を行い、技術力の向上を図っていくのです。
主な仕事は美容師のサポートであり、先輩スタッフの指示のもと、マッサージ、カラー・パーマ補助などをおこないます。
また、受付業務やお客様の案内・会計・開店前と閉店後の店内の清掃・タオルなどの洗濯・片付けなど、多種多様な店内業務もこなしていきます。
この下積みの期間は、一人前の美容師として活躍していくうえで貴重な経験となります。
先輩の接客テクニックや施術を観察しながら技術を習得していくこと、雑務を通じて美容室全体の仕事内容を把握し流れを正しく理解していく…など、スタイリストとしてお客様の施術を担当するようになった際にこの経験が活きてくるのです。
尚、スタイリストデビューまでの期間は、人によって異なります。
平均3年程度はかかるといわれており、なかには1～2年でデビューできる人もいれば、5年以上かかってもなれない人もいます。
ランクアップの条件はお店によっても異なりますので、条件を確認しつつ、自己研鑽を怠らないよう精進してください。