2021年も残すところ1カ月となり、年末を忙しく過ごしている人も多いことと思います。
2021年は去年に引き続き、新型コロナウイルスの影響によりおうち時間が長く、おうち美容に励む人も多くいました。
また健康や環境に気をつかう人も増え、ヴィーガン生活を取り入れる人も増えてきました。
またまだに続くマスク生活により、ネオマスクメイクや自分の欠点をさらけ出すスキニマリズムといったメイクが流行りました。
スキンケア・コスメではシカコスメ・ハリコスメが流行し、ビタミンAやCBDがトレンドとなりました。
美容医療やエステ業界のトレンドは、ダーマペン、ハイフなど次々と新しいマシンも次々と登場しています。
2022年は美容業界において、どのようなものがトレンドとなるのでしょうか。
今回は2022年にトレンドとなりそうな美容業界の情報をお届けします。
2022年、おさえておくべき美容トレンド
クアンクメイク
美容大国のお隣、韓国では「クアンクメイク」がトレンドとなっています。
日本にもこの流れが来ることが予測されます。
韓国のメイクといえば美白ツヤ肌に赤リップといった「オルチャンメイク」がずっと主流でしたが、今後はクアンクにシフトしていく模様です。
「クアンク」とは、「꾸민듯 안 꾸민듯 (クミンドゥッ アンクミンドゥッ)=着飾ったような着飾ってないような」 という韓国語の略の意味です。
ナチュラル風で盛りすぎない、ナチュラルな感じのトレンドとなる模様です。
韓国コスメにマットなカラーのアイシャドウが増え、頑張っているように見えない適度な抜け感をだし、ナチュラルなのにおしゃれに見えると好評です。
どんなファッションにも合わせやすく、バランスのとりやすいメイクといえます。
具体的なクアンクメイクの特徴としては、白すぎないリアル感のあるスキンカラー、自分の唇の色のように見える自然なヌーディ・ナチュラルカラーのリップ、セパレートで上向きのまつ毛、陰影を強調する目元というのが特徴です。
ベースメイクは作り込みすぎず、素肌感を活かしたナチュラルで軽い仕上がりが好まれます。
透明感を活かしたトーンアップ効果のある下地やファンデーションが人気となりそうです。
韓国メイクといえば「がっつりファンデーションで、地肌よりも白い」というイメージのある人も多いかもしれませんが、クアンクメイクはあくまでもナチュラルに仕上げるのがポイントです。
自分の肌の色に合った、自然な仕上がりにします。
ファンデーションを厚りにしないためにも、気になる部分だけコントロールカラーやコンシーラーなどで部分的にカバーするようにします。
全体的に厚塗りするのではなく気になる部分だけをカバーすることで、化粧崩れも少なくナチュラルな仕上がりにすることができます。
アイメイクは、肌馴染みの良いヌーディカラーを使用し、抜け感を出すことがクアンクメイクの特徴です。
肌に近いトーンカラーで、ナチュラルな陰影をつけるのがオススメです。
涙袋はグリッターのアイシャドーを使用して強調させるとトレンド感が出ます。
まつ毛はマスクの湿気で下がりがちなため、マスカラベースを使用するのがオススメです。
キレイにセパレートするタイプのマスカラを使用し、長くて繊細なまつ毛を印象付けるとクアンクに仕上がります。
眉毛は自眉を活かしたナチュラルな仕上がりがクアンク風です。
コームで眉の毛流れを整えた後、アイブロウパウダーでふんわりと全体象を描いたら、髪の毛に近いワントーン明るい色の眉マスカラを使用し、眉をとかしながらカラーリングするとよりナチュラルに仕上がります。
チークは控えめに、肌馴染みのいい自然な血色感のものを使用するとクアンク風メイクに仕上がります。
ふわっと軽く頬に乗せるようにします。
リップはMLBBカラーがオススメです。
「MLBB」とは「My Lips But Better」の略で、自然な唇の色に近く尚且つスッピンよりもキレイに見えるカラーのことをいいます。
唇に馴染むナチュラルなカラーを選び、盛りすぎないのがポイントです。
プラントベースダイエット
もうすでに海外セレブの間でも取り入れられることが多くなってきているのが「プラントベースダイエット」です。
2022年は日本でも、ヴィーガン・ベジタリアン食を取り入れるレストランも増えてきていますが、今後さらに取り入れられるようになると予測されています。
プラントベースダイエットとは、菜食を中心とした食生活を取り入れ、肉・魚・乳製品・卵など動物製品を摂取せず、豆類・果物・海藻などの植物性食品を摂取する食事のことをいいます。
さらに野菜や果物は皮ごと、穀物は玄米や全粒粉など素材をそのまま摂取することを推進していて、素材を丸ごと食べることにより皮に含まれる栄養素も摂取することができます。
これを「ホールフーズプラントベース」といいます。
できるだけ有機栽培・無農薬・減農薬で栽培された植物性食品を摂取し、難しい場合には重曹やホタテの殻の粉末などを溶かした水に晒し、化学薬品を取り除いて食べることを推進しています。
食品添加物を避け、なるべく加工度の低いものを摂取するのが基本です。
ヴィーガンやベジタリアンも同じような意味合いで使われることがありますが、ヴィーガンやベジタリアンは宗教や動物愛護精神などの意味合いが強く、プラントベースダイエットは「健康のため」におこなうのが一般的です。
プラントベースダイエットの効果には
●自然とダイエットに繋がる
●豊富な栄養素を摂取できる
●自分の身体や食生活の見直し
●体臭の改善
●アレルギーの改善
●味覚に敏感になる
などがあります。
身体に悪いといわれているスナック菓子など、不必要に食べていたものを摂取しなくなるため、自然と減量できるという人も多いようです。
健康への影響
植物性食品しか摂取しないとなると、筋肉は減らないのか、必要な栄養素はきちんと摂れるのか、ということが気になる人も多いと思います。
実は人気プロゴルファーの「横峯さくら」さんや、テニス界のレジェンド「ノバク・ジョコビッチ」選手など、多くのアスリートもベースプラント食を取り入れており、むしろパフォーマンスが上がったという報告もあります。
しかし根拠があるわけではないので、自分に合わないと思えば他の食事法に切り替えたり、週に2~3日だけベースプラントを取り入れるなど、マイルールを作るのもいいかもしれません。
また肉類に多く含まれるビタミンB12や鉄分、カルシウムなどが不足することがあります。
不足したビタミン類はサプリメントなどで補うと効果的です。
プラントベースダイエットを取り入れてみよう
プラントベースダイエットを始めるには、まず普段の食生活を振り返ることが大切です。
どんな食生活をしているのか、記録するところから始めてみることをオススメします。
プラントベースダイエットをおこなう上で大切なことは、自分に合う植物性たんぱく質を摂取することです。
豆腐などの大豆製品やナッツ類、ひよこ豆などをたんぱく源とするのも、良いとされています。
何から始めていいのかわからないという人は、サラダに植物性たんぱく質をプラスするというところから始めるのも一つの方法です。
サイドメニューになりがちなサラダですが、たんぱく源と一緒に食べると満足感があります。
最近ではモスバーガーなどのファストフードでも大豆ミート製品が販売されていたり、コンビニでも手軽にソイミートが販売されているので始めやすいと思います。
まとめ
2022年に美容業界で流行りそうなもの「クアンクメイク」と「プラントベースダイエット」について解説しました。
新型コロナウイルスの影響により健康意識が高まっていること、また見た目も身体もナチュラルなものが好まれることが予測されます。
まだまだ新型コロナウイルスの影響を受けそうな2022年、美容業界で実際にどんなものが流行るのか楽しみですね!