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美容業界で働く女性必見!冷えの原因と対策

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夏に向けて、外は暑く室内は冷房が効きすぎているという日が増えていきます。

美容業界で働く女性たちも、サロンやクリニック、化粧品売り場の温度は、お客様に合わせていることが多いため、寒さに悩む女性も多いものです。

また服装も薄着になったり、冷たいものばかり食べてしまいがちになるため、夏場の方が内臓まで冷やしてしまうことが多いのです。

「夏場になると毎年肌荒れしたり、体調を崩す」という女性は結構多いものです。

もしかしたらその夏場の体調不良、『冷え』が原因かもしれません。

美容業界で働く女性にとって、一年中「美のプロフェッショナル」として健康で美しくありたいと思うのは、当然のことではないでしょうか。

今回は美容業界で働く女性に知ってほしい「冷え対策」について解説していきます。

「冷え」とは?

昔から「冷えは万病の元」といわれていますが、冷えが身体によくないというのは誰もが知っていることではないでしょうか。

しかし成人女性の半数以上がこの「冷え」に悩まされており、男性よりも女性に多く見られます。

女性は男性に比べて筋肉量が少なく、生理周期によってホルモンバランスが変わることがあるため、男性よりも冷え性になりやすいといわれています。

末端の血行が悪くなり、体温が下がってしまうため手足が冷たく感じてしまいます。

冷え性は診断とする検査や特別な治療法もありませんが、東洋医学では『未病』と呼ばれ、

病気になりやすい原因の一つとされています。

冷えの定義もあいまいですが、放置すると美容や健康に悪影響となり、身体のあらゆる不調を引き起こしてしまうことがあります。

冷えの原因

ここからは女性が冷えに悩む原因となることについて解説していきます。

また夏場特有の冷えの原因についても言及していきます。

運動不足

身体の熱は約6割が筋肉で作られている、といわれています。

そのため普段から運動不足になりがちで、筋肉量の少ない女性ほど冷え性になりやすい傾向があります。

生理(鉄分不足)

女性には毎月生理があり、これによって大量の血液が失われます。

失われた血液の代わりに新しい血液を作るため、大量の鉄分が使われるため鉄分不足になりがちです。

鉄分不足になると身体に酸素を運ぶヘモグロビンが減少し、貧血、血行不良になるため冷えが起こるとされています。

ストレス

ストレスがかかると身体は緊張状態になり、血管が収縮してしまい、血行不良・代謝低下が起こります。

そのため自律神経が乱れ、身体の体温調節機能にも影響が生じ、末端に十分な血液が届かなくなり冷えの原因となってしまいます。

喫煙

タバコを吸うと身体を錆つかせ、老化の原因となってしまう活性酸素が大量に発生し、血行や代謝の妨げになってしまいます。

また喫煙によって内臓機能が下がってしまうため、身体が冷えやすくなってしまいます。

個人的な見解ですが、美容業界で働く女性は喫煙率が高いイメージがあります。

夏場特有の冷えの原因

冷房の効きすぎ

働く女性が冷えを感じる環境で最も多いのが職場であるといわれています。

暑い時期のサロンやクリニックなどでは、外から来られるお客様に合わせて温度を設定していることが多く、冷えやすい環境にさらされている場合があります。

薄着

職場によってはスカートや半袖などの制服着用が求められている場合もあり、それも冷えの原因となっていることもあります。

冷たいものの摂りすぎ

冷たいものの摂りすぎも、冷えの原因となってしまいます。

症かに適した胃腸の温度は37度前後であり、暑いからとアイスなどの冷たい飲み物や食べ物ばかり口にしていると内臓が冷えて消化機能が低下し、冷えに繋がりやすくなります。

冷えによる身体の不調

冷えが身体によくないことは何となく理解いただけたと思いますが、具体的にはどのように身体に不調をきたしてしまうのでしょうか。

もしかして、夏の不調は冷えが原因かもしれません……

以下のような不調を感じる人は要注意です。

●髪の毛や肌の乾燥

●目元のクマ

●顔色が悪い・くすむ

●下痢・便秘

●むくみ

●肩こり

●食べないのに痩せない・太る

●化粧糊が悪い・ごわつきなどの肌トラブル

冷えは身体の不調だけでなく、血行が悪くなってしまい、肌や髪の毛にも栄養が行き届かなくなってしまうため、美容面にも大きな影響を与えてしまいます。

冷え性対策

冷え改善するには、何といっても「身体を冷やさない事」と「身体を温めること」が大切です。

湯船に浸かる

冷えの改善には、身体を温めることが一番の対策です。

「夏場の身体に不調がある」「身体が冷えている」と自覚のある女性は、積極的にしっかりと湯船に浸かることが身近な冷え対策です。

湯船に浸かることでストレスの緩和・リラックス効果も期待できます。

夏はシャワーだけで済ませてしまう人も多いですが、冷えを予防するにはしっかりと湯船に浸かることが大切です。

38~40度のお湯に10分以上浸かることが理想とされています。

しっかりと湯船に浸かることにより、副交感神経が優位になり、手足などの末端まで血行が良くなります。

湯船に浸かることにより水圧・浮力によって筋肉の緊張の緩和・冷え・むくみの解消に効果があります。

また湯船に浸かる際、冷えに効果のある入浴剤を使うのもオススメです。

メントール配合の入浴剤は夏にオススメの清涼感を得ることができ、炭酸入りの入浴剤は血行の促進を促します。

また好きな香りの入浴剤を使うことでリラックス効果も高まります。

服装に気を付ける

ほとんどのサロンでは冷房が良く効いていることがほとんどだと思いますが、寒さを感じる場合はカーディガンを羽織ったり、ひざ掛けをかけるようにします。

また足先は身体の中で最も冷えやすい場所なので、冷えを感じる人はストッキングの上から靴下を重ね履きするのもオススメです。

手首・足首・首回りの首と名の付く箇所、おなか回りを温めると血流が良くなり、より冷えに効果的です。

しかし、無理な重ね着で身体を締め付けると血行が悪くなり、逆効果になってしまいます。

制服が決まっていて重ね着が難しい場合、美容師やエステティシャンなど座っている時間が少ない職種の場合は腹巻やインナー・使い捨てカイロで対応します。

夏場でもカイロや腹巻を使っている人は意外と多いものです。

使い捨てカイロは張るタイプのものがオススメで、筋肉の凝り固まりやすい箇所・血流の悪くなりやすい腰や肩甲骨と肩甲骨の間などのに貼るのがオススメです。

適度な運動

筋肉を付けることにより、代謝が上がり、冷えの改善に繋がります。
夏場は暑さのため、野外での運動は熱中症の元になってしまったりしてしまいますが、室内でできる、寝る前のヨガやストレッチなど、身近なところから運動習慣を取り入れるのが好ましいです。

身体を温める食べ物・飲み物を摂る

身体を温める食品として “生姜” は有名ですが、生姜以外にも身体を温める食べ物は多く存在します。

東洋医学では、身体を温める食品は『陽』冷やす食品は『陰』と呼ばれています。

身体を温める食べ物の特徴として、寒い地方で育つもの、冬に旬の食べ物、黒や赤・オレンジなどの色の濃い食べ物、土の中で育つ食べ物が身体を温める食べ物と覚えておくといいでしょう。

またキムチやヨーグルトなど、発酵食品も身体を温める食品として知られています。

身体を温める食材

●野菜……ネギ・にら・玉ねぎ・人参・かぼちゃ・唐辛子・ごぼう・カブ

●動物性たんぱく質……豚・牛などの赤身肉・エビ・鮭・ヨーグルト・チーズ

●飲み物……日本酒・甘酒・白湯・レモンティー

●その他……味噌・キムチ・醤油・黒ゴマ・黒砂糖・ひじき

身体を冷やす食べ物

●野菜……きゅうり・トマト・なす・レタス・ゴーヤ・大根・キャベツ

●動物性たんぱく質……馬肉・鴨肉・しじみ・あさり・蟹

●飲み物……ビール・コーヒー・牛乳・豆乳・白ワイン・緑茶

●その他……枝豆・豆腐・白砂糖

まとめ

冷えは女性に多く現れる未病の一つであり、まさに「百害あって一利なし」といえます。

これから暑さが増すに連れて、冷房対策・冷え対策を万全にしたいものです。

今回紹介した冷え対策を取り入れ、この夏を健康で美しい身体や肌で働けることを応援しています。

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