2025年に大阪万博が開催されますが、美容業界においても2022年1月12日から14日までの3日間、東京ビッグサイトにて美容・健康食品EXPOが開催されます。
今回の美容EXPO以外にも実は多くの美容に関する万博が開催されており、美容業界の人たちに新しい商品を紹介したり、企業同士を結ぶきっかけとなる美容万博ですが、実際にはどのようなイベントなのでしょうか。
今回は美容・健康食品EXPOについて解説していきます。
美容業界で働く人、美容EXPOに興味のある人は参考にしてみてください。
美容・健康食品EXPOとは?
2022年、美容・健康食品EXPO(インナービューティEXPO)とは、RX Japan株式会社の主催する美容業界の展示会です。
RX Japanは1986年に設立され、出展社と来場者が真剣な商談を行う本格的な商談展として美容業界に関わらず、34の分野で年間84回の見本市を開催している日本最大の見本市主催会社です。
日本を世界市場の中心にすべく、見本市を通して人と人、企業と企業を繋ぎ、見本市を通してビジネスの拡大に貢献している企業です。
美容・健康食品EXPOは美容ドリンク、健康食品、OEMなどのインナービューティ商材に特化した専門展示会です。
今回で5回目の開催となる美容・健康食品EXPO(インナービューティEXPO)ですが、同時開催されるのが
●第10回 国際化粧品展(COSME TOKYO)
●第2回 国際エステ・美容医療EXPO(ESTHEC JAPAN)
●第1回 化粧品マーケティングEXPO
です。
美容・健康食品EXPOの特徴として、最新のインナービューティ商材を直接見て・試して、一度で比較・検討できるという点です。
新原材料を使用した美容ドリンク・サプリメントなど、最新の製品が多数出展されるため、多店との差別化を図るきっかけを作ったり、売り上げアップに繋がるチャンスとなります。
また来場者は約20,000人の人が来場し、小売店、ECサイト関係者、サロン、健康食品メーカーなどの美容用に特化した業界の方々が来られます。
製品の仕入れだけではなく、オリジナル商品のOEMの相談もできるため、多くの美容業界人が美容・健康食品EXPOを活用しています。
OEMとは製造メーカー(OEMメーカー)が他社(発注元)の名義やブランドの製品を製造したり、もしくはその受託側の企業のことを指します。
出来上がった製品は発注元がOEMメーカーから仕入れる形で自社製品のブランド名、型番を付けて販売します。
OEMメーカーはすべての製品をOEMとして製造し、発注元に納品します。
出展社は美容関連や卸、製造メーカーなどの650社が出展しています。
そのため各々の業界の最新トレンドを把握することができ、国内外の最新のコスメや美容機器など、あらゆる美容商材が集結します。
さらには市場傾向、マーケティング・ブランディング、IT活用、サロン経営、集客、美容医療、美容食品、健康食品、流通やEC戦略などの様々な分野のスペシャリストによるセミナーも開催されるため、業界の第一人者から最新の動向を学ぶことができます。
2022年1月のセミナーでは、「欧米の健康食品のトレンド」について株式会社グローバルニュートリショングループの代表、薬事法広告研究所の代表による「広告表現のポイント」、ECサイトでお馴染みのアリババジャパンのカテゴリーマネージャーによるEC戦略、中国向けブランド開発やチャネル最適化について日本美粧協会の理事などが壇上に立ち、セミナーをおこないます。
基本的にはBtoBの展示会となるため、一般消費者入場は認められていません。
同時開催される4つの展示会
美容・健康食品EXPOと同時開催される他の4つの展示会には、どのような特徴があるのでしょうか。
COSME Tech TOKYO
化粧品開発展(COSME Tech TOKYO)では原料、OEM、容器パッケージ、研究機器、販促製品、物流などの化粧品の研究・企画開発に必要なあらゆる製品が一堂に出展されます。
国内外から多数の化粧品メーカーが来場し、化粧品開発に関する相談や打ち合わせが活発におこなわれる国際商談展です。
有名なメーカーではシーオーメディカル、(株)三幸グローバル、(株)モナリなどの企業が出展しています。
出展製品は23,000点の出展製品があり、展示会場では実製品に触れることができます。
販促製品、ツール、サステナブル容器、パッケージ、小ロット、短納期OEM、新技術・高機能原料、天然由来原料、機能・サービスなどの特集がされており、美容業界に関わる人には嬉しい展示会となっています。
COSME TOKYO
国際化粧品展(COSME TOKYO)とは、日本国内だけでなく世界各国の化粧j品が一堂に出展される日本最大の化粧品専門展であり、日本および海外の小売店、通販、サロン、庄屋の仕入れバイヤーやディーラーが多数来場し、最新コスメの仕入れに関する打ち合わせが活発におこなわれる国産商談展です。
併設セミナーでは、店舗やECサイトの売り上げアップに繋がる戦略やAI活用法などについて学ぶことができます。
コスメのEC戦略について壇上するのはZOZO TOWNのカテゴリ推進本部の本部長による講演や、業界の現状とこれからについて資生堂の取締役常務による講演、日本化粧品検定の代表理事によるマスク社会のトレンド分析などが講演されます。
SDGsコスメ、海外コスメ、韓国コスメ、高付加価値コスメ、ヘア・頭皮ケア、フェムケア、メイクアップツールなど、最新のものが展示されます。
ESTHEC JAPAN
国際エステ・美容医療EXPO(ESTHEC JAPAN)では、エステサロン、美容医療クリニック向け製品・サービスに特化した専門展です。
美容機器、美容医療機器、ホームケア機器、化粧品、店舗機器やサービス、店舗用品、備品などが出展されます。
エステサロン、美容医療クリニック、リラクゼーションサロン、卸などが国内外から多数来場し、製品の仕入れや代理店交渉などの商談がおこなわれます。
クリニック向けのコスメや機器、クリニック・エステ対応の高機能コスメ、集中力アップツール、美容機器・美容医療機器などが展示されます。
併設セミナーもあり、エステサロンでお馴染みのスリムビューティハウスの取締役による「勝ち残るエステ」についての講演やハリウッド大学院大学の教授兼日本化粧品検定協会 副理事による「美容業界のネットマーケティング」、たるみとシワ予防について医療法人の美容クリニック副院長などの講演会が開かれます。
化粧品マーケティングEXPO
今回初めて同時開催される「化粧品マーケティングEXPO」は、化粧品マーケティングに特化した専門展となっています。
化粧品のブランディング、販促、顧客のロイヤル化、海外進出などを実現するサービスが出展され、初めての「化粧品マーケティング」に特化した専門展です。
化粧品メーカーのマーケティング、販促担当、製品企画・開発担当などが来場し、化粧品マーケティングに関する相談や打ち合わせがおこなわれます。
併設セミナーでは化粧品やマーケティングの最新トレンドについて、全120公演が同時に開催されます。
まとめ
新型コロナウイルスの影響が懸念される美容・健康食品EXPO、COSME WEEKですが、参加者全員へのマスク着用の徹底、全参加者への検温、看護師の医務室への常駐、参加者全員への手指消毒、窓の開放や空調設備による常時換気、セミナー会場でのソーシャルでディスタンスの確保など、様々な対策をおこない徹底的な感染対策をおこなっているようです。
今回はCOSME WEEKとして、美容・健康食品EXPO、化粧品開発展、国際化粧品展、国際エステ・美容医療EXPO、化粧品マーケティングの5つの展示会が東京ビッグサイトで開催されますが、美容・健康食品EXPO、化粧品開発展、国際化粧品展の3つの展示会に関しては2022年9月末には関西でもインテックス大阪にて開催される予定です。
筆者は大阪在住なので、9月の美容EXPOに参加しようと思っています。
興味のある人はCOSME WEEKについていろいろと調べてみてください。