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美容師免許は必要?ヘッドスパの資格4選について徹底解説

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頭部をケアし、癒しやリラックス効果を提供するのがヘッドスパの魅力です。

ヘアサロンやエステなどでヘッドスパをメニューに取り入れる美容系のサロンが増えてきており、ヘッドスパの施術が一般的なものとなってきました。

また最近ではヘッドスパを専門に扱う “ヘッドスパ専門店” も増えてきています。

ヘッドスパの施術を行うにはいくつか方法があり、美容師免許がなくてはできないものと美容師免許がなくても施術ができる方法もあります。

安全な施術をおこない、信頼性の高いサービスを提供するには正しい知識と技術が必要です。

今回はヘッドスパをおこなう為に必要な資格や、ヘッドスパ専門の資格について解説します。

また美容師免許がなくては行えないヘッドスパとなくてもおこなえる施術の違いについても合わせて解説していきます。

ヘッドスパを取り入れたいと思っている美容業界で働く方は、参考にしてみてください。

ヘッドスパを行うには『美容師免許』は必要?

2010年くらいまで美容室が積極的にヘッドスパを取り入れるようになったのは、美容師の見習いアシスタントにヘッドスパを担当させ、客単価を上げることが可能になったためといわれています。

その後ヘアサロンでおこなわれてきたヘッドスパの需要を受け、ヘッドスパ専門店が増加してきました。

ヘッドスパを施術するにあたり、美容師免許が必要な場合とそうでない場合があります。

ヘッドスパの施術には、水やオイルを使用し髪質・頭皮ケアまで行うウェットタイプのヘッドスパと、洗髪をおこなわずリラクゼーションとしてのドライタイプのヘッドスパとの2種類が大きく分けてあります。

洗髪・シャンプーをおこなうウエットタイプのヘッドスパの施術は美容師免許が必要であり、ドライタイプのヘッドスパであれば美容師免許がなくても施術することは可能です。

厚生労働省により、シャンプーに関して、理容師・美容師の業務として確立していると回答されており、洗髪行為が理容師・美容師の資格を必要とするという美容師法を定めています。

参考サイト:美容師法 | e-Gov法令検索

国家資格である看護師・介護士などによる、業務範囲における洗髪行為は認められている場合がありますが、基本的には美容師免許がなければシャンプーや水を使ったヘッドスパの施術をすることはできません。

一方でドライヘッドスパはリラクゼーションの一環であると考えられており、水を使わないため美容師免許がなくても施術することが可能です。

多くのヘッドスパ専門店では洗髪をおこなわず、癒しやリラクゼーションとしてのドライヘッドスパを取り入れる店舗も多くなりました。

ドライヘッドスパの施術は、鍼灸の経路や頭のツボを刺激したり、顔につながる筋膜を緩めるなどの施術が主流となっています。

しかし安全な施術やお客様に信頼していただけるサービスを提供するには、ヘッドスパについて正しい技術と知識を身に付けることが大切です。

間違った施術をしてトラブルが発生してしまう可能性もあります。

このようなリスク回避の意味でも、ヘッドスパを施術として取り入れたいのであれば、資格取得を目指すことが望ましいとされています。

ヘッドスパの資格

お客様に満足してもらえるヘッドスパの施術をするために、頭皮に関わる専門知識や高い技術が必要です。

ヘッドスパの資格はそれを証明する一つの手段であり、またサロンに就職する際も有利に働くことが多くあります。

ここでは代表的なヘッドスパの資格について紹介していきます。

ヘッドマイスター認定講座

一般社団法人 ドライヘッドスパ協会が認定するドライヘッドスパの資格です。

ヘッドマスター認定講座は、ドライヘッドスパの技術と理論習得することができます。

医師監修の学習内容で、脳疲労改善方法の手技や脳構造や頭部の血管・神経など、頭皮診断方法やアドバイス方法なども習得することができます。

誰でも受講することが可能であり、費用は353000円で7日間の講習を受ける必要があります。

実施会場は東京・大阪・沖縄の3か所で受講が可能です。

またヘッドマイスター認定講座を受講すれば、月に一回の補講が無料で受けることができます。

技術のスキルアップ、接客方法や企画力アップの講習を受けることができます。

一般社団法人ドライヘッドスパ協会 

ヘッドマッサージ資格

一般社団法人 日本ヘッドセラピスト認定協会の認定する『ヘッドマッサージ資格』は1~3級の資格があります。

3級ではアロマヘッドセラピーについて学び、1日で習得が可能です。

アロマオイルを使用したヘッドセラピーの手技や効果を学習します。

費用は54800円で実施会場は東京・大阪・名古屋の3か所で受けることが可能です。

2級ではヘッドマッサージの基礎知識や技術を習得することができ、施術中に起こりやすいトラブルや注意点についても学ぶことができます。

費用は54800円で、2・3級は誰でも受講することが可能です。

1級では整体法について学習し、お客様へのアドバイス方や顧客ターゲットの選定、集客方法などの接客スキルや経営スキルなども学ぶことが可能です。

1級に関してはヘッドマッサージ2級を受講した人であれば受けることができます。

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会

ヘッドスパニスト養成講座

理容師・美容師を対象にしたヘッドスパニスト養成講座は、先ほど紹介した日本ヘッドセラピスト認定協会が主催する資格です。

座学ではヘッドマッサージの理論、ドライヘッドにおけるほぐし方、整体法について学びます。

また美容師講習会では聞けないようなカウンセリング方法からアフターケアまでのノウハウを学ぶこともこの講座を受講するメリットの一つです。

3日間の完全個人レッスンで費用は教材費込みで216000円、大阪で開催されています。

他店との差別化をはかる方法などのサロン経営に関する知識も学べるため経営者を目指す方にもオススメの資格です。

資格講座一覧 – ヘッドマッサージ・ヘッドスパ資格講座

ヘッドスパ検定

美容師・理容師・美容専門学校生を対象とした『ヘッドスパ検定』は、一般社団法人日本ヘッドスパ協会が認定する資格です。

1~3級まであり、ヘッドスパニストとしての知識・技術を評価する資格です。

3級では専門学生を対象にヘッドスパの必要性と基本的な技術理論について学び、ヘッドスパの基礎技術の習得を目指します。

2級では美容師・理容師免許を取得した人を対象に、ヘッドスパをおこなうにあたり必要な生理学・解剖学・皮膚科学などについて学びます。

実技講習では、お客様に施術後すぐに満足してもらえる技術を習得します。

1級はヘッドスパ検定2級の合格者で認定スパリスト会員であれば受験することが可能です。

座学講習ではストレスが与える髪や頭皮への影響について学習し、技術面ではストレス状況の判断やそれに対応するための技術などの高度なテクニックについて習得していきます。

ヘッドスパ資格 – 一般社団法人日本ヘッドスパ協会

まとめ

ヘッドスパは美容師免許がないと行えない洗髪を含むウエットヘッドスパと、美容師免許がなくてもエステサロンやリラクゼーションサロンでも施術可能なドライヘッドスパと大きく分けて2種類あり、それぞれ資格があります。

美容業界で働く人として施術の幅を広げたい、ヘッドスパの資格を取りたいと考えている人は参考にしてみてください。

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