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美容業界でブラック企業を見極める!求人・面接・内定後の特徴とは?

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美容師の離職率は1年以内に2人に一人、10年以内に9割がやめるといわれているほど離職率の高い職業です。

また美容業界はブラックといわれることも多く、比較的離職率の高い傾向にあります。

その理由は現実と理想のギャップであったり、労働内容が予想以上に過酷であったためということが多くの理由です。

その一方で、美容業界でも休みや給与が充実している職場もあります。

「せっかく採用してもらったけど、あまりにも理想と現実がかけ離れている……」とならないように、応募や面接の時点で気づきたいものです。

今回は美容業界におけるブラック企業の見極め方について解説していきます。

美容業界への就職、転職を考えている方は参考にしてみてください。

ブラック企業の特徴

ブラックといわれがちな美容業界ですが、どのような職場がブラック企業に該当するのでしょうか。

厚生労働省ではブラック企業の定義をしていませんが、ブラック企業にはいくつか共通した特徴があります。

●長時間労働や厳しいノルマ
●サービス残業やパワハラなどの企業全体のコンプライアンス意識の低下
●上記の中で従業員の過度の選別をおこなう

などがあります。

厚生労働省では明確な定義は定められていないため、人それぞれ感じ方によってそれぞれ多少の差があります。

具体的にはどのような特徴があるのか、紹介していきます。

人手不足による残業

ブラック企業は離職率が高いため、慢性的に人手不足の職場がほとんどです。

そのため接客以外にも店舗の掃除や在庫管理などの1人あたりの仕事量が明らかに多かったり、拘束時間が長い傾向があります。

しかし美容業界では営業後にレッスンがあることも多く、拘束時間が長いのはある意味仕方のないことといえます。

美容業界では定時で帰れること自体がそもそも難しいかもしれません。

残業代が出ない

法外な残業を強いる一方で、残業代がきっちり出ないのはブラック企業あるあるです。

一般的に多いのは、みなし残業として30~40時間程度の残業代をあらかじめ給与に組み込んでいるケースです。

あらかじめ残業代が加味されているなら仕方がないと思うかもしれませんが、みなし残業の2・3倍残業しているような人も多くいます。

みなし残業の超過分は別途残業代として支給されるべきですが、超過分に関して支給されないことがほとんどです。

残業代をきっちり出す店舗や企業であれば早く帰ろうという文化になりますが、残業代が出ないところであれば働いてもらうだけ特になるので、使い倒されるということも多くあります。

休日が少なく有休もとれない

慢性的な人手不足やノルマの厳しい会社では休日が少なく、有給も取りづらいのがブラック企業の特徴です。

休日が少ないだけならともかく、休日出勤の代休を勝手に有給扱いにされるということもあります。

研修制度が充実していない

ブラック企業では研修が充実していないだけでなく、研修自体がないところもあります。

入社してすぐに実務が始まりとりあえず業務をおこなうように無茶振りされ、見よう見まねで覚えるしかないということは結構あるものです。

美容業界の仕事は技術職であることが多く、研修をきっちり行ってくれない場合は顧客の不満足につながる場合も多くあります。

そのような企業がいつまでも続くと考えづらいものです。

よく言えば個人のやりやすいようにすることができますが、最初は混乱することも多くあります。

新人に冷たい

新人に冷たいのもブラック企業の特徴です。

ブラック企業は離職率が高く頻繁に人の入れ替わりがあるため「どうせやめるから仲良くしても時間の無駄」と思われ、挨拶すらしてもらえないということもあるようです。

ある程度続けて信頼関係ができると徐々に打ち解けて会話ができるようになりますが、それまでは居心地悪いということが続きます。

ブラック企業の見分け方

どうせ働くなら長く勤めたいと思うのは当然のことです。

そのためには入社する前にブラック企業かどうか見極める必要があります。

求人広告・面接や説明会・面接後でわかる、ブラック企業の見極め方を紹介していきます。

求人広告からブラック企業を見極める

まず給料が異常に高かったり、給与額に幅があるところは要注意です。

給与というのは仕事によって概ね相場がきまっており、相場を大きく上回るところは裏がある可能性が高いです。

例えばよく見ると「残業代を含む」と小さく記載されていたり、厳しいノルマをこなして初めて受け取れる金額ということもあります。

入社してみたら結局求人条件の半分程度しかもらえなかったということもあります。

「300~800万円」など、やたら給与に幅がある場合も厳しいノルマが課せられている可能性が高いです。

また求人が常にあるところも怪しいです。

求人が常にあるということは人手が常に足りていないということです。

そして人手が常に足りていない場合、離職率が高いということが考えられます。

入社してみたら人手不足で仕事が回らず、残業や休日出勤だらけだったなんてこともあり得ます。

やたらと明るいキャッチコピーが並んでいる求人も要注意です。

「アットホームな職場」「ノルマなし」「やるだけ評価される会社」など、やたらポジティブなキャッチコピーの求人にも注意が必要です。

例えばアットホームな職場を売りにしていた企業に就職してみたら、社内ですでに関係が固まっていて新人が馴染みづらいということもあるようです。

「努力」「根性」「熱意」「感動」「夢がかなう」「やる気」など、入社してみたらゴリゴリの体育会系の職場で、休みがないのが美徳というような企業もあります。

また若手を押しにするような会社も要注意です。

「若手が活躍する会社」「若手がメイン」「平均年齢28歳」など、若い自分でも活躍できそうと思うかもしれませんが、若手が多いということは会社に定着する人が少ないということです。

10年、20年と務める人がいれば若手中心にはならないからです。

面接・説明会でブラック企業を見分ける

ブラック企業は求人広告だけでなく、説明会や面接でも見分けることができます。

注意すべき点は、説明会の内容に具体性がない、努力や根性を主張する、面接がやたら短い、質問に答えなかったり回答が曖昧という場合です。

仕事内容や残業時間などの具体的な部分に触れず、抽象的な内容で説明会を終える場合は気を付けたほうがいいです。

説明する人の語彙不足という場合もあるかもしれませんが、意図的に具体性を隠している場合が多いです。

具体的なことをいってしまうとブラック企業であると気づかれるためです。

説明会や面接の際に疑問に思う事があれば思い切って質問してみてください。

回答が曖昧であったり、はぐらかされるようであれば、ブラック企業である可能性があります。

また説明会等で「根性」「熱意」「努力」など、やたら体育会系の言葉を強調してくる場合は注意が必要です。

社員のモチベーションアップには必要なことかもしれませんが、具体性がなく努力や根性で何とかなると主張する会社は社員に過酷な労働を強いったり、パワハラが当たり前になっている可能性もあります。

さらに面接の時間が異常に短い場合も要注意です。

面接はこれから一緒に働く人を厳選する場なので、1時間程度かけておこなわれるのが普通です。

履歴書・職務経歴書などの書類だけではわからないことも多いためです。

しかしブラック企業は常に人手不足なため、社員を道具のように扱うことも多く、人となりよりも人員確保を優先している可能性もあります。

また選考もなく、面接の最後に即「採用です」という会社も気を付けたほうがいいです。

自分を強く買ってくれたと思っていたら、誰でもいいから入社して欲しいという場合もあり、ブラック企業あるあるです。

内定の速さでわかるブラック企業

内定の連絡がやたらと早い、また内定の返事を急かせてくるという会社も注意が必要です。

ブラック企業はなるべく人手を確保したいため、内定の連絡が早いことも多々あります。

一般的に最終面接から内定まで3~1週間ほどの時間を取りますが、これよりも極端に早いなら要注意です。

企業によって期間が異なるため、内定が早ければブラック企業というわけではありませんが、内定の返事を急かせてくる場合はさらにブラックである可能性が高いです。

人手不足で少しでも早く人員を確保したい場合は返事を急かされることもあり、そうなると冷静な判断をなくしてしまいます。

企業側としてはそこが狙いなのかもしれません。

まとめ

基本的にブラックといわれる美容業界の仕事ですが、その中でも自分に合った職場で働きたいものです。

研修制度などが充実していない、福利厚生がしっかりしていないなど、面接時にしっかりと確認することが大切です。

就職に失敗したと思わないように応募した会社がどのような会社なのか、面接や求人広告、内定連絡などを参考に、納得のいく職場で働きたいものです。

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