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コロナ禍の「プチ整形」美容整形への意識変化と失敗を防ぐには?

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一昔前に比べて身近になっている美容整形手術ですが、最近ではメスを使わない、いわゆる『プチ整形』が主流となっており、心理的なハードルは低くなっています。

新型コロナウイルスの影響もあり人と会う機会が減っているため、「この時期に思い切って整形してしまおう」という人が、老若男女問わず多くなってきているのも事実です。

今回は、美容整形について人々の整形手術に対する意識変化やトレンドの施術内容、失敗しないために工夫できることなど、最新の美容整形事情について詳しく解説していきます。

美容整形に対する国民の意識変化

10年前の美容整形のイメージといえば、豊胸手術や隆鼻術など、メスや麻酔を使用する外科的手術のイメージでした。

多くの人が「怖い」「敷居が高い」「人に言えない」「親にもらった身体を傷つける行為」など、否定的であったりマイナスのイメージが強かったのです。

しかし、ここ10年で美容整形のイメージは「手軽」「自分を好きになる手段の一つ」「美容の一環」とポジティブなイメージへとガラリと印象が変わっています。

最近では二重埋没法やヒアルロン酸注入、レーザーによるシミ・しわ取りなど、見た目を大きく変える大掛かりな整形手術ではなく、『切らないプチ整形』で痕も残りにくく、ダウンタイムの短いものが主流となっており、会社帰りに施術をして帰る人も多くいます。

そのため女性だけでなく、男性の施術も増えています。

最近の整形に対する意識として、ガラッとイメージを変えるものではなく、なるべく自然に、現状維持、昔の姿を取り戻したいなどの理由で、美容整形をおこなう人が増えています。

元の姿に不満があるというわけではなく、アンチエイジングやエステ、メイクの時短のような感覚でおこなう人がほとんどです。

従来整形手術であれば数十万~数百万という施術が主でしたが、現在では1万円を切るプチ整形も多く、身体的負担だけでなく、金銭面の負担が減り美容整形の市場が広がった要因の一つです。

その一方で美容医療は自由診療であるため、料金や施術内容は医師の裁量に任されているためあらゆる診療科の医師はもちろん、他業形態から美容整形市場へ参入を狙っている企業も多く、美容整形が多く支持される理由のひとつとなっています。

またスマホやSNSの普及により、美容整形で整形したことを包み隠さず公表する人たちも増えており、一般人だけでなくインフルエンサーや芸能人などもカミングアウトしている人が増えています。

そのおかげで施術したクリニック名や担当医、施術内容、手術の様子、術後のダウンタイム、施術前後の比較や乾燥やアドバイスなど、ネット検索やSNSで美容整形について、欲しい情報を自宅で簡単に得ることができるようになりました。

また整形のカミングアウトに対しても「かわいい」「頑張ったね」「応援しています」など、肯定的な意見や励ましの声などが見受けられます。

美容整形を「隠す時代」から「公表する時代」にシフトしており、整形手術自体が格段に身近になっています。

そのため2015年以降、美容整形を希望する人は7倍以上に昇り、実際に人気の高い目元の美容整形する人は2倍以上、未成年者も2倍以上に増えています。

実際にネットの情報により施術後の仕上がりやダウンタイムなどを事前に調べ、疑問点や質問点をすでに準備して受診する患者さんが増えているようです。

さらにアプリの進化により、気軽に自分の写真を加工して目大きくしたり、輪郭をシャープにしたりすることができるため、整形後の理想の自分の見た目を容易にイメージできるのも、美容整形が身近になった理由の一つです。

美容整形に関して情報を簡単に手に入れる機会が増え、これらの情報が人々の美容整形に対する興味や関心、安心感を与え、美容整形に挑戦するきっかけや、世間の価値観を変える要因となっています。

ここ2年ほど新型コロナウイルスの影響により、リモートワークなどで実際に人に会う機会が減ったことやマスク生活で顔を出さないことが増えたことにより「この機会に整形してしまおう」と思う人が増えたのも、美容整形の需要が増えたことの要因の一つです。

これらは「コロナ整形」「巣ごもり整形」と呼ばれ、術後の腫れや後遺症の懸念されるダウンタイムを人に見られないことも、大きく影響しています。

また韓国や台湾などの海外で美容整形が難しいため、国内の美容整形手術に注目が集まっています。

人気の高い美容整形

自然に見える整形・バレない整形がトレンドとなっている中で、日本人は身体のどこにコンプレックスを感じているのでしょうか。

日本人は目が小さいことや一重、奥二重や二重の幅が小さいなど、目にコンプレックスを抱えている人が多いようです。

次にコンプレックスとして多いのが、鼻先が丸いことやだんご鼻などの鼻についてコンプレックスに感じている人が多くいます。

その他は毛穴やニキビ痕などの肌悩みが多くみられ、美容医療によって肌悩みを解決したいという人も多くいます。

日本人は特に美に対してを顔を中心に見る傾向があるため、顔周りを整えるプチ整形に需要が集まっています。

また、実際に行いたい美容整形の施術として、プチ整形のメスを使わない医療用の細い特殊な意図で二重瞼を作る『二重埋没』に興味がある人がダントツで多くいます。

実際に美容整形では、埋没法が一番多く施術されています。

またマスク生活が続いているためダウンタイムもバレにくいため、軟骨を切り取りすっきりと細い鼻先に仕上げる『鼻尖形成』が2番目に人気の施術となっています。

3位には頬や顔のたるみを改善する『脂肪吸引』がランクインしています。

現在の脂肪吸引は出血や腫れ、痛みが少なく、短時間で施術ができ翌日からメイクが可能なため、人気が集まっています。

整形手術を行う前に……

プチ整形が美容整形の主流となっていますが、美容医療においては価格ではなく、医師の経歴や実績などを重視した方が自身の納得した施術ができます。

またメスを使う外科的手術を行いたい場合、最初から外科手術をするのではなく、プチ整形で変化を見てから挑戦するのがオススメです。

美容整形はクーリングオフ対象外の施術であり、一度契約してしまうと変更することができません。

そして骨を削ったりメスを入れる大掛かりな美容整形を考えている場合、一度手術してしまうと元に戻すことが難しく、人生を左右する失敗になり得ることもあります。

美容整形を受ける際は「なぜ整形したいのか」「顔や身体をどのように変えたいのか」をしっかりと明確にする必要があります。

そのため試しにプチ整形で様子を見てから決めるという方が、結果的に納得できる場合が多いのです。

そしてクリニックによって様々な考え方があるため、初めから一つのクリニックに決めず、様々な担当医の話を聞いて、最終的に自信の納得のいくクリニックで施術をするべきなのです。

まとめ

美容整形はここ10年で価格も手ごろになり、手軽に受けられる手術となりました。

スマホやSNSで自分の理想をイメージしやすく、美容整形がオープンになったことにより、以前よりも格段に敷居が低く身近なものになっています。

新型コロナウイルスの影響もあり国内で施術を受ける人も増えてきた美容整形ですが、美しくなって人生をハッピーにできる反面、人生を左右する失敗をする場合もあります。

それらを踏まえたうえで「本当に自分にとって必要なのか?」ということをしっかり考えて美容整形に挑んでもらいたいものです。

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