前回、安全にカラコンを楽しむために「カラコン初心者必見!カラコン用語と使用前に受けるべき検査について 」について解説しました。
前回の記事では自分の目にあったカラコンを選ぶために解説しましたが、今回は自分に似合うカラコン・失敗しないカラコンの選び方について解説していきます。
ネットで簡単にカラコンが購入できるようになり手軽に楽しめる一方、「せっかく購入したのに自分に似合わなかった……」という失敗がおこらないよう、自分に似合うカラコンを選ぶにはどうすればいいのかについて解説していきます。
どんな雰囲気になりたいか、一重か二重か、顔のバランスによっても、似合うカラコンは変わってきます。
カラコン初心者の方・自分に似合うカラコン選びに苦戦している方は、参考にしてみてください。
カラコンが似合わない理由
数多くのカラコンが販売され、どれを選んでいいのか迷ってしまうという人も少なくありません。
数多くあるカラコンの中から、自分のイメージぴったりのカラコンを選ぶのは、実は大変です。
「モデルのイメージではとても素敵なのに、自分がいざ使用すると宇宙人のようになってしまった……」と嘆いてしまう人もいます。
なぜカラコンの「似合う・似合わない」がるのでしょうか。
着色直径のサイズが合っていない
カラコンの似合わない原因の一つは “着色直径があっていない” のが原因の一つかもしれません。
「DIA」という表示はレンズの直径を表し、「着色直径」はカラコンの着色部分の大きさを表します。
カラコンを選ぶ際には、DIAよりも着色直径で選ぶのがポイントです。
白目と黒目のバランスの黄金比率は白目・黒目・白目が『1:2:1』のバランスが一番美しい瞳とされています。
着色直径は12.5~14.6㎜のものが主流ですが、日本人の瞳の比率は『1:1.5:1』である人が多いとされています。
そのため実際の黒目より一回り大きいものが、目力が強調され瞳が美しく見えます。
目の小さい人は12.5~12.9㎜、目が大きい人は13㎜以上の着色直径のカラコンを選ぶことをオススメします。
肌馴染み・瞳に馴染んでいない
カラコンを選ぶ際、カラコンの色も似合う・似合わないというのに影響を与え、カラー選びも重要なポイントです。
瞳の色・肌の色によっても似合う・似合わないが出てきます。
瞳の黒い人はダークブラウン系のカラコンが良く似合い、透け感のあるナチュラルブラウンなどの色はカラコンが目立たなくなる可能性があります。
反対に瞳の色が茶色い人は、透け感のあるナチュラルブラウンなど色が良く似合い、ブラック系を選ぶと違和感があるように感じる人もいます。
瞳の色が黒でも茶色でも似合うのはヘーゼルカラーで、どちらの瞳にもしっくり馴染みます。
色白の人であればライトブラウンなどの薄めのカラーが良く似合い、濃いブラック系のカラコンは黒味が強すぎてアンバランスな印象を与えます。
色黒の人はアッシュ・ブラック・イエロー系のカラーが良く合います。
色黒の人がブルー系カラコンを使うと瞳が浮いてしまうため、違和感が出ます。
外見の印象とカラコンのデザインが一致しない
カラコンのデザインも似合う・似合わないに大きく影響します。
外見の印象とデザインが合わないために違和感を感じる・似合わないと感じるのかもしれません。
髪色が暗め、ナチュラルメイクが多く清楚系な印象を与えたい人はカラコンもナチュラル・シンプルでダークトーンのものを選ぶと馴染みます。
髪の毛の色が明るくピンクやパープルなどの目立つ髪色、派手なメイクが好きな人はブルー系、ピンク系のカラコンも似合います。
また着る服によっても似合う・似合わないがあります。
スーツなどのオフィス系であればフチがないものやぼかしフチのものが馴染み、パーティなどの華やかな服装であればブルー系・グレー系の色でも似合います。
カラコンを初めて選ぶのに適したカラコンは?
カラコン初心者・どうしても自分に似合うカラコンがわからないという場合は、ナチュラル系ヌーディカラーを選ぶのがオススメです。
少しずつ色味の濃い色、明るいカラーにしていき、自分に似合うカラコンを選んでいくのが効率的です。
最初は着色直径の小さいものから選ぶと馴染みやすく、自然な印象になります。
またお手入れのいらないワンデータイプのものを選ぶと、メンテナンスもいらず手軽にカラコンを楽しむことができます。
印象別カラコンの選び方
ナチュラルな印象にしたいのか、ハーフ顔に近づけたいのかによっても選ぶカラコンは変わってきます。
ナチュラル系・清楚系
ナチュラル系のカラコンは馴染みやすく、派手過ぎず裸眼のように見えるので、オフィスや学校など、可愛くキレイにあまり目立たないように盛りたい場合はブラウン・ブラック系のカラコンがオススメです。
日本人の肌の色は黄身がかっており、ブラックよりもブラウン系のカラコンがオススメです。
また日本人の目の色は多くの場合真っ黒ではなく茶色がかっているため、ブラウン系のカラコンであれば馴染みやすいので、カラコン初心者でも扱いやすいのが特徴です。
自分に近いカラーを選べば、どんな髪形やメイクにも合わせやすくなります。
ハーフ系・透明感重視
目鼻立ちがハッキリしている人・ハイトーンの髪色の人であればハーフ系のカラコン、ブルー・グレー系のカラコンが良く合います。
モデルのようなハーフ顔になりたい、カラコンに慣れてきてちょっと派手にしたい、コスプレに合わせたいという時にもオススメです。
グレー系・ブルー系のカラコンは顔の印象をガラッと変えることができるので、ファッションやメイク、ヘアスタイルの幅も広がります。
グレー系のカラコンは目の色素が薄く見えるため、ハーフのような雰囲気を出すことができます。
人形のような透明感のある瞳・コスプレを楽しむ際は、ブルー系のカラコンもオススメです。
目の形・顔のバランス別 カラコンの選び方
一重か二重か、顔全体のバランスによっても似合うカラコンは変わってきます。
一重まぶた
一重まぶたで目が小さく見えがち、大きく目をみせたいという場合には、カラコンのフチがハッキリしているものがオススメ。
黒目を強調させることができるため、瞳の目立つ明るい印象になります。
着色直径が黒目の境界線と同じくらいのものを選ぶか、少し小さめのものがオススメです。
奥二重
クールな印象の奥二重をかわいらしい印象に見せたいのであれば、瞳が大きく見えるカラコンがオススメです。
デカ目に盛れるグラデーションタイプのものは、瞳を大きくかわいらしい印象に仕上げてくれます。
メイクのコツとしては、シャンパンベージュ系のアイシャドウを使用することにより、よりナチュラルに仕上がります。
二重まぶた
日本人の二重で多いのが幅の狭い二重まぶたです。
幅の狭い二重まぶたは二重のラインが目立ちにくく、かえって目が小さく見えるという悩みを持つ人が多くいます。
幅の狭い二重まぶたに悩んでいる人は、膨張系カラーのカラコンがオススメです。
ヘーゼルナッツカラーを選べばハーフ顔に、オレンジ系のカラコンであればナチュラルに盛ることができます。
より目
より目の人は顔の中心が中央にによっているため、顔が大きく見えてしまいがちなことに悩んでいる人が多くいます。
より目が気になる場合、縁の細い立体感のあるカラコンがオススメです。
特にブラウン系のフチの細いカラコンは目尻が強調され、目が横に大きく見える効果があります。
離れ目
のっぺりとした印象を与えてしまう離れ目の人は、目が小さく見えがちです。
離れ目のコンプレックスを解消するには、フチの細い立体感のあるカラコンがオススメです。
立体感のああるカラコンは目頭が強調されます。
またフチが細いため瞳の大きさと違う着色直径、カラーでも自然に馴染むのが特徴です。
たれ目
子供っぽい印象に見られがちなたれ目ですが、メイクを濃くするとくどい印象になりがちです。
ブラウン系ナチュラルカラーのカラコンであれば、自然にかわいらしく盛ることができます。
また子供っぽい顔を大人っぽく見せるには、ブルー・グレー系のカラコンを付けることによ大人っぽく、クールでかっこいいイメージに変えることができます。
つり目
目尻の吊り上がっているつり目の人は、きつい顔立ちに見られがちです。
きつい印象を柔らかいものにするには、グレー系・アッシュ系のフチのないカラコンを選べば柔らかい印象を与えることができます。
まとめ
化粧品と同じくらい様々なカラー・デザインのあるカラコンですが、選び方を間違えると目元だけ浮いてしまい、全体としてアンバランスになりがちです。
初心者であればなるべくナチュラルなものから始め、慣れてきたら縁取りのハッキリしているもの、瞳と違った色に挑戦するという方法がオススメです。
今回の記事を参考に、自分にぴったりのカラコンを選んでみてください。