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脂肪吸引ってどんな手術?メリット・デメリットについても徹底解説

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ダイエットに挑戦してもなかなか痩せない・思ったような結果が出ない、リバウンドしてしまう……など、ダイエットは現代の女性の多くが関心のある美容分野ではないでしょうか。

ダイエットに悩む方多くの方が興味を持っているのが脂肪吸引です。

脂肪吸引は食事制限や運動の必要がなく、難しい部分痩せも可能であると人気の施術です。

しかしメスを入れておこなう外科手術であるため、メリット・デメリットの両方があります。

そもそも脂肪吸引とは、どのような施術であるかよくわからないという人も多いと思います。

今回は、脂肪吸引について詳しく解説していきます。

脂肪吸引とは

脂肪吸引とはその名の通り、身体についている脂肪を吸引する施術です。

脂肪吸引にはいくつか方法がありますが、現在主流となっているのは『カニューレ吸引法』という方法であり、3~7㎜程度の小さな穴を開けそこから脂肪を吸引する手術です。

皮膚の下に専用の『カニューレ』という吸引管を挿入し、皮下脂肪を取り除きます。

脂肪吸引では内臓脂肪を取ることはできず、皮膚の下の皮下脂肪のみを吸い出し、吸引した部分を細くすることができます。

脂肪吸引は皮下脂肪細胞の脂肪細胞の数自体を減らすことができるため、一度施術をした部分は太りにくく、リバウンドしづらいという特徴があります。

一般的な食事制限や筋トレによるダイエットでは、脂肪細胞の大きさを小さくすることができますが、数自体を減らすことはできません。

脂肪細胞が大きくなれば太り、脂肪細胞が小さくなれば痩せます。

一般的なダイエットではなかなか減らすことのできない皮下脂肪に直接アプローチすることが可能であり、皮下脂肪であればどこの部位にでも応用することが可能です。

脂肪吸引であれば脂肪細胞の数自体を減らすことができるため、食べ過ぎや飲みすぎで脂肪細胞が大きくなったとしても、皮下脂肪の数自体が減っているため、リバウンドが起こりにくくなります。

そのため皮下脂肪が多く蓄積している人や部分痩せをしたい人、ダイエットとリバウンドを繰り返し痩せにくくなっている人にオススメの施術です。

内臓脂肪は食生活の改善や運動により減らしやすいのですが、皮下脂肪ではなかなか効果が出にくいという特徴があります。

自分自身の努力ではどうにもできない痩身を実現することができます。

食事制限や運動により体重を落とすダイエットは全体的に細く体重が減りますが、脂肪吸引では体重はほとんど変化しません。

そのため脂肪吸引はあくまで見た目を変える手術です。

脂肪吸引は脂肪を吸い取った部分のみが細くなるため、難しい部分痩せも可能です。

脂肪吸引のメリット

脂肪吸引の最大のメリットは、食事制限やハードな運動をおこなう必要がないという点です。

ダイエットとリバウンドを繰り返してしまう人にとっては最大のメリットといえます。

自発的にダイエットをしなくても、目に見える形でサイズダウンすることが可能であり、自身で行うダイエットよりも短い期間で細くなることができます。

また脂肪細胞自体を減らすことができるため、確実に細くなることができます。

脂肪吸引は手術によって脂肪を吸引するので、その後体重が増えない限りは細くならないということはありません。

いくらでも細くなれるという訳ではありませんが、確実に効果が出ます。

また自助努力によるダイエットでは、体重が落ちても、腰回りや太もも、二の腕などの気になる部分は細くならないのに、胸や顔がげっそりしてしまうということも多くあります。

脂肪吸引であれば気になるところを中心に細くすることが可能であり、部分的に細くすることが可能です。

全体のバランスを見ながら、吸引する脂肪の量を加減することができます。

また吸引した脂肪を胸やお尻などに注入することも可能であり、理想のボディラインを作るのに適しています。女性の画像

脂肪吸引のデメリット

脂肪吸引には確実な部分痩せなど、魅力的な点も多くありますが、メスを使用する手術であるためもちろんデメリットもあります。

まず脂肪吸引は体重を減らす手術ではなく、あくまで見た目を細くする手術です。

身体への負担を考えると、脂肪吸引で取り除ける脂肪の量はそれほど多くなく、体重が変化するほど吸引はできません。

そのため体重を減らしたい人には不向きな施術です。

さらに脂肪吸引の直後は、むくみによって体重が増えることもあります。

また脂肪吸引では内臓脂肪を減らすことはできず、皮膚の下の皮下脂肪のみを減らす手術です。

食事制限などの一般的なダイエットでは、どちらかといえば内臓脂肪から減っていきますが、脂肪吸引では内臓脂肪は減りません。

脂肪吸引は吸引した部分のみの脂肪がなくなるためその部分は脂肪が付きにくくなりますが、脂肪がゼロになるわけではありません。

そのため手術後に過度に体重が増えると徐々に脂肪吸引した部分も太くなってしまいます。

脂肪吸引したからと暴飲暴食を続けていると、リバウンドしてしまうこともあります。

また脂肪吸引には施術から回復までに時間のかかるダウンタイムがあり、施術部位や吸引する脂肪の量によって当日帰宅の翌日からシャワーが可能という場合もありますが、内出血やむくみや腫れなどのリスクも伴います。

これらの症状が落ち着くまで少なくとも1~2週間のダウンタイムがあると考えていた方がいいです。

脂肪吸引は美容医療の中でも比較的大きな手術です。

そのため失敗のリスクももちろんあります。

かならず起こるものではありませんが、一時的なものや治療すればよくなるものもあります。

痛み止めで痛みを抑えることは可能ですが、痛みを伴う手術であると理解しておく必要があります。

医師によって施術後の仕上がりや腫れ、痛みなどに差が出ます。

脂肪吸引は細くなることが目的ですが、仕上がりがキレイでなければ十分な満足感を得ることができません。

よくある失敗例として、傷跡が気になる、左右差がでる、デコボコが目立つ、シワやたるみができる、色素沈着が起きる、血液や体液が溜まることがあるなどがよくある失敗例です。

どのクリニックで施術を受けるかも、慎重に選ぶことが大切です。

脂肪吸引を受けるのであれば、症例写真や動画などを見て自分がいいと思った医師のもとでカウンセリングを受けるようにします。

クリニックによってはいい写真のみを提示している場合もあるので、その点を考慮して様々なクリニックを見ていくことも大切です。

脂肪吸引は効果が確実であるという反面、20万円以上の費用が掛かります。

顔・二の腕であれば平均40万円程度、おなかや腰回りでは平均80万円程度の費用が掛かります。

また一般的なクリニックのHPに記載されている金額以外に、麻酔代や圧迫物品、採血代や診察台など、場合によっては10万円以上上乗せされる場合もあります。

そして脂肪吸引をおこなったからと言って、どこまでも細くなれるという訳ではありません。

もともと皮下脂肪の多い人は効果も大きくなりますが、皮下脂肪の少ない人は効果も少なくなります。

そして脂肪吸引は完成するまでに時間がかかります。

ダウンタイムを終えて1か月程度たつと何となく細くなってきた印象があるかもしれませんが、術後1カ月では触ると固い場所があったり、時々引きつりを起こすような感覚があったりします。

脂肪吸引は、術後半年で完成するようなイメージです。

また脂肪吸引後は圧迫をおこなう必要があり、顔の脂肪吸引であればフェイスバンド、ウエストならウエストニッパーやコルセット、太ももならガードルやタイツを着用する必要があります。

そして脂肪吸引は誰でも施術が受けられるという訳ではなく、持病があったり飲んでいる薬によっては受けられないこともあります。

またBMIが30以上の人や糖尿病などの大きな病気がある場合も、手術を断られることがあります。

まとめ

美容医療の技術の進歩と共に、昔に比べて脂肪吸引も受けやすい痩身手術になってきましたが、まだまだ高額な美容医療であり、リスクも伴います。

部分痩せを確実にしたい人にはオススメの手術ですが、様々なクリニックでカウンセリングを受け、納得のいく手術をおこなうようにしてください。

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