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急増中!「春バテ」とは?症状や対処法について詳しく解説!

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3月に入り気候も温かく、過ごしやすい気候であると感じる人も多くいると思います。

気候的にストレスとは無縁に感じられる春ですが、春先に「なんだか調子がすぐれない……」という人は実は多く、約9割の人が感じているようです。

これを夏バテならぬ『春バテ』と呼んでいますが、春バテの原因や対策はどのようのものがあるのでしょうか。

今回は春バテについて詳しく解説していきます。

「なんだか最近元気がない、肌が荒れる……」などと感じている人は、もしかしたら春バテかもしれません。

春バテとは?

「夏バテ」という言葉は良く聞くという人も多いと思いますが、「春バテ」についてよく知らないという人も多いのではないでしょうか。

春バテとは、その名の通り、春に起こりやすい心身の不調を表します。

激しい寒暖差や春特有の環境の変化など、身体的にも精神的にもストレスによって自律神経が乱れ、だるい、やる気が出ない、睡眠に不調が起こるなど、このような症状が「春バテ」と呼ばれています。

春バテは体調不良だけでなく、やる気が出ない、憂鬱な気分になるなど、肉体的だけでなく精神面での症状も多くあります。

春は1週間の間に最高気温が15℃も違う日があったり、進学や就職、異動や転勤など、生活習慣や人間関係にも変化が起こりやすい時期です。

こうした寒暖差や環境の変化により、

□身体がだるい
□やる気が出ない
□目覚めが悪い
□昼間眠い
□夜眠れない
□イライラする
□いつも以上に肩こりや冷えがひどい

など、一つでも当てはまると春バテの可能性があります。

春バテしないためにも、気温や生活環境のストレスに対応できるように、日頃の予防と対策が必要です。

春バテの原因

暖かく心地よく過ごせる季節になった途端、身体の不調を感じる春バテですが、原因には以下のようなことがあげられます。

気候・気圧の変化

春先は気候の安定しない時期です。

長袖を着て汗をかくほど暖かいと感じる日もあれば、翌日は気温がぐっと下がるということも少なくありません。

また快晴の日があっても翌日は大雨が降るというように、気温だけでなく、気圧による変化で天候もコロコロ変わる時期です。

春は身体が寒暖差に対応するため交感神経が優位になりっぱなしになり、相当量のエネルギーが消費されます。

そのため疲れやだるさを感じやすくなります。

また移動性高気圧が次々とやってきては、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わるのが春です。

気圧変化により、自律神経の切り替えが上手くいかなくなりがちです。

また低気圧になると血中酸素濃度が下がり、昼間でも眠たくなったり身体のだるさを感じることがあります。

このように、身体が気圧や気温。気候の変化にうまく対応しきれず、自律神経が乱れ心身に不調を感じる原因となります。

日照時間の変化

日照時間が長くなることも、春バテに深く関係しています。

春になるにつれ日照時間が長くなり、早い時間から部屋の中に光が差し込み、いつもより早く目が覚めてしまうことがあります。

また外が明るい時間が増えると、自然と夜更かしをしてしまいがちになり、生活リズムが乱れて睡眠の質が低下します。

春になり日照時間が長くなることによって体内時計が狂い、寝不足や自律神経が整わなくなるなどが春バテの原因となります。

生活環境の変化

春は卒業や入学、進学、転勤や転職、異動など、新生活がガラッと変わる時期です。

今までと生活習慣が変わることにより、緊張感やストレスが知らぬ間に溜まっていることが多くあります。

人によって状況は大きく異なりますが、ストレスによって自律神経が乱れ、交感神経が優位に働く機会が多くなり、春バテを感じやすくなります。

新生活をスタートするうえで伴うストレスや不安感は、少なくありません。

さらに花粉症などの体質的要因が加わると、ストレスが重なり精神的ダメージを受けやすくなります。

このような心身の疲労により、だるさや集中力の低下を招き、春バテが起こる原因となります。

薄着による身体の冷え

暖かい日が来るとついつい薄着になりがちですが、朝夕冷え込んだり、朝晩の気温差も激しいのが春の気候の特徴です。

ファッション面でも薄着になることが多く、冬に比べて寒さへの意識も薄くなり、身体が寒暖差に敏感になります。

朝は長袖一枚で十分でも、帰宅する頃には気温が低くなるということも多くあります。

一日の中で気温が変化すると、身体が頑張ってそれに対応しようとするため、知らず知らずのうちにエネルギーを消耗します。

また春は気温の変化の先読みが難しい季節です。

冷え対策が十分にできていないと身体が冷え、肩こりやめまいなど、血行不良が原因で起こる春バテの症状が多く出がちです。

うつ冷えに注意!

寒暖差による冷えに加え、生活習慣の変化によるストレスにより、春ならではの「うつ冷え」という春バテの症状が出ることがあります。

冷えによって幸せホルモンと呼ばれるセロトニンや、やる気ホルモンと呼ばれるドーパミンを作る酸素の働きが鈍くなります。

さらに血流が悪くなることによって、ホルモンの分泌が悪くなります。

特に冷えを感じやすい女性ほど、春バテが顕著に現れやすくなります。

効果的な春バテ対策

激しい寒暖差や気圧の変化、新生活によるストレスなど、誰しも春バテになる可能性があります。

ここからは春バテにならないために、効果的な対策法について紹介していきます。

十分な睡眠

春バテの特徴として、眠りが浅かったり、なかなか寝付けないなど、睡眠に関するものが多くあります。

質の良い睡眠をしっかりと確保できないと、疲労が回復せず、免疫力や抵抗力の低下にもつながります。

睡眠不足によって頭痛や倦怠感、胃痛など、様々な春バテを合併してしまう恐れがあります。

リラックスできる環境を整え、十分な睡眠を取ることが春バテ解消の一つの方法です。

また日照時間が長くなるため、ついつい夜更かしをしてしまいがちです。

睡眠不足には十分に注意するようにします。

また、質の良い睡眠に大切なのは、寝る前に目を休めることです。

寝る前にスマホやパソコンの画面を見ると、睡眠を促すメラトニンが上手く分泌されず、睡眠の質が低下します。

寝る前1時間はこれらの使用をやめ、入眠できる準備を整えることが大切です。

また仕事でパソコンを使うことが多い人は、入眠前にホットアイマスクで目元を温めることにより、目の疲労をほぐし気持ちよく眠ることができるのでオススメです。

蒸しタオルなどを使って蒸気を含むもので目元を温めることにより、目の筋肉が緩みリラックスでき、瞳孔が縮み短時間で目元をゆるめることができます。

入浴

暖かくなるとついついシャワーで入浴を済ませがちですが、一日の疲れを残さないためにも温かい湯船に浸かることは大切です。

入浴によって血行が促進され、末端まで身体を温めることができます。

手足の冷えも春バテの症状であるため、身体を温めるためにも入浴は欠かせません。

また入浴には血行を良くしたり身体を温めるだけでなく、リラックス効果も期待できます。

身体がリラックスすることにより、入眠しやすくなるため、様々な春バテの不調改善に繋がります。

38~40度ほどのお湯に浸かり、15~20分程度じっくりと浸かることによって、じんわりと身体を温めることができます。

毎日入浴するというのが難しい人や入浴時間が長くとれない場合は、炭酸ガスの入った入浴剤がオススメです。

炭酸ガスの入った入浴剤を使用することにより、短時間でも温浴効果がアップし、肩こりや身体の冷えなど、春バテの改善に効果があります。

冷え対策

冷えは春バテを引き起こす原因となるため、できるだけ体温調整のしやすい服装を心がけるようにします。

薄手で持ち運びのしやすいカーディガンやストールであれば、カバンの中に入れてもかさばりません。

バランスの良い食事

春バテしない身体を作るために、栄養バランスの整った食事を1日3食摂ることが大切です。

特に、ビタミン、カルシウム、トリプトファンを多く含む食事を意識して積極的に摂るのがオススメです。

トリプトファンは、セロトニンの分泌を促すのに欠かせません。

ビタミンを多く含む食品は、ニンジン、トマト、卵、ほうれん草、豚肉など、カルシウムを多く含む食品は小松菜、牛乳、チーズ、豆腐、わかめなど、トリプトファンを多く含む食品にはバナナ、きなこ、おから、まぐろ、納豆などがあります。

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