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美容業界で接客のプロとして働きたい!採用率をあげる履歴書の書き方の基本

この記事は約11分で読めます。

自分の好きなお店で働きたい……
そのためには、自分の希望の職場に面接を受けて採用される必要があります。
「行きたいお店は決まってても履歴書の書き方がわからない」
「受けたい店舗はあるけど、面接でどう自分のPRしていいのかわからない」
と悩む人は多いものです。
せっかく美容業界で働くなら、自分の希望に沿った職場で働きたくありませんか?

今回は美容業界の施術者として働く場合に特化した、採用率を上げる履歴書の書き方マナーについて紹介していきます。

美容業界で求められる人材とは


まずは美容業界に求められる人はどんなひとなのか?について見ていきましょう。
美容業界で求められるスキルは

  • 技術力、学び続ける気持ち
  • コミュニケーション能力
  • 体力

この3つが絶対条件になってきます。

技術力

美容師やネイリストなどは技術職にあたり、専門的な知識や技術が求められます。
多くが美容専門学校やスクールを卒業している人が多いことでしょう。
美容師や理容師などは国家資格が必要ですが、美容専門学校を卒業していることが必須ですが、エステティシャンや美容部員など、未経験から採用している店舗もあります。
学校で学んだ技術はもちろんのこと、就職してからもトレンドや新しい商品の知識など、ずっと美容について学び続ける気持ちが大切です。

コミュニケーション能力

美容業界に求められるのは技術力だけではありません。
お客様はきれいになるのと同時に癒しも求めて来店されます。
話を聞いてほしいお客様もいれば、あまり話しかけないでほしいお客様もいます。
相手の気持ちを汲み取ったり、希望のスタイルを聞き取るヒアリング能力も大切です。

体力

美容師やエステティシャン、美容部員は基本立ち仕事になります。
また営業時間が長く、営業後も講習や技術の練習をしなけらばなりません。
体力があることは美容業界で働く人には重要であり、立派な自己PRになります。
また体力仕事ではありませんが、ネイリストやアイリストは座りっぱなしで細かい作業をするので目を酷使します。
美容業界で働く人にとって体力は必要といえるでしょう。

美容サロン、店舗の現状


美容業界では直接お客様に触れる仕事が多いものです。
美容室で働く美容師や理容師、身体や肌をきれいにするネイリストやエステティシャンなどの技術職があります。
専門学校に通う学生も年々増えてきていることから、就職先としても人気の業界です。
美容業界の施術者として働きたい人のための業界の現状や今後など役立つ情報をまとめています。
業界研究や就職活動の参考にしてみてください。

施術者として働く、美容業界の動向

美容業界の半数以上を占めている美容室・理容室は多くの人が利用するため、比較的安定した職業です。
しかし年々店舗が増えているため競争が激しい業種になっています。
一方エステサロンはエステサロンチェーンの増加にともない単価が低価格化しており、市場自体が低迷化しています。
ネイルサロンでは家で自分でできないジェルネイルの人気やニーズにより店舗が増えているのが現状です。
さまざまな業種がある美容業界ですが、個人事業主が新規企業することも多く、競争が激しいのは間違いありません。
単価の低価格化が進む一方で技術や接客の教育に力を入れるサロンや店舗が増えてきています。
衰退する業界ではありませんが激しい競争のため、撤退する店舗や倒産も多くある業界でもあります。

今後の課題

美容業界自体は年々売り上げを伸ばしており好調ですが、競争や生き残りが大変な業界です。
そのため競合他社に負けないように技術の向上はもちろんのこと、質の高い接客や独自の戦略や新サービスの提案など、新規顧客をいかに取り込むか、既存顧客の追い込みが今後の課題になるでしょう。
しっかりとしたアフターケアや顧客管理により、リピーターを確保することも重要です。

成長戦略

美容に興味がある人はトレンドにも敏感で、インスタグラムなどのSNSで流行をいち早くキャッチしています。
美容業界が今後も成長していくために上手くSNSやITを駆使し、美容に興味を持ってもらえるように情報を発信していくことが今後の成長戦略となります。
またWEBシステムを利用し、来店へのアクションをしやすい工夫をすることにより新規顧客を獲得すること、しっかりとした顧客管理をしリピーターを増やすことが美容業界に生き残れる店舗や企業となるでしょう。

履歴書の書き方~今さら聞けない基本編~


まずは履歴書の書き方からみていきましょう。

基本情報

履歴書の顔になる名前や住所などの基本情報です。
ふだん書き慣れている情報なので気を抜かずに丁寧に書いていきましょう。

日付

面接を受ける日、または履歴書を送付する日を記入します。
西暦で記入するのではなく、元号(令和)で記入します。

昭和に変換する場合

西暦から25を引きます。
例:西暦1975年(75年)を和暦に変換する方法
75-25=昭和50年

平成に変換する場合

西暦に12を足します。
平成=西暦+12
例:西暦2005年(05年)を和暦に変換する方法
05+12=平成17年

名前

略字を使わずに、ほかの項目より少し大きめにはっきりと記入します。
「名字」と「名前」の間は少し開けます。
「ふりがな」と書いているものはひらがなで、「フリガナ」と書いているものはカタカナで記載します。

写真


白黒の文書の書類の中で、唯一カラーで画像であるのが写真です。
手間と費用を惜しまないようにしましょう。
プリクラは絶対にNG!
できれば写真館などのプロに撮ってもらうのがおすすめです。
メイク・髪型は派手になりすぎないように、ナチュラルに心がけます。
姿勢はまっすぐ、顎を引いて前髪が目にかからないように撮影します。
表情はすこし歯が見えるくらいの笑顔が理想的です
3か月以内に撮影したもので、写真がはがれた時のために裏面に氏名を記載します。
服装は
エステティシャン・セラピスト・治療系はスーツ
美容師・ネイリスト・アイリストは私服が一般的です。

生年月日

基本は「昭和」「平成」などの元号で記載。
日付にかならず揃えるようにします。
平成をHなどと略すのではなく、「平成」と丁寧に記入します。
数字は1・2・3などのアラビア数字で記載します。

住所

都道府県からマンション名、部屋番号まで読みやすいように丁寧に記載します。
ふりがな欄がある場合にはふりがなも忘れずに記入します。
マンション名が英語のところなど、読みにくいところもふりがなを記入します。

電話番号・メールアドレス

自宅の電話番号と携帯電話の番号を記載します。
どちらかしかない場合は片方を必ず記載します。
メールアドレスはパソコンでも携帯電話でもどちらでもかまいません。
@以降も間違いのないようにしっかりと記載します。

学歴・職歴

学歴

転職者の場合には新卒者ほど学歴は重視されないといわれていますが、正確にきっちりと書いていきます。
「学歴・職歴」欄の一番上に「学歴」と記入します。
入学・卒業の年月は元号で記入します。
数字は正確に記載しましょう。
小学校・中学校は卒業年月のみを記載、高校以降は入学年月と卒業年月を記載します。
学校名は略さず正式名称で記入します。

例: ✖高校   〇高等学校

「学校名」と「入学・卒業」の間はすこし空けます。
大学や専門学校など、「学部・学科・専攻」など、略さずに正式に記入します。
「転校」や「編入」がある場合は「〇〇へ編入」と記載します。
途中退学や中退がある場合、「入学」と「中途退学」を2行に分けて記入します。
中途退学は良くない印象を与えてしまうので、正当な理由やできるだけプラスになる言い回しをします。

職歴

職歴はあなたの商品価値を伝える重要な項目です。
具体的なキャリアを記載し、職務経歴書が見たくなるような内容にしましょう。
「学歴・職歴」欄の学歴を書いた後に「職歴」と記載します。
会社名を見ただけでどんな仕事をしてきたかがわかりづらい場合、業種や業界、規模を書くと親切です。
「昭和」「平成」と元号で書くのが一般的です。日付、学歴に合わせて書きます。
職歴の中で実績やアピールポイントがあれば積極的に記載していきます。
退職予定日が決まっていれば「〇月〇日退職予定」と記入します。
Wワーク希望で現在の仕事を辞める予定がない場合「現在に至る」と記載します。
最後に右下に「以上」と記載します。

資格・免許・技能

志望する業界や関連する資格や免許はもちろんのこと、自動車免許など、ポピュラーなものや関係のない資格も積極的に記載していきましょう。
「普通自動車運転免許 取得」と正式名称で記載します。
資格取得にはならなくてもスクール通学など、専門教育の経験があれば「学習意欲が高い」とアピールポイントになります。

趣味・特技

「趣味・特技」は応募者の人間性が強く表れる部分です。
意外に採用担当者が目を引く部分であり、面接時に趣味の話を振られる部分です。
「読書」や「映画鑑賞」などの単語の羅列にするのではなく、具体的な記入をする工夫が必要です。
さりげなく仕事に関連付けた趣味を書けばなお良しです。
「特になし」と書くのは絶対にNG!
自分らしさを積極的に出しましょう。

例:ジョギング 毎日の日課になり、1年半ほど続けています。体力がつき、健康・美容にも興味を持ち出しました。

志望動機

志望動機は採用担当者が最も重視する欄です。
多くある店舗や企業の中で「なぜこの会社を選んだのか」ということをしっかりアピールしていきます。
しっかり業界研究をし

  • なぜこの業界でを選んだのか
  • なぜこの会社・店舗に応募したのか
  • 応募先で働くにあたりどんなことがしたいのか
  • 応募者が働くことによって会社にどのようなメリットがあるのか

がわかるように記入します。

本人希望欄

空白で出すのは絶対にNG!
基本的には
「希望職種」「希望給与額」「希望勤務地」「希望勤務時間」等を記載します。
「希望職種」には求人票に記載されている職種を記載します。
「希望給与額」には具体的な金額を書くのではなく、「御社規定に準ずる」と記載します。
あまりにも具体的な希望を書くことは控えましょう。
あくまで「希望」です。
希望連絡時間帯や勤務希望開始日などを記載します。

履歴書が完成したら
誤字・脱字はないか
空欄になっている項目はないか
しっかり確認して提出します。

その他履歴書についての豆知識

ここではちょっと気になる履歴書の疑問について解説していきます。

手書きとパソコン、どちらの履歴書がいいの?

どちらでもかまいません
パソコンで履歴書を書けば「パソコン処理ができる」というアピールになります。
また習字や硬筆など、字を書くことが得意な人は手書きのほうがアピールになります。
最近ではメールに添付して送るように求めている企業も増えてきています。

手書き履歴書の判子は絶対にまっすぐ!

手書きの履歴書で判子を押して提出する履歴書の場合、まっすぐ押して提出します。
判子がまっすぐ押されているだけで採用担当者に「この人はきっちりしている人だな」と感じてもらえます。
写真同様、白黒の文書の中にゆいいつあるカラーの部分です。
気を抜かづにきっちりまっすぐになるように押しましょう。

履歴書をメールで添付する場合、パスワードをかけることを忘れずに

履歴書をデータでメールにする場合、パスワードをかけて添付します。
パスワードは添付データのメールを送った後、別にメールで送ります。
このひと手間をかけることで、採用担当者に「個人情報の管理についても安心して任せれるしっかりしている人」という印象をつけることができます。
ちょっとした細かなことですが、倍率が高い企業では細かいことで採用の合否が決まってきます。
あなたが採用担当者だった場合、パスワードときっちりかけてメールを送れる人とそうでない人、判子がまっすぐ押せる人とそうでない人、どちらを採用したい、面接で会ってみたいと思いますか?
美容業界で働きたい人の多くは直接お客様の身体に触れることも多いものです。
きっちりと仕事をしてくれる人を採用したいと思うのは当たり前のことです。
相手の立場に立って(採用担当者の気持ちになって)履歴書を書くことを意識してみましょう。

面接前に差をつける、知っておきたいメールでのマナー


最近では求人広告などの媒体から直接メールで履歴書を送ったり、ファーストコンタクトがメールで、というところも増えてきました。
友人にメールを送る場合は気を使ってメールを送ることはありません。
しかし仕事でメールを使う、問い合わせをする場合は別です。
相手にわかりやすく伝えたいことが伝わるように、基本的なマナーを守りていねいな文章を作成するよう心がけることが大切です。
書類選考はここから始まっているといっても過言ではないでしょう。

必ず件名を入れる

ビジネスメールでは、必ず件名を入れるのが正しいマナーです。
件名を見れば受け取り側が迷惑メールなのか、仕事の大切なメールかわかるからです。
どんな内容のメールなのか、わかりやすく件名を入れます。
送り主を判別してもらうため、名前を入れるのも大切です。

例:履歴書についての質問  就職 花子

本文の書き方

メール本文の冒頭では

  • 相手の会社
  • 部署
  • 相手の名前

を記載します。
手紙を送るときと同様、会社名には御中、名前には様と記載します。
会社名と部署、相手の名前を1行ずつ改行するのが正しい書き方とされています。

例: 〇〇会社
採用担当
採用 花子様

内容の書き出しでは「お世話になっております。」という言葉を入れます。
手紙に時候の挨拶をいれるのと同様、いきなり本題に入らないのが正しいマナーとされています。
あまりに本文が長いと見にくいので35文字ほどで改行するとかなり見やすくなります。
必要のないことを長々と書いてしまうと読みづらく、相手に迷惑が掛かってしまうため、伝えたいことを必要最低限に簡潔にまとめます。
文書の最後に名前、住所、電話番号、Eメールアドレスを記載します。
例: 転職 花子
〒123-4567
東京都中央区〇〇町1-2-3 〇〇ビル205号室
電話番号 080-1234-5678
E-mail 〇〇〇〇@email.com

送り主が自分であるということを示す目的と、後日連絡や書類を送ってもらうことになった場合、必要な情報になります。

まとめ


いかがでしたでしょうか?
今回は今さら聞けない美容業界の履歴書の書き方、メールでのマナーについてお伝えしました。
皆さんが希望の職場で働けくことを応援しています。

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