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食べても塗っても万能!オリーブオイルの美容効果を徹底解説!

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イタリア料理に欠かせないオイルといえばオリーブオイルですが、食用として知られており、日本でも料理に取り入れる人も多くいます。

8000年も前から食用として、灯りや宗教儀式、そして美容にも役立てられていたオリーブオイル。

最近では美容用のオリーブオイルもじわじわと人気が集まってきており、スキンケアとしても人気があります。

今回は、オリーブオイルの美容効果について詳しく解説していきます。

オリーブオイルとは

オリーブオイルは、オリーブの実から摂れるオイルです。

菜種油やヒマワリ油などの種子由来のシードオイルと違い、オリーブオイルは果実にオイルが含まれています。

オリーブの種類は世界で1000種類以上あると言われており、オリーブの品種や収穫時期によってオイルの含有量が異なります。

食用オリーブオイルには3種類あり、『バージンオリーブオイル』『精製オリーブオイル』『オリーブオイル』があり、国際オリーブ協会に定められた基準によって分けられています。

バージンオリーブオイルはオリーブの果実そのものが持つ風味と香りを十分に味わうことができ、最高品質のエキストラバージンオリーブオイルは、化学溶剤による抽出や加熱処理をおこなわず圧力によって搾取されたものであり、酸度0.8以下で香りや風味が完璧なものをいいます。

精製オリーブオイルは不純物や香り、酸度を化学的に脱臭・脱色などをおこなったオイルです。

精製することによって酸度は低くなりますが、オリーブオイル本来の風味や栄養素などが損なわれます。

オリーブオイルと呼ばれるものは、精製オリーブオイルとバージンオリーブオイルをブレンドしたものであり、その比率はメーカーによって違います。

そのためオリーブの風味や香りを感じられないものもあります。

比較的安価で大きめのボトルで販売されている『ピュアオリーブオイル』もオリーブオイルと表示されていることが多くあります。

オリーブオイルの美容効果

オリーブオイルと聞くと、何となく美容や健康に良さそうなイメージがある人も多いのではないでしょうか。

オリーブオイルに多く含まれる『オレイン酸』には抗酸化作用があり、活性酸素による人体へのダメージを抑制します。

活性酸素による細胞へのダメージは、肌荒れの原因となります。

オレイン酸には善玉コレステロールを減らさずに、悪玉コレステロールを減らす効果があります。

そしてオレイン酸は小腸で吸収されにくく大腸まで届くため、蠕動運動活発にすることができます。

同時に、乳化作用によって便を柔らかく排泄しやすくします。

そのため腸の動きを活発にし、お通じが良くなり、便秘解消にも効果的です。

オリーブオイルには血液をサラサラにする効果があるため、血管の老化を防ぐ効果があり、エイジングケアにも適しています。

オレイン酸には酸化した脂質(過酸化脂質)を抑制する効果があり、オリーブオイルを摂取することによる、シミやソバカス予防に役立ちます。

オレイン酸には肌を潤す成分が多く、オリーブオイル自体がヒトの肌の成分に近いため、肌馴染みが良く、保湿効果に優れています。

オリーブオイルに含まれるスクワレンは、ヒトの皮脂にも存在する潤い成分であり、肌を柔らかくしたり、肌の上面に膜を張って保湿効果を保つエモリエント効果があります。

スクワレンは深海ザメの肝油から主に抽出されますが、植物油に含まれているのは珍しいのです。

その他にも皮膚の乾燥や肌荒れを防ぎ、皮膚を柔らかく保ってくれる『βカロテン』、毛細血管の血行を促進し肌を若々しく保ってくれる『ビタミンE』、オレウロペインをはじめとするポリフェノール類によって、紫外線やストレスなどの外的要因から肌を守り、シミの原因となるメラニンの生成を抑制してくれます。

食用オリーブオイルと化粧用オリーブオイルの違い

食用にも美容にも万能のオリーブオイルですが、食用のオリーブオイルは味や香りを良くするために果肉や繊維が含まれていますが、美容用のオリーブオイルには精製度を高め不純物を取り除いています。

食用のオリーブオイルの苦みや辛味、独特の香りが肌にとって負担になることもあるため、肌に直接塗る際は化粧用のオリーブオイルを使用するようにします。

化粧用オリーブオイルの効果

スキンケアにオリーブオイルを使用することにより、様々な美容効果があります。

毛穴汚れの除去

オリーブオイルに含まれるオレイン酸は、人の皮脂にも含まれる成分です。

そのため肌馴染みが良く、毛穴に詰まった皮脂と混ざり毛穴に詰まった汚れを落とすことができます。

通常の洗顔では落としきれない毛穴の黒ずみにも効果があります。

保湿効果

オリーブオイルに含まれるオレイン酸、スクワレン、リノール酸には、肌の水分を保つ効果があります。

肌の水分バランスが保たれることにより、ターンオーバーを正常に保つことができます。

古い角質がきちんと排出されるので、くすみや乾燥小じわを解消し、弾力のある肌に仕上げることができます。

エイジングケア

オリーブオイルには、抗酸化作用によって肌の老化を防止する効果が期待できます。

肌が老化するのは、活性酸素によって細胞の活動が衰えるため起こります。

金属がサビるように、ヒトは年齢を重ねるとシワやシミとなって現れます。

肌の酸化を食い止めるのが、抗酸化作用です。

オリーブには抗酸化作用としてビタミンE、ポリフェノール、クロロフィルなどの成分が含まれているので、エイジングケアに効果的という訳です。

さらにこれらの成分には、互いに助け合って抗酸化作用を強化させる性質があるため、オリーブオイルはエイジングケアに優れています。

オリーブオイルの美肌活用法

様々な使い方のオリーブオイルは、化粧用のものであれば肌に直接塗ったり、様々な活用法があります。

●フェイスクリーム・ボディクリームとして

ボディクリーム、フェイスクリームの代わりとしてオリーブオイルを使用すことができます。

化粧水の後に顔にオリーブオイルを馴染ませたり、入浴後の濡れた肌に馴染ませそのあと優しくふき取ると、入浴後の過剰な水分蒸発を防ぎ、保湿することができます。

●クレンジングの代わりに

小さじ1杯程度のオリーブオイルをメイクをした顔全体に広げ、メイクを浮かび上がらせることができ、クレンジングの代わりに使用することもできます。

拭き取るときはティッシュで顔全体を覆い、優しく押さえて油分を染み込ませてからタオルなどで汚れを拭き取ります。

その後いつも通りに洗顔すると、キレイにメイクを落とすことができます。

●オイルパックとして

洗顔後の乾いた肌に小さじ1程度のオリーブオイルを顔全体に広げ、3分ほど置いてからホットタオルで顔を覆います、

タオルが覚める前に、軽く押さえるようにしてオリーブオイルを拭き取ります。

オリーブオイルが肌に浸透し、柔らかく潤いのある肌にすることができます。

また血行促進効果もあります。

●頭皮クレンジング

髪の毛を洗う前に、髪の毛を3つに分けるようにブロッキングし、分け目に沿って頭皮のオリーブオイルを少しずつ頭皮につけます。

しばらく置いたらお湯で洗い流し、髪の毛と一緒に頭皮もシャンプーします。

頭皮の汚れが取り除くことができ、ベタツキやフケの防止、頭皮の乾燥に効果的です。

●ネイル・唇のトリートメント

爪の周りや唇のトリートメントとしても、オリーブオイルを活用することができます。

爪と爪の周りにオリーブオイルを少量馴染ませマッサージすると、爪の乾燥やささくれ予防に効果的です。

また唇も同様にマッサージすると、ふっくらとツヤのある唇になり、口紅のノリも良くなります。

まとめ

食用としても、化粧品としても万能なオリーブオイルについて解説しました。

食用のものは肌に直接塗るのは適さないため、化粧品用の精製されたオリーブオイルを使用するようにしてください。

オリーブオイルを活用し、身体の中からも外からも取り入れてみてくださいね!

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