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憧れのサロンに転職・就職したい!美容業界の面接対策

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憧れの美容業界への転職、就職。
前回は採用率が上がる履歴書の書き方、メールでのマナーについてお伝えしてきました。
書類審査に通り、ついに面接!
今回は美容業界に特化した面接対策についてまとめてみました。

どんなことに気を付ければいいのか、どんなことを聞かれる可能性があるのか。
これから美容業界に就職したい、面接を受けるという方はぜひ参考にしてみてください。

未経験者が美容業界に転職は可能?

未経験者が美容業界に転職するにはエステティシャンリラクゼーションサロン勤務美容部員が現実的です。

美容師は美容専門学校に2~3年通い、美容師免許を持っていることが必須です。
アイリストも「美容師免許」が必要です。
ネイリストは特に資格を持っている必要はありませんが、多くは美容専門学校やスクールに通い民間の資格を持っている人が多いので、転職するには知識や技術があった方が有利です。

そのため未経験者が美容業界に転職、就職するには研修制度の整っている大手エステサロン、リラクゼーションサロン、美容部員が現実的です。
正社員採用も少なくなく、未経験で手に職がつけられるので、お得な仕事といえるかもしれません。

美容業界全体としては年収は低く、指名が増えたり、独立したり実力がものをいう世界です。特に20代でアシスタントのような仕事に就く場合、数年はかなり低い年収になる場合が多いです。
そのため離職率も高い業界です。
人とかかわること、美容が好きという人でなければ続けられない仕事といえます。

面接前に気を付けること

次に、面接前に気をつけたいことを記述しています。
対面ではなくても、ファーストコンタクトは大切です。
面接前の問い合わせから面接が始まってると思っておくべきです。

応募をしたらすぐにお礼の連絡を

最近では求人サイトから応募をし、一括応募のできる求人サイトも増えています。
応募した企業からメールがきたら、なるべく早めに連絡頂いたことへのお礼のメールを送ります.

 株式会社〇〇 採用担当 〇〇様 (わからなければ「採用担当者様」)
このたび〇〇求人サイトから応募させていただきました△△ 〇〇(自分の名前)と 申します。
お忙しい中ありがとうございます。 よろしくお願いいたします。

面接の日取りを聞かれたら何日か候補日を上げます。
面接の候補日はなるべく直近の日取りをあげていきます。
あまりに先だと「この人はうちの会社で本当に働きたいと思っているのか?」と疑問を持たれてしまうことがあります。

電話での応募、対応の仕方

企業によっては電話で面接の予約を取るところもあります。
またメールではなく直接電話をして意欲を伝えるのもいいでしょう。

自己紹介と用件

「求人サイト〇〇から応募させていただきました、〇〇 〇〇(自分の名前)です。採用担当者様いらっしゃいますでしょうか?」

採用担当者不在の場合、自分の名前と電話番号を伝え、折り返し電話をもらえるように伝えます。

担当者が電話に出た場合、

「求人サイト〇〇から応募した〇〇です。面接をお願いしたくお電話させていただきました。」

日程はいつがいいか聞かれたら、あらかじめ用意した日程を伝えます。

「〇日と〇〇日でしたら可能ですが、ご都合いかがでしょうか?」

面接の日程をして側から提案された場合、可能であれば承諾し、都合が合わない場合は別の日可能な日を伝えます。

「申し訳ないのですが、その日は都合がつかないので、〇日か〇〇日はいかがでしょうか?」

日程が決まれば復唱します。

「それでは、〇月〇日の〇〇時からでよろしくお願いいたします。」

最後に、お礼を忘れずに。

「お忙しいところありがとうございました、失礼いたします。」

電話を切るときは相手が切ったことを確認してから、静かに電話を切ります。

言葉遣いに注意!特に新卒はていねいな言葉づかいを心掛ける

社会人らしからぬ行動として、間違った言葉づかいを気付かずにしていることも多いものです。

思わぬところで恥をかかないように、言葉遣いには日ごろから気をつけましょう
丁寧な言葉づかいだから大丈夫と思っていても、間違った日本語を使っている場合は多くあります。

例えば、問い合わせで

「採用担当の〇〇様おられますか?」

という言い回しは間違った言葉遣いです。

とても丁寧な言葉づかいに聞こえますが、「おる」という言葉は謙遜語(自分のことを控えめにふるまう言葉)であり、「られる」という言葉を足しても相手を尊敬する言葉としてはふさわしくありません。

正しくは「いらっしゃいますか?」です。

日ごろから正しい日本語を使えるように心がけることが大切です。

とくに新卒生は社会人として仕事をしていくうえで、いつまでも学生気分でいるわけにはいきません。
大人として恥ずかしくない行動をとることが社会人としての第一歩です。

社会人になってもよく使われている間違った日本語

上司に電話がかかってきて、その上司が不在の場合

「申し訳ございません、今〇〇さんは席をはずしております」

と答えるのは間違いです。

いつもの癖で上司のことを「さん」付けで呼んでしまいがちですが、自社の人間を電話の先方に対して敬称をつけるのは間違いです。

この場合「さん」を付けずに答えます。

また「代表の〇〇は今席を外しております」などの役職の前につけて言うのは間違いではありません。

上司が外出先から帰ってきた、お客様が施術を終えた後

ご苦労様でした」と声をかけるのが正しいと思っている人は多いですが、実はこれも間違いです。

「ご苦労様でした」という言葉は目上の人が目下の人にかける言葉であり、上司やお客様に向ける言葉ではありません。

お疲れ様でした」と声をかけるのが正解です。

また仕事上ミスをお客様や上司から指摘されたとき

すいませんと謝罪をするのも間違いです。

この言葉は立場が対等の人にたいして使う言葉であり、目上の人に対して目下のものが使う言葉ではありません。

「すみませんでした」と深々と頭を下げられても、日本語に厳しい人であれば、本当にこの人は反省しているのだろうかと思う人もいます。

お客様や上司に対しては「申し訳ございません」と答えるのが正解です。

美容業界は接客の仕事が多くなり、お客様によっては間違った言葉づかいで不快な気分になる方もいます。
正しい日本語で対応できるようになりたいものです。

面接前の身だしなみ

どこの業種・業界でもそうですが、清潔感のない人は採用したいと思いません。

”面接時の服装は自由”と書いていても、何を着ていいのかわからない場合、スーツで面接を受けるのが無難です。
おしゃれさよりも清潔感のある服装、髪型を心掛けます。
服装自由の面接で私服で面接を受ける場合、その美容室やサロンにあったカラーで臨むようにします。
自由といえど浮いてしまうと不採用になりかねません。
またレギンスやミニスカート、胸元の開いた服や派手な色のものも避けます。

リクルートスーツを選ぶ際は無地の黒か紺のスーツを選ぶのが無難です。
グレーでもよいのではと思う人がいますが、紺や黒に比べると明るい色合いのため、顔がはっきりとしない印象になります。
濃い色のほうが誠実な印象を受けます。
どうしてもグレーがいいという場合は、なるべく濃い色のものを選ぶのが無難です。

スーツの中に着るシャツは白一色のものが無難です。
就活時には清潔感と誠実さをアピールするのに白一択にするのが一般的です。
男性はスーツの色に合わせてネクタイの色にも気を使います。
就職時には赤のネクタイがよく使われますが、積極性をアピールできるといわれています。
青色のネクタイは誠実さ、知的さが表れやすい印象をあたえます。
黄色や緑など、個性的な人とみられるためおすすめはしません。

女性の場合、スーツはパンツよりもスカートのほうが女性らしさが出て印象が良いとされています。
説明会や実際に職場ではでは動きやすいパンツスーツを着て普段あまりスカートをはかない人も多いですが、女性らしさをアピールしたい面接ではスカートのほうが好印象です。
スカートの長さは座った時に膝上5cm以内のものにします。

髪型は顔にかからないよう、すっきりまとめます。
明るすぎる髪は軽く見えてしまうので注意が必要です。
ブーツやサンダル、素足はNGです。
派手なものやヒールの高すぎるのものも避けます。
基本は黒でヒールは細すぎず、高さ3~6cmほどの歩きやすいものを選び、必ずストッキングを着用します。
鞄も普段使っているカジュアルなものは避け、基本は黒の自立型のA4ファイルが入るものにします。
ネイルやメイクは派手すぎず、ナチュラルなものにします。
ノーメイクもだらしのない印象を与えるのでNGです。
腕時計は主張の強すぎないシンプルなものを選び、指輪やネックレスは外します。
ピアスは小さめのものでシンプルなものであれば大丈夫です。

準備が整ったらいざ面接!面接マナーとよく聞かれる質問

面接では身だしなみだけでなく、しぐさや受け答えなどの行動などからも常識があるか、お店のカラーにあっているかなどを見られています。
ここでは、面接時に知っておきたい面接のマナーとよく聞かれる質問について紹介していきます。

面接時のマナー

面接10分前には現場に到着するようにします。
道に迷ったりしたときのために早めに会場に着くように逆算して家を出ます。
遅刻は絶対に厳禁です。最悪の場合、面接を受けさせてもらえない可能性もあります。
やむを得ず電車の遅延などで遅れてしまう場合には、すぐに先方に連絡を入れます。
その際はお詫びの一言を添えることを忘れずに。

面接会場に到着したらコート類の上着を脱いで入るのがマナーです。
面接官以外の人にもさわやかに笑顔で挨拶することをお忘れなく。
ノックを3回して「どうぞ」と言われてから入室し、「失礼します」とはきはきと挨拶をします。
椅子に座るのは面接官にすすめられてから座ります。

面接官が来るまでの間、履歴書、職務経歴書、筆記用具を出しておきます。
携帯電話も忘れずにマナーモードにします。
鞄は椅子の横に置くのが基本で、間違ってもテーブルに置かないように。

面接官が来られたら、座ったままではなく立って自己紹介をします。
背筋を伸ばして落ち着いて話します。

緊張するでしょうが、相手の目を見て話すように心がけます。
どうしても緊張して目が合わせられない場合、ネクタイの結び目を見るようにすると緊張が和らぎます。

汗をかいてしまったらハンカチで拭いても失礼にはあたりません。

面接でよく聞かれる質問

美容業界でよく聞かれる質問をまとめました。
これから面接を控えている方はぜひ参考にしてみてください。

1,長所と短所

あなたの長所と短所についてはよくどこの面接に行っても聞かれます。
長所と短所は紙一重なので統一すること、履歴書に書いた志望動機と一致するときちんと面接に準備をしてきたことが伝わり印象が良くなります。
また短所については改善するために努力できる補足を付けるとよいです。
その長所でどんなことを過去にやってきたかを伝えられるとなお良いでしょう。

長所は何事にも真面目に粘り強く取り組むことができることです。
学生時代は陸上部に所属し3年間毎日ランニング10km走り続けました。
おかげで基礎体力も付きました。
短所は少し融通が利かないところがあるので、周りの人の意見をしっかり聞いて、もの事に取り組むことを心掛けています。

2,自己紹介

「自己紹介をしてください」と言われることがあります。
限られた時間の中で、自分を最大限アピールできるようにしっかり準備しておきます。
自分が経験してきたことをわかりやすく具体的に話します。
今の自分にできるのは〇〇です、としっかりアピールします。

3,なぜ以前の職場をやめたのか(再就職の方)

企業側は長く働いてくれる人を求めています。
転職の理由がネガティブなままだと採用しても同じことを繰り返されてしまうと思われてしまいます。
転職は基本的にネガティブな理由がおもな原因だと思いますが、言い回しに気をつけます。

決して、給料が安くて残業も多く上司が厳しいので……など、前の職場の悪口と捉えられるような言い方は控えます。

前職では自分のできることをすべてやり切ったと感じました。
貴社では心機一転、新たな気持ちで頑張りたいと思っています。

4,なぜ当社を志望したのか(志望動機)

なぜその業界・業種のそのお店を選んだのか、採用担当者が一番気にする点です。
「人のためになる仕事がしたいから」だけだとどこの企業にも当てはまり、志望動機としては弱いです。

「会社の〇〇という企業理念に共感を覚えたから」「このサロンにしかない施術方法に興味を持ったから」など、ここの会社でなければならない理由を見つけて回答します。

5,当社に入社したらどんなことがしたいですか

働くことに対して意欲的かどうか、この職場でどんなビジョンを持って取り組んでいるかを判断する質問です。
「〇年後には〇〇にしたい」と具体的な目標をだしてわかりやすく伝えます。

6,最後に質問はありますか

ありません」と答えると、相手の会社に興味がないように思われ、あまりいい印象を与えません
どこの会社でも必ず聞かれることなので、答えられるようにして面接に臨みましょう。

面接終了

「本日はお忙しい中、ありがとうございました。失礼いたします。」としっかりとお礼のあいさつを忘れずに。

面接官以外にも、受け付やほかの人にもあいさつができるとなお良いです。
お店や会社を出ても自分の姿が見えるまでは気を抜かないようにしましょう。

また、面接終了後できるだけ早く、メールで構わないのでお礼状を出すことは良い印象を相手に与えるのに有効な方法です。
採用担当者も面接が終わってすぐにお礼状が届くのは嬉しいものです。
感謝の気持ちを込めて、丁寧なメールを送りましょう。
2・3日後になりお礼が遅れる場合、お礼状がマイナスに働いてしまう可能性があるので、その場合は送らないほうがいい場合もあります。
お礼状自体に合否を左右する力はありませんが、感謝の気持ちはしっかり伝えましょう。

お礼状は、どの企業にも当てはまる定型文ではなく、せっかくなので面接で印象に残ったことや感想を添えて感謝を伝えるといいです。

まとめ

いかがでしたか?
今回は美容業界の面接対策について記述しました。

面接先のサロンはどのようなお店で、どのような人材を求めているかしっかり把握しておく必要があります。
これから面接を控えている方はぜひ参考にしてみてください。

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