美容業界の求人をお探しの方は美容bizへ。詳しくはこちら!

美容系職業訓練に通う!職業訓練と取得できる美容系資格について

この記事は約6分で読めます。

異業種からの未経験で美容業界に挑戦したいという人も多いと思いますが、「経験がなくて不安……」という人も多いのではないでしょうか。

そんな時利用できる国の制度として『職業訓練』があります。

職業訓練とは求職者を対象にした公的制度であり、授業料が免除になったり助成金をもらいながら学校に通えるというメリットがあります。

今回は美容業界を目指す人に向けて、美容系職業訓練について解説していきます。

職業訓練とは?

職業訓練とは、就職に必要な知識やスキルをテキストなどの一部の自己負担を除き、基本無料で学習できる公的制度です。

職業訓練を受けるのに年齢制限はなく、20~60代までの幅広い人が職業訓練を受けることができます。

美容関係以外にもIT系、医療事務、経理など、毎月様々なコースが開催されており、興味のある分野から選ぶことができます。

地域や時期によっても違いますが、美容関係の職業訓練であれば、ネイリスト、アロマセラピストやエステティシャン、フィトネストレーナー、フレグランスコーディネーターなどの就職を目指す方向けの職業訓練が行われています。

それぞれの職業の基礎を、一通り学ぶことができます。

通いたい職業訓練が県外でも、通える範囲であれば職業訓練を受けることができます。

求職者を対象とした制度であるため、職業訓練期間中にキャリアコンサルタントによる進路相談や履歴書や職務経歴書の添削などもおこなわれるため、転職に一人で不安を抱えるよりもスムーズに転職活動をおこなうことができます。

新しい仕事に就くことを目指している人が受講する、ハローワークから申し込む離職者訓練職業訓練には2種類があり、『公共職業訓練(離職者再就職訓練)』『求職者支援訓練』があり、どちらも給付金を受け取りながら職業訓練に通うことができます。

公共職業訓練は、失業保険を受給できる人が対象の訓練です。

公共職業訓練を受講するメリットとして、失業保険の延長・交通費・受講手当の給付、寄宿手当などがあります。

失業保険を受け取っている転職希望者で公共職業訓練を受ける人は、失業手当が訓練終了まで受け取ることができます。

また職業訓練受講手当として、40日まで1日500円の手当を受け取ることができます。

さらに月の上限42500円までの実費交通費の負担をしてもらえたり、家族と別居して寄宿し職業訓練に通う場合、寄宿手当が出ます。

訓練期間は3か月~2年間通えるものまでと幅広くありますが、失業手当の延長給付には、残りの日数によっては受け取れないこともあり、確認が必要です。

失業保険の受給をしていない人が受けることのできる求職者支援訓練は、一定の条件をクリアすれば月10万円の給付金を受け取りながら職業訓練に通うことができます。

公共職業訓練と同様、交通費・寄宿手当を受け取ることができます。

訓練期間は2~6カ月です。

月10万円の給付金を受け取りながら職業訓練に通える求職者支援訓練ですが、給付金を受け取るためには以下の条件をすべて満たす必要があります。

●本人収入が月8万円以下
●世帯全体の収入が月25万円以下
●貯金などの、世帯全体の金融資産が300万円以下
●職業訓練の実施日に全日出席すること
●現在住んでいるところ以外に、土地や建物を所有していない人
●過去3年以内に不正受給などにより、特定の給付金を受け取っていない人

離職者当再就職訓練と求職者支援訓練は離職中の人しか受けれませんが、求職者支援訓練はアルバイトで月収が8万円以下で、授業に差支えがなければおこなうことができる場合もあります。

求職者支援訓練に通いながら給付金を受け取るには、これらの本人収入や世帯収入、貯金額などが厳しく定められています。

また職業訓練を受けるには、受講開始日からさかのぼって1年以内に公共職業訓練を受けていない事というのも条件の一つです。

職業訓練を受けるには

職業訓練を受けるには申し込みをするだけでなく、書類審査や面接、筆記試験などがある場合があります。

まずハローワークに求職者登録する必要があり、職業相談をします。

その後自分の受けたい職業訓練の授業を選び、学校の見学に行きます。

そこで自分の雰囲気と合うかどうか、授業についていけそうかどうかなどを判断し、納得ができれば受講の申し込みをします。

その後職業訓練を受ける学校にて、選考試験を受けます。

選考方法はコースによって様々ですが、書類選考、面接、場合によっては筆記試験や適性検査などがあります。

倍率の高いコースは選考によって不合格となることもあるので、しっかりと準備をして取り組みたいものです。

職業訓練の面接の服装については特に定められていませんが、就職を目的とした訓練であるため、選考に合格するには第一印象が大切です。

服装で印象が悪くなることがないように、服装に不安がある人は清潔感のあるスーツで行くのがオススメです。

職業訓練の面接では現在の就職活動状況やなぜこの職業訓練を受けようと思ったのか、訓練中に就職が決まった場合などのことを聞かれます。

面接自体は5~15分程度で終わりますが、きちんと準備をしていくようにします。

職業訓練を受けるメリット・デメリット

「美容業界に未経験でも就職したい」「美容業界に転職したいけど知識ゼロで就職するには不安がある」「お金をかけずに就職に繋がる美容の勉強がしたい」などという人にとって、メリットの多いのが職業訓練です。

特に、費用の面では大きなメリットがあります。

何か新しいことを学びたいと思った時、民間の学校やスクールに通うとなると、入学金や授業料などを合わせると数十万円という学費がかかります。

一方、職業訓練では教材費などは自己負担となりますが、基本的には訓練を無料で受けることができます。

多少の実費はあっても条件を満たせば、給付金を受け取りながら就職活動や資格取得に向けた勉強をおこなうことができます。

しかし職業訓練はメリットだけではありません。

職業訓練を受けている間は、企業側から離職期間と見做されます。

職業訓練は短くても3~6カ月程度の期間、離職している必要があります。

新しいスキルを身に付けるための勉強をしていると言えど、離職期間が長くなってしまいます。

企業によっては書類選考で落とされてしまうことも……

できるだけいい条件の職場に早く就職したいと思うなら、職業訓練を受けながら就職活動を並行しておこなう必要があります。

また、職業訓練を受ける場合は病気や忌引きなどのやむ負えない場合を含み、1カ月のうちの80%以上の授業の出席がなければ、給付金を受け取ることができません。

職業訓練で取得できる美容系資格

美容関係の職業訓練で、多く公募があるのが『ネイリスト』『エステティシャン』『アロマセラピスト』であり、ネイル・エステ系の職業です。

職業訓練を受けることによって取得できる取得できる資格には、これらのものがあります。

ネイル系資格

●ネイリスト技能検定(1級・2級・3級)

●JNECネイリスト技能検定1級

●JNAジェルネイル技能検定(初級・中級・上級)

●色彩検定3級

●ネイルサロン衛生管理士

エステ系資格

●アロマテラピー検定1級

●アロマアドバイザー

●認定ボディ・エステティシャン

●ハーブ検定

●ハーブアドバイザー

まとめ

職業訓練とは、様々な訓練を通じて就職サポートを受ける公的機関であり、国や都道府県から委託を受けて職業訓練を受ける学校を職業訓練校といいます。

条件を満たせば給付金を受け取りながら、スキルを身に付けることができます。

全国で大勢の人が職業訓練を受けており、そこで学んだことを活かして憧れの美容業界に就職する人も大勢います。

職業訓練の申し込みやサポートはハローワークが行っているため、不明点や疑問点がある場合、近くのハローワークを訪ねてみてください。

タイトルとURLをコピーしました