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美容師が長く働ける美容室「Chill Hair」の教育方法とは?

この記事は約7分で読めます。

ブラックといわれる美容業界ですが、特に美容室の離職率は、オーナー・店長を悩ませる一つの原因となっていることも多くあります。

「スタッフがコロコロ変わるサロンは、なんだか信用が置けない……」

お客様の方から見ても、サロン側のイメージはそんなふうに見られてしまいます。

入社時はやめることを考えて入社する美容師がいるのではなく、辞めるには辞めるなりの理由があります。

ゆとり世代・悟り世代の子たちは我慢強さがなく、すぐやめてしまうといわれがちな美容業界ですが、そんな中、売り上げも順調に上がり、この5年間スタッフが誰も辞めずに続けている働きやすい美容室が、大阪・南船場にあります。

スタッフが長く働ける美容室といわれる、大阪・南船場にある美容室『Chill Hair』の店長 真田康正さんに取材させていただきました。

今回は、Chill Hairでスタッフが長く働ける秘訣について、お伺いしてきました。

スタッフ満足度・お客様リピーター率の高い美容室『Chill Hair』とは?

美容biz:

この度は取材させていただき、どうもありがとうございます。

まずは『Chill Hair』というお店の特徴について教えてください。

真田店長:

大阪市中央区の四ツ橋駅から徒歩2分の場所にある美容室です。

お客様の層は40代の方が多く、リピーター様が多いお店です。

一人ひとりのお客様と徹底的に向き合ってきた結果、リピーター様のお客様の中には九州からお越しになられるお客様もいらっしゃいます。

お客様に快適に過ごしてもらえる空間づくりに力を入れています。

1回の施術で一人のお客様と過ごすのは2時間程度ですが、その2時間を徹底的にお客様に向き合い、髪の毛の持つパワーを感じてもらえる美容室です。

「美容師はお客様をヘアデザインによって幸せにする仕事!」と胸を張って言うには、美容師自身が日々幸せを感じられる環境づくりが大切であると思っているため、スタッフとのコミュニケーションを大切にしています。

実はChill Hairの真田店長、NHDK全国ヘア―コンテストの関西チャンピオン、くせ毛に特化したヘアカットを得意とする凄腕美容師さんです。

スタッフ教育

美容biz:

ブラックで離職率が高いといわれる美容室で、ここ5年スタッフが誰も辞めていないというのは凄いですね。

新人教育として、どのようなカリキュラムを意識されていますか?

真田店長:

新卒の子には、Chill Hairの教育カリキュラムに沿って教育をしていきますが、基本的には自由に仕事をしてもらっています。

既にスタイリスト経験のある新人に関しては、特定の曜日にレッスンを入れるのではなく、本人の目標に沿って教育しています。

積極的にお客様を付けるようにしていて、本番に強いという強みを生かしています。

「自分で考えて、行動する」ということを、スタッフ一人ひとりができるよう、自主性を大切に教育できるよう心がけています。

失敗してもいい、間違ってもいい、だけど自分で考えて行動できる美容師になれるように教育には力を入れています。

叱って怒るのは簡単ですが、それよりも若手美容師自身が間違いに自分自身で気づけるように指導しています。

Chill Hair独自の「夢ミーティング」

真田店長:

Chill Hairでは、スタッフ間でのコミュニケーションを大切にしています。

特に毎年、お正月の年始には「夢ミーティング」をおこない、スタッフ間でみんなの夢を共有し合います。

美容師としてのことはもちろんですが、仕事のことだけに関わらず、プライベートで達成したい夢も共有しています。

短時間で終わるような簡単なミーティングではなく、一人1時間程度、しっかりと時間をかけて話し合っています。

1年後、5年後、10年後……どんな自分になっていたいのか?

特に1年後の目標に関しては、よりリアルな数字を出し、毎月の月初ミーティングで確認しながら、すぐに達成しそうな目標は軌道修正するようにして、スタッフ全員で共有しています。

スタッフ全員で夢を共有することによって、その夢を叶えるための案を出し合ったり、協力できる点については協力し合えるような環境づくりを心がけています。

そして先ほども言いましたが、自分で決めた目標のため、自分で考えて行動できるようにサポートしています。

ちなみに真田店長の夢は「来年には2店舗目を出したい」という目標のために日々過ごしておられるそうです。

今の美容師業界の現状

美容biz:
最近の美容業界や、20代の若手美容師たちに思う事があれば教えてください。

真田店長:

今までの美容師といえば、技術職・専門職という認識が強く、職人気質の美容師が多かったように思います。

朝早くからレッスンが始まり、営業中は先輩たちのアシスタント、営業が終われば夜遅くまでレッスンをして、とにかく時間をかけて練習して……

正直いって、その時代の美容師さんたちの方がカットなどの施術の技術は高いようには思います。

今は一般企業のブラック会社が注視されるように、美容師の業界でも同じようなことが起こっていて、営業終了後などではなく営業時間中にレッスンが入ったり、私たちがアシスタント時代の美容室の流れとは全体的に変わってきています。

そして時代の流れと共に、美容師は専門職という流れから接客業としての要素が強くなってきたように思います。

今の時代はインターネットやSNSを通じて、たくさんの世界を知ることができ、情報にあふれています。

サロンワークも大切ですが、今の若手世代は美容師の仕事以外にも、さまざまなやったことない経験をして、とにかく経験値を増やしてほしいという風に思っています。

特に最近の美容室を見て思うのが、昔ほど情熱がある美容室が少ないように思い、お客様に対してもさらっとした美容師・美容室が増えてきているように思います。

いろいろな経験を積んで目の前のことに一生懸命取り組み、人生の幅を広げていくことが今の美容業界には求められています。

もちろん時代の流れと共に、私たちベテラン美容師たちも変化していかなければならないなぁと思っています。

そういった意味でも、今の若手美容師たちには多くのことを経験して欲しいと思います。

Chill Hairでは、こんな美容師さんを募集しています!

美容biz:

今の時代の流れを踏まえて、今後Chill Hairには、どのような美容師さんに入社してもらいたいと思いますか?

真田店長:

美容師という職業に対して、愛や情熱を持っている人、本気で美容業界を変えたいと思っている人、目の前のことに全力で取り組める人、将来的に独立したいなどの美容師としての夢を持っている人は、ぜひうちで働いてもらいたいと思っています。

僕自身がChill Hairで働きだして8年目になります。

以前3年間働いていた美容室から、Chill Hairに転職しました。

知人の紹介などではなく、自分で求人募集を探して応募しました。

自分が働きたいと思っていたのは、男性オーナーで、大手の美容室ではないところ、厳しく教育してくれるサロンがいいと思い、Chill Hairに就職しました。

僕自身がオーナーの「美容業界を本気で変えたい、美容師自身も幸せで、お客様も幸せにできる美容業界に変化させていきたい」という強い言葉に惹かれて入社しました。

そのおかげで店長になることができ、2店舗目を持つという目標ができました。

新卒スタッフにも、このオーナーの強い言葉に惹かれて入社したというスタッフがいます。

もちろん、本気で美容業界を変えたいという言葉通り厳しいオーナーでしたが、仕事に対して愛や情熱をもって働くことができています。

仕事だから何となく働くサラリーマン美容師でいいや、と思っている美容師には向いていないかもしれませんが、美容師自身が夢や情熱をもって働けるように、スタッフ一同全力でサポートしていくので、将来的に独立したいと思っている美容師さんもぜひ一緒に夢を叶えて行きたいです。

まとめ

今回は、スタッフ満足度の高い『Chill Hair』さんに取材させていただきました。

スタッフ全員でスタッフ一人ひとりの目標や夢を叶えることに全力で取り組んでくれる、情熱あふれるヘアサロンです。

 

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