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ヒアルロン酸とボトックスの違いは?効果的な施術方法も併せて解説

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シワの治療・エイジングケアで思いつく美容施術といえば、『ヒアルロン酸』と『ボトックス』ではないでしょうか。

どちらもシワの治療として使用されますが、ヒアルロン酸とボトックスの違いについて、よくわからないという人も多いのではないでしょうか。

今回は、ヒアルロン酸とボトックスの違いについて、解説していきます。

ヒアルロン酸とボトックスの違い

ヒアルロン酸とボトックスの違いを一言で説明すると、

●無表情の時に残るシワに効くのがヒアルロン酸
●表情を作ったときに出るシワに効果があるのがボトックス

です。

顔が老けて見えるのは主に、

①皮膚の張力、弾力の低下により表情筋の動きが過剰に見える

②皮膚や皮膚組織にボリュームがなくなることにより、表情筋が過剰に動く

ということが原因で起こります。

これらの理由により、シワが目立つため顔が老けて見える、という現象が起こります。

このため、ヒアルロン酸はボリュームがなくなったところに適しており、ボトックスは過剰な筋肉の動きを抑制する効果があります。

それぞれのメリットを上手に生かし、適切にヒアルロン酸とボトックスを使用しなければ、予期せぬ仕上がりになったり、副作用が出る場合があります。

ヒアルロン酸とは?

ヒアルロン酸は、皮膚に注入することによりシワを伸ばす製品として開発され、骨の上などに入れることにより、たるみを改善させます。

ヒトの皮膚には表皮と真皮があり、皮膚を若々しく保つための成分として『コラーゲン』が皮膚の真皮に存在します。

コラーゲンは弾力性が強く、肌の土台となる成分であり、コラーゲンの隙間を埋めるようにコラーゲンの弾力をサポートするのが、ヒアルロン酸です。

ヒアルロン酸には強い弾力や粘り気があり、皮膚や軟骨、筋肉などに存在します。

保湿力に優れており、肌の潤いを保つ効果があるのがヒアルロン酸です。

ヒアルロン酸は乾燥している状態でも水分をキープすることができ、ヒアルロン酸自体の600倍の水分を蓄える能力があります。

ヒトの体内において、ヒアルロン酸は水分の保持や弾力のあるクッションのような役割をはたしています。

シワやたるみの原因は、ヒアルロン酸の減少が原因といわれているほど、見た目年齢に大きく関係しています。

10代、20代では身体が若く、ヒアルロン酸がたくさん作られている状態です。

しかし、加齢の影響によって細胞の働きが低下してくることにより、体の中でヒアルロン酸が作られにくくなります。

ヒアルロン酸が減少することにより、肌の潤いをキープすることができず、結果として潤いを失った皮膚は土台である真皮がしっかりせず、表皮を支えられなくなることが原因でしわやたるみとなって現れます。

エイジングケアとしてヒアルロン酸のサプリメントを摂取したとしても、体内で吸収されてしまうため即効性を感じにくく、注射で打つほうが即効性があります。

特に、シワやたるみが気になりやすいほうれい線やマリオネットライン、目の下のくぼみは、土台となる骨が減ってきたり、脂肪が重力によって落ちることによっても起こります。

ヒアルロン酸には脂肪のように柔らかいもの、骨の代わりになるような硬いものまで、幅広い種類があります。

症状に合わせてヒアルロン酸を使い分けることにより、たるみを改善させていくことができます。

ボトックスとは?

ボトックスとは、食中毒に関わる『ボツリヌス菌』によって作られる、タンパク質をベースにしたものです。

ボツリヌス菌によって作り出されるタンパク質は、神経に作用するため筋肉の緊張やこわばり、つっぱりを和らげる働きがあります。

美容医療では、眉間やおでこ、目尻のシワなどに多く利用されています。

美容医療以外にも、脳の病気などで神経に障害が残った場合にも用いられます。

無意識に筋肉がつっぱる、筋肉がねじれて歩きにくい、筋肉が痛いなど、日常生活を改善するためにボトックスが使用されることもあります。

ボトックスは神経に作用するため、筋肉の過剰な動きを抑制する働きがあります。

おでこや目尻などのシワは、たるみが原因ではなく筋肉の過剰な動きに皮膚が追い付かないことが原因でできます。

ボトックスは筋肉の働きを緩め、筋肉と皮膚のバランスを整えることができます。

特におでこや横じわなど、表情を作ったときにできる表情じわの場合は、たるみではなく、筋肉の過剰な動きによってできます。

これらの表情じわに対して、筋肉の動きをボトックスを使用し皮膚と筋肉のバランスを整えることにより、表情じわを治療することができます。

その一方で、ボトックスを一度打ってしまうと、後から修正するのがかなり難しくなります。

注入する量を間違えたり、量を多く使いすぎると不自然な表情になったりする可能性があります。

そのため、ボトックスを打つ場合、医師選びは重要なポイントになります。

表面からは筋肉を見ることができず、骨の大きさや筋肉の大きさも違うため、注射を入れる深さや場所によって仕上がりが大きく変わります。

また、ボトックスは筋肉の動きや厚みを見ながら、適切な量を打っていくことが大切です。

さらに、ボトックスの効き方には個人差があります。

そのため、施術する医師の経験も重要になってきます。

しわ・たるみの改善には、ボトックスとヒアルロン酸併用治療がおすすめ

表情筋の抑制をするボトックス・コラーゲンの弾力をサポートするヒアルロン酸と、それぞれ特徴は異なるため、これらの施術を組み合わせることによってエイジングケアをより効果的におこなうことができます。

上手く組み合わせることによって、かなりの若返り効果を期待することができます。

しかし、経験や知識の少ない美容クリニックの医師に任せてしまうと、ヒアルロン酸にしろボトックスにしろ、思わぬ失敗を引き起こしてしまう可能性があります。

特にボトックスは失敗してからの修正が難しく、予期せぬ副作用に悩まされることもあります。

ボトックスもヒアルロン酸の注入も、医師選びはかなり重要になってくるため、クリニック・医師の選定は大切です。

まとめ

今回はヒアルロン酸とボトックスについて詳しく解説しました。

どちらも高いエイジングケア効果を発揮しますが、それぞれ全く別のものであり、特徴も違い、二つを組み合わせることによって高いエイジングケア効果を発揮します。

いずれの施術にしろ医師の経験と技術が重要になるため、医師やクリニックはしっかりと選ぶことをオススメします。

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