美容業界の求人をお探しの方は美容bizへ。詳しくはこちら!

未経験でも働ける?「レセプショニスト」のお仕事を徹底解説!

この記事は約11分で読めます。

美容業界で働く人たちは美容師やネイリストなど、手に職を持った技術職ばかりではありません。

レセプショニストというお客様と施術者をつなぐ仕事も大切です。

美容業界のレセプショニストとはどのような仕事内容で、どのような人が向いているのでしょうか?

今回は美容業界で働くレセプショニストについて仕事内容や向いている人、求められるスキルについて説明していきます。

美容業界で働きたいけど、美容師免許はないし……と不安になっている方も、レセプショニストとしてまずは働くのもいいかもしれません。

レセプショニストとは?

レセプショニストとはサロンの受付やフロントとして働く人のことです。

美容業界に限らず、ホテルや病院、タワーマンションなどの受付で働く人もレセプショニストと呼ばれます。

施設の顔となりお客様をお迎えしたり、誘導、サービスの説明やカウンセリング、電話対応や清掃、会計など、仕事内容は多岐にわたります。

勤務先の業態によって仕事内容に違いが出るため仕事内容がどこまでレセプショニストの仕事なのか明確なラインを引くのは難しく、求められる能力も勤務先によって様々です。

レセプショニストは特別な資格が必要ではないため採用条件が定められていないことも多いですが、正しい言葉遣いができるというのは必須条件となります。

未経験でも静養してくれる企業も多く、正社員・派遣社員・契約社員・アルバイト・パートなど雇用形態も様々ですが、年収は少なめです。

最近の国内のサロンは海外からのお客様も多く、英語や中国語のできるレセプショニストは重宝されます。

また、パソコンを使っての顧客管理や会計管理をすることが多いので、基本的なパソコン操作はできたほうがいいかもしれません。

語学ができる、パソコンの基本操作ができる、過去に接客経験がある人はより良い条件の職場で働くことができたり、活躍の場を広げることができるかもしれません。

リピーターを獲得するのが難しくなっている昨今で、サロン経営にあたりレセプションは重要な役割を担っています。

レセプショニストになるには

レセプショニストになるのに、経験や特別な資格が必要のない求人も多くあります。

しかしリピーターのお客様をはじめ、初めてサロンやクリニックに不安を抱いてやってくるお客様を一番最初にお迎えするのがレセプショニストの仕事です。

そのため最低限のビジネスマナーや言葉遣い、接客スキルは必要になってきます。

また最近はAIの発達により美容業界において、レセプションの仕事自体が減ってきている傾向にあります。

自分が働くと企業側にこんなメリットがあると伝えることができれば採用してもらえる確率が高まります。

気になる求人があれば積極的に問い合わせてみましょう。

レセプショニストの仕事は基本的にはずっと求人がでており、たくさんある仕事です。

しかし華やかなイメージが強く、就職希望者が多かったり求人倍率が高い場合があります。

得に有名なサロンや大手サロンなどは求人に対して応募数が多いため履歴書の書き方や面接の準備をしっかりとしておくことが大切です。

もともと美容師として働いていた人、美容専門学校に通う学生などは経験や知識をアピールすると採用してもらいやすい可能性があります。

美容関連の仕事は未経験でも、接客の経験があればレセプションの仕事に活かせるので積極的にアピールするべきです。

これらの経験がない場合でも、熱意ややる気を伝えれば採用してもらえることも十分にあります。

レセプショニストの仕事内容

美容業界で働くレセプショニストの仕事内容は、主に4つの仕事内容に分けられます。

1、お客様対応

予約の受付や席への案内はレセプショニストの仕事です。

サロンにご来店したお客様が最初に顔を合わせるのがレセプショニストです。

初めてご来店されるお客様の中には不安に思われるお客様もいるかもしれません。

そんなお客様の気持ちを上手くくみ取り、丁寧に対応することによりサロン全体の雰囲気がグッと上がります。

またリピーターのお客様がご来店された際には以前来ていただいた時の話を振ったり、「いつもご来店ありがとうございます」などこちらから声をかけコミュニケーションを取ることも大切です。

お客様の荷物管理もレセプショニストの大切な仕事です。

他のお客様の荷物と間違えないように、きちんと管理する必要があります。

お預かりした荷物が汚れないように、きちんと店内をきれいにしておくこともレセプショニストの仕事です。

サロンが込み合っている場合、お客様にドリンクを提供したり清掃など、施術者の手伝いなどをすることもあります。

またお見送りも重要な業務の一つです。

お客様を気持ちよくお見送りして、また来たいと思ってもらえるサロン作りをすることも大切な仕事といえます。

2、電話対応

インターネットでのサロン予約が主流になってきていますが、まだまだ電話予約で予約されるお客様も多くいます。

そのためお店とのファーストコンタクトが電話対応という場合も多くあります。

この電話対応によってお店の第一印象が決まるといっても過言ではありません。

言葉使いや声のトーンには気を配る必要があります。

明るくハキハキと対応することにより、サロンの印象を良くします。

電話対応ではお客様から予約内容や日時の確認をおこなうのが一般的ですが、中には施術内容の問い合わせや相談の電話対応もあります。

対応に困らないように施術内容や所要時間をしっかりと把握し、施術者としっかりコミュニケーションを取っておくことも大切です。

また電話対応は予約の受付だけでなく、クレーム対応の場合もあります。

お客様だけでなく、広告代理店からの営業の電話であったり、取引先から電話がかかってくることもあります。

相手の話にしっかりと耳を傾け、最善の提案できるように臨機応変な対応が求められます。

3、予約管理

レセプショニストの仕事の中で一番難しい仕事といわれているのが予約管理です。

予約管理の方法はパソコンや紙面でおこなうか、サロンによって違います。

パソコンで予約管理をおこなっている店舗で働く場合、パソコンのスキルが必要になってきます。

予約管理はお客様の予約状況やスタッフのシフトに合わせてバランスよく振り分ける能力が求められます。

予約管理がスムーズにできないとお客様を待たせてしまったり、スタッフの負担になる時間配分になってしまいます。

予約管理はレセプショニストの仕事の中で最も重要であり、お店にとっても要となる責任が大きい仕事です。

また電話からの予約だけでなくHPや広告媒体からの予約もあるので、どこに出しているクーポンにだしているのかも把握しておく必要があります。

はじめのうちは覚えることが多く、大変な仕事内容かもしれません。

4、会計業務

施術内容の確認やクーポンの有無などの確認をおこないます。

会計が違っているとトラブルやクレームの対象になってしまうので、正確な対応が求められます。

また後の予定のために急いで帰らなければならないお客様のためにも迅速な対応が求められます。

会計は迅速で正確におこなうことがお客様の満足度につながります。

そのほか、レセプショニストの仕事は店舗の清掃や接客をすることもあり、レセプショニストとして募集がおこわなれていても実際は雑務ばかりを多くおこなうこともあるようです。

レセプショニストに向いている人

ではどのような人が美容業界のレセプショニストに向いているのでしょうか?

レセプショニストの仕事は特別な資格や経験がなくても比較的就くことのできる仕事です。

しかし業務の幅が広いため、向き不向きがはっきりと表れる仕事でもあります。

視野が広く、臨機応変に対応できる人

仕事内容の幅が広いため臨機応変にかつ素早く物事に対応できる人が向いています。

お客様が雑誌を読み終えそうになったら声をかけて交換したり、待ち時間にドリンクを出す気配りの高さも求められます。

お客様だけでなく、スタッフ同士も気持ちよく働くことができるようサポートができる人は美容業界において重宝されます。

人に言われてやるのではなく、みずから率先して掃除や片付けなどの仕事をしていく態度が求められます。

美意識が高く、美容に興味がある人

レセプションはサロンの顔であり、サロンの顔を損ねない装いが大切です。

特にお店の雰囲気に合わせたファッションやメイク、身だしなみをする必要があります。

お店の雰囲気やお客様の層に合わせた装いにすることで、お店をより魅力的に魅せることができます。

お客様も美意識が高く美容の知識が豊富な方が多いので、自ら美容に関する知識を勉強する姿勢のある人も重宝されます。

人と関わるのが好きな人

レセプショニストはお店とお客様のファーストコンタクトとなり得る職業です。

そのため礼儀正しく接客することができ、お客様の要望に適切に応えていくことが求められます。

相手のことを思いやった対応がとれ、トラブルにも柔軟に対応できる能力が求められます。

お客様だけでなく、スタッフ同士でコミュニケーションを取れることも大切です。

多くの人に接する職業であるため、人と関わることが好きな人に向いています。

また内気な性格であっても、相手に寄り添う姿勢があればレセプショニストとして責務を果たすことができます。

レセプショニストの特権

美容業界のレセプショニストとして働くメリットについてご紹介します。

サロンによって異なりますが、おしゃれをできるのもレセプショニストの魅力の一つです。

ネイルやメイク・服装が自由なところもあれば、制服が用意されているところもありますが、美容室のレセプショニストになると、カットやカラーは格安で施術をしてもらえることがほとんどです。

トータルビューティーサロンなどは髪の毛以外も扱っているので、さまざまな施術がスタッフ価格で受けることができます。

サロンによっては最新の機器を導入していることもあるので、美容のトレンドをいち早くゲットすることができます。

美容について詳しくなるのも美容業界のレセプショニストの特権です。

また経営者や技術スタッフと一緒にお店を作り上げる喜びや、チームで仕事をする一体感を味わうことができます。

レセプショニストはたくさんの人と接する機会が多いため、相手が何を求めているかなど、先回りして配慮できるようになります。

女性の写真

レセプショニストの収入

レセプショニストには特別な資格が必要なく比較的なりやすい職業です。

そのため平均月収は少なめで正社員の場合、18~20万円前後といわれています。

年収も200~400万円程度の人が多いようです。

アルバイトの場合、時給850~1400円ほどが相場です。

給料アップを望む場合は安定した正社員になることをオススメします。

収入よりも人と接するのが好きな人、美容に興味がある人、人から感謝されるのに喜びを感じられる人に向いています。

レセプショニストの求人状況

レセプショニストの求人は比較的多く、パート・アルバイトから契約社員や正社員、派遣社員などさまざまな雇用形態があります。

雇用形態にこだわらなければ比較的なりやすい職業といえます。

最初はアルバイトや契約社員として働き、正社員を目指すことも可能です。

求人が多い業種としては美容室・理容室が一番多く、次いでエステサロン、化粧品販売店となっています。

給与条件が良かったり、人気の企業になると求人倍率が上がります。

レセプショニストの将来性と今後

レセプショニストの多くは女性です。

男性よりも女性の方が圧倒的に多い職業です。

仕事内容を考えると、今後もこの状況が続くと考えらえます。

最近はIT技術の進歩により機械化が進み、無人受付アプリの導入をおこなうお店や企業なども増えています。

また人件費削減のため、レセプショニストの正社員雇用をやめ、外部企業に委託する店舗も多くあります。

そのため単純な受付業務しかできないレセプショニストは需要がなくなっていくと思われます。

しかしレセプショニストは臨機応変な対応を求められることもあり、機械では難しいことも多くあります。

そのため自身のスキルを向上させ続けることのできるレセプショニストは、生き残ることができるといえます。

最近では日本の美容技術を求めて美容室やネイルサロンなどにも多くの外国人観光客が訪れます。

英語、中国語ができるレセプショニストは重宝されます。

資格は必要ないけど、実は…

レセプショニストには特別な資格はありませんが、レセプショニストにもコンテストがあります

技術や感性を披露する場、スキルアップの場としてたくさんのコンテストが美容師にあるように、レセプショニストにも同様にあるのです。

コンテストには全国から100名近くが集まり、その接客スキルを競い合います。

コンテストは勉強会としての集まりの意味もあり、スキルアップを目指すスタッフたちが集まります。

コンテストの内容は接客マナーはもちろん、会計方法や次回の予約のうながし、販売商品の提案など細かく多岐にわたります。

お客様の満足度向上のため、注目を集めているコンテストです。

『SPCレセプショニストコンテスト』というコンテストでは、美容室におけるレセプショニストのサービスレベル向上を目指すコンテストです。
今の美容室経営に求められる技術力+αの要素としてレセプショニストによりフォーカスし、サービスレベル向上を目的とした大会です。競技要網は3部門あり、社会人経験2年未満を対象とした “フレッシュ部門” 経験年数を問わない “エキスパート部門” スタイリストとのペアでのユニットで競われる “ユニット総合部門” があります。
審査員はミシュラン3つ星シェフや旅館の女将、キャビンアテンダントの講師など、異業種から呼ばれます。

まとめ

未経験でも美容業界で働きたい人はレセプショニストという働き方もオススメです。

美容業界におけるレセプショニストは

●資格がなくても未経験でも働きやすい

●仕事内容は主に電話対応・予約管理・お客様対応・会計管理

●美容に興味がある人、人と接するのが好きな人に向いている

●必要とされ続けるレセプショニストになるため語学力・パソコンスキルがあると◎

です。

気になる人は求人を探してみてください。

タイトルとURLをコピーしました