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注目の成分「ナイアシンアミド」とは?美容効果や注意点について

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2022年に注目された美容成分として、『ナイアシンアミド』があります。

ナイアシンアミドは多くの化粧品に配合され、関心が高まる美容成分です。

「何となく美容に効果がありそう!」と思っている人も多いと思います。

しかし、実際にどのような美容効果があるのかよくわからないという人も多いのではないでしょうか。

今回は、2022年バズった美容成分『ナイアシンアミド』について詳しく解説していきます。

ナイアシンアミドとは?

ナイアシンアミドとは、ビタミンB3のことをいいます。

ビタミンB3は水溶性ビタミンの1種であり、別名「ニコチン酸アミド」とも呼ばれる成分です。

美容成分として注目の集まるナイアシンアミドですが、食事からも摂取することができます。

玄米やそばなどの植物性食品、鶏肉、豚肉やカツオなどの動物性食品に多く含まれる成分です。

なぜ最近ナイアシンアミドが化粧品の成分に配合され注目を集めているかというと、シワや美白に効果があるといわれるためです。

ナイアシンアミドは医薬部外品のシワ改善有効成分として承認されている成分であるため、多くの化粧品に配合されています。

ナイアシンアミドの美容効果は⁇

シワや美白に効果のあると注目を集めるナイアシンアミドですが、具体的には以下のような美容効果が期待されています。

紫外線によるDNA損傷を修復

ナイアシンアミドには、紫外線によって細胞DNAの損傷を修復させる効果があります。

そもそも人間の肌には紫外線によってダメージを受けた細胞DNAを回復させる能力が備わっていますが、年齢と共に回復効果は衰えます。

歳をとると肌のハリや弾力の低下が起こるのは、紫外線によるダメージも一つの原因です。

ナイアシンアミドには紫外線によるDNAの損傷を修復させる機能が備わっているため、美容成分として注目が集まっています。

ナイアシンアミドによって健康的な肌を維持するのをサポートします。

メラニンの抑制

ナイアシンアミドには、メラニンの抑制をする効果があります。

そのため、シミをできにくくするという美白効果が期待されています。

くすみや日焼け、シミなどは、メラノサイトが活性化されてメラニンが大量に生産されて起こることも原因の一つです。

メラノサイトで作り出されたメラニンはターンオーバーの課程で排出されますが、何らかの原因で上手く排出されず、シミや色素新着などの原因となることがあります。

ナイアシンアミドにはメラニンが肌表面に送られるのを防ぐ効果があるため、シミをできにくくするということがわかっています。

また、紫外線を阻害する成分と一緒に使用することにより色素沈着を防ぐ効果があり、ナイアシンアミドを配合した日焼け止めも多く販売されています。

さらに、ナイアシンアミドには活性酸素を除去する効果があるため、メラニンの生成を抑制することが期待されています。

抗酸化作用

ナイアシンアミドには、抗酸化作用も期待されています。

紫外線や喫煙、ストレスなどにより体内に活性酸素が発生し、シミやそばかす、色素沈着やくすみなどの原因となります。

活性酸素には、肌が黒くする原因となるメラニンの生成を促進させます。

ナイアシンアミドには活性酸素を除去する効果があるため、美肌に効果があるといわれています。

肌荒れ防止

ナイアシンアミドには、肌のバリア機能を高め肌荒れを防止する効果があります。

肌の表面は、外側から角層、顆粒層、有棘層、基底層の4つの層から成り立っています。

肌表皮の一番外側にある角質の細胞の隙間には脂質が備わっており、水分の蒸発を防ぐ肌のバリア機能があります。

ナイアシンアミドにはこの脂質を作り出し、肌のバリア機能を高める働きがあります。

そのため、外的刺激から肌を守ることができます。

また、ナイアシンアミドには皮脂・水分の分泌量を正常にする効果があるため、毛穴詰まりが原因となるニキビを予防し、赤み、乾燥などから肌を守る効果があります。

ナイアシンアミドに副作用はある?

ナイアシンアミドには上記の理由から、シワやたるみ、ニキビなどの肌荒れなど、多くの肌トラブルに効果を発揮します。

実際にナイアシンアミド配合の化粧品を使用している人の中には、その効果を実感している人も多くいます。

肌への刺激も少なく、敏感肌の人にも対応できる成分であり、薬ではないため基本的には副作用はありません。

しかし、人によってはナイアシンアミドが肌に合わないという人もいるため、パッチテストをおこなってから使用するのがオススメです。

ビタミンCとの併用には注意が必要

ナイアシンアミド配合の化粧品を使用する上で気を付けたいのが、ビタミンCとの併用です。

ビタミンCには皮脂を抑制する効果があり、ナイアシンアミドにも皮脂を抑制する効果があります。

そのため、乾燥肌の人がナイアシンアミド配合の化粧品とビタミンC配合の化粧品と併用してしまうと、肌が乾燥して過ぎてしまう恐れがあります。

「自分は乾燥しやすい肌質だ」と思っている人は、ビタミンCとナイアシンアミド配合の化粧品の併用は避けたほうが無難です。

まとめ

今回は、2022年に注目された美容成分『ナイアシンアミド』について解説しました。

ナイアシンアミドは

●水溶性ビタミン「ビタミンB3」の一種で、別名「ニコチン酸アミド」ともいわれる
●美容効果が高く、シミ・しわ・ニキビ・乾燥など多くの多くの肌トラブルに対応
●基本的に副作用はないが、乾燥肌の人はビタミンCとの併用に注意

という特徴があり、近年話題を集めている成分です。

今回の記事を見て、ナイアシンアミドに興味を持った人も多いのではないでしょうか。

スキンケアや化粧品などにナイアシンアミドを上手に取り入れて、美肌作りの参考にしてみてくださいね!

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