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美容部員のキャリアアップ!自分らしく働く将来とは?

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美容部員として働いているものの現状に満足できない、将来に不安があるという方も多いでしょう。

この仕事を長く続けられるのかお悩みの方は、美容部員としてのキャリアプランを考えてみてください。

美容部員のキャリアアップをどのように考えればいいか、転職の際にどんな点が有利なのかなどを解説します。また、美容部員のキャリアアップに役立つ資格についても紹介しますのでぜひチャレンジしてみてください。

美容部員はキャリアプランの計画が必須!

化粧品を販売する美容部員は、華やかなイメージがあります。憧れの美容部員になれたものの本当にこのままでいいのか、一生のこの仕事ができるのかと不安に感じることもあります。

美容部員は女性が多い職業ですが、女性は結婚や出産などでライフスタイルが大きく変わりやすいです。今後どのような働き方を選択するか、自分らしいキャリアプランを考えましょう。

美容部員は雇用が不安定なことが多い

美容部員は正社員、契約社員、派遣社員、アルバイトなどの雇用形態があります。

ですが美容部員は離職率が高く、正社員として採用されるケースは少ないです。正社員であれば昇給や昇進も期待できますが、契約社員や派遣社員は将来性に不安があります。

契約期間後正社員として雇用してくれる企業もありますが、すべての企業が正社員雇用に対応しているわけではありません。

今後安定した働き方がしたい方にとっては美容部員は厳しい仕事と言えるでしょう。

結婚後離職してしまう美容部員が多い

美容部員はとくに女性が多い職業です。

女性は結婚、出産というライフイベントがあり、その間に離職してしまうケースが多いです。産休や育休をしっかり導入している企業なら復職もできますが、正社員でない場合はこのような福利厚生を受けられない場合も。

復職したくても、家事や育児の都合で土日に出勤できない、遅番に入れないなどの理由で不採用となる可能性が高いです。

女性が活躍できる制度が整っている企業も多い

美容部員は雇用形態が不安定で離職率が高いものの、人材確保のための制度をしっかり考えている企業も多いです。

今後も美容部員として長く働きたいという方は女性のキャリアプランをきちんと考えてくれる企業かどうか、求人に応募する前にきちんと確認しておくことは大切です。

産休や育休の取得率はもちろん、時間差出勤、時短勤務などの工夫はあるか、どのような実例があるのかも確認してください。

美容部員のキャリアアップ方法

美容部員のキャリアアップ方法としては、

  • 店舗でキャリアアップする
  • 他のブランドへ転職する
  • 異業種へ転職する
  • 独立・開業を目指す
  • もっと自由な働き方を選択する

などの方法があります。

現状の働き方に満足していない方は、将来自分がどうなりたいのかを考えた上で適切なキャリアプランを立てていきましょう。

店舗でキャリアアップしていく

美容部員のキャリアプランとしてもっとも身近で一般的なのが店舗でキャリアアップしていくという方法です。

企業や店舗にもよりますが、美容部員は1年目から2年目まではジュニア、2年目から3年目はシニア、3年目以降はリーダー、さらにチーフ、店長と昇格していきます。

年数ではなく売り上げや資格、スキルによって評価する企業、店舗もあります。

昇格するにつれて仕事内容の責任も重くなりますが、給与もアップしてモチベーションの維持につながります。

結婚などのライフイベントがあっても美容部員として働き続けたいという強い意志のある方にはおすすめのキャリアプランです。

売り上げを左右するチーフ

チーフは店舗の売り上げを管理する、新人教育をする、店舗のコンセプトやイベントを考えるなど、その店舗で重要なポジションです。

知識や経験が豊富なだけでなく後輩とコミュニケーションを取り、信頼される必要もあります。

店舗の雰囲気作りにもチーフは大きくかかわっています。売り上げを左右したり、美容部員の離職率を下げたりなどの影響があります。

全体を管理する店長

店長は売り上げだけでなくシフト管理美容部員のケア、マネジメントなど全体の管理をおこないます。

非常に責任のある仕事ですが、美容部員として化粧品を販売する、接客するのが楽しい方ならやりがいを感じられるでしょう。

最新の化粧品や技術についての知識を得るために講習会に参加したり、美容部員を集めて講習会を開く店長もいます。

美容部員の面接やシフト管理なども店長がおこないます。

他店舗の店長やマネージャー

店長として売り上げをアップさせたり良い業績を残すと、そのブランド、企業内でさらにキャリアアップを狙えます。

今より大きな店舗の店長に移動となったり、その地域の店舗を管理するエリアマネージャーに昇格することも。

他店舗と連絡を取り合ったり、運営方針やプロモーション方法について考えなければならないことも。

さらに店舗から離れてそのブランドや企業の営業、企画担当などの部署に配属されるケースもあります。

そのブランド、企業ではどんなキャリアアップ方法があるのか事前に確認しておきましょう。

他のブランドへ転職する

美容部員としてある程度の経験を積んだら他のブランドの美容部員へ転職するというキャリアプランもあります。

現在のブランドでは思うような働き方ができない、でも美容部員は続けたいと思っている方におすすめの方法です。

自分の理想の働き方ができる

現在働いているブランドのどんな点が不満なのか考えてみましょう。

昇進制度がない、福利厚生が充実していない、評価制度が不確実など、さまざまな点があるでしょう。それらを解決して働けるのはどこのブランドなのかをよくチェックすることで、美容部員として理想の働き方ができるようになります。

福利厚生がいい企業で働ける

女性のキャリアプランにしっかり寄り添ってくれる企業はたくさんあります。

産休や育休の取得率が高かったり、子どもがいる女性は時短勤務が認められているなど長く働き続けやすい工夫がある企業を選びましょう。

また、評価制度が明確であったり、資格の取得によって昇給や昇格が保証されているなど、キャリアアップ制度が充実している企業も。

長く働きたい、きちんとスキルを身に着けたいという方は福利厚生や女性のキャリアを支援してくれるかどうかもチェックしましょう。

一流企業へ転職しやすい

世界的に有名な外資ブランドや一流企業に新卒で正社員として入社するのは非常に難しいです。

しかし美容部員としてある程度のスキルと経験を積んだ上での転職なら、このような一流企業への入社のハードルも下がります。

一流企業は待遇がいい、福利厚生がいい、キャリアアップの可能性が広がるなどさまざまなメリットがあります。現状では満足できない方は一流企業への転職も検討しましょう。

美容部員としてどんな実績を積んできたのか、将来どんな美容部員になりたいのか、なぜその企業に転職したいと思ったのかなどを明確にして面接に挑んでください。

異業種へのキャリアアップ

美容部員から異業種へ転職してキャリアアップを目指すという選択肢もあります。

美容部員はサービス業ですので、どうしても土日の出勤が必須だったり接客がすトレスになってしまうこともあります。美容部員を長く続けられる自信がないという方は、異業種への転職も検討しましょう。

美容部員からの転職として多いものを紹介します。他にも業種はたくさんありますが、自分が今後どんな働き方をしたいか考えた上でよりぴったりな業種を探してください。

エステサロンへの転職

美容部員として働く中で得たスキルや知識をもっと活かしたい、お客様を根本から美しくするお手伝いをしたいという方はエステサロンへ転職するケースもあります。

エステティシャンも美容部員と同じくサービス業で、エステティシャンの方が体力がいるハードな仕事でもあります。

それでもチャレンジしたい、お客様の悩みに寄り添う仕事がしたいという方におすすめです。

現在働いているブランドが展開するエステサロンに転職するなどの方法もあります。

事務職やレセプションへの転職

土日に休みを取りたい、シフト制ではなく決められた時間内のみ勤務したいと考えている方は多いです。今後結婚や出産などの予定がある場合は、美容部員は続けにくいデメリットが多いためです。

美容に関する仕事の中でも事務職土日休み、残業なしなど好条件の仕事が多く人気です。化粧品の広告会社やサロンの運営に関する事務スタッフなどの募集をチェックしてみましょう。

エステサロンや美容系専門学校のレセプションなどの仕事も人気です。美容部員と比べると仕事内容が簡単で、土日休みなどの好条件のレセプションの仕事も多いです。

これらの仕事は人気がありますが、接客、販売などの経験が豊富なら面接でも有利でしょう。

しかし美容部員よりは収入が下がってしまうことが多いので、それでも生活していけるのかはよく考えてから転職を考えてください。

化粧品メーカーへの転職

美容部員から化粧品メーカーに転職するという方法もあります。

化粧品メーカーでは化粧品の製造、販売の他、企画、開発、営業などの仕事があります。

店頭に立つのではなく会社で働き、化粧品を売るだけではなく自分で育てていく楽しさを味わえます。

新卒で一流の化粧品メーカーに入社するのは難しいですが、美容部員としての経験があれば中途採用のチャンスもあります。

土日休み、収入アップなど、化粧品メーカーへの転職はキャリアアップできる魅力がたくさんあります。

独立・開業というキャリアアップ方法

美容部員として働いてきた経験を活かして独立、開業するというキャリアアップ方法もあります。

自分で店舗を持つ、または自分の得意を商品にして成功している方はたくさんいます。独立開業すれば自分のペースで働ける、利益をそのまま自分のものにできる、生涯働き続けられるなどのメリットがあります。

そのぶんすべての責任は自分のものになりますが、それでもチャレンジしてみたい、もっと好きに働きたいという方におすすめです。

自分にはなにができるのか、理想の独立のためにどんな資格が必要なのかなどを考え、計画的に独立開業の準備を進めましょう。

化粧品販売店を開業する

美容部員としての経験を活かして化粧品販売店を開業する方法です。

美容部員としてチーフや店長など、売り上げの仕組みや営業方法、仕入れ方法などの知識もある程度ある方ならばチャレンジしやすいでしょう。

一つのブランドに属する美容部員としてではなく、さまざまなブランドの化粧品の中からお客様に最適な化粧品を提案できます。

近年では店舗を持たずネットショップのみの運営をする方も増えてきています。

海外ブランドをいち早くお届けする、どこよりも安く提供するなど、たくさんある化粧品販売店、ネットショップの中でも生き残れるような経営戦略も必要です。

エステサロンなど異業種を開業する

エステサロンなどの異業種を開業する方もいます。

美容部員としての経験の他に美容に関する資格がある方なら開業にもチャレンジしやすいでしょう。エステサロン、ネイルサロン、アイラッシュサロン、ハンドマッサージサロンなどが人気です。

設備さえあれば省スペース、自宅の一部を改装する開業の中でも比較的リスクが少ないという点でも魅力的です。

メイクアップアーティストとして独立する

美容部員からメイクアップアーティストとして独立するケースもあります。

メイクアップアーティストと言えば芸能人やモデルのメイク、ヘアセットをするイメージがありますが、それだけではなくメイクや美容に関する講座を開催したり、写真スタジオで撮影に訪れた方のメイクをしたり、有料ブログで情報を発信するなどさまざまな働き方があります。

有名になれば全国各地、ときには海外からも依頼が来ることもあり、より自由な働き方ができるでしょう。

ですがメイクアップアーティストとして成功するのは非常に難しいです。顧客を獲得できない、仕事を見つけられないということもあります。

まずはスタジオなどのメイクスタッフに転職するなど、徐々にステップアップしていく方法もあります。転職を有利にするためには、メイクに関する資格をたくさん取得するなどの準備も必要です。

美容部員のキャリアアップに便利な資格

美容部員がキャリアアップを目指すときに便利な資格を紹介します。

美容部員は無資格でもチャレンジできる仕事ですが、メイクについて、美容についての理解を深めるためにも資格を取得することはおすすめです。

転職の際にこれらの資格があると有利になる可能性もあります。

美容部員としてキャリアアップしたい方も、異業種へキャリアアップしたい方も、ぜひこれらの資格をチェックしてみてください。

日本メイクアップ技能検定

日本メイクアップ技能検定一般社団法人JMAが認定する資格です。

世界中で通用するメイクアップアーティストを育成するのが目的で、スキンケアからクライアントの希望通りのメイクまですべてを学ぶことができます。

一般社団法人JMAでは他にも美容部員として働く上で役立つ知識やスキルを身に着けられる資格をたくさん発行しています。

就職サポート体制も整っており、日本メイクアップ技能検定の資格を持つ方に就職先を紹介してくれるシステムもあります。

美容部員として人気のブランドや一流企業に就職したい方はぜひチェックしてください。

日本メイクアップ技能検定 一般社団法人JMA

日本化粧品検定

日本化粧品検定協会が認定している日本化粧品検定は、美容業界でも非常に有名な資格です。

美容部員だけでなくメイクアップアーティストやカラーコーディネーター、美容師、ネイリストなど美容業界で働いている方、また美容業界への就職を目指す方が多く取得しています。

化粧品や美容についての知識を身に着け、自身を磨くだけでなく周囲の人、お客様の美しさも引き出す方法を学べます。

3級から1級まであり、1級では科学的な視点から化粧品を分析できる、化粧品の専門家を目指せます。

今後も美容部員として働き続けたい方にとってはマストの資格ともいえるでしょう。

日本化粧品検定 日本化粧品検定協会

美容師免許

美容師免許は国家資格ですが、今後美容部員としてではなく異業種で活躍したい方にぜひ取得してほしい資格です。

メイクアップアーティストはメイクだけでなくヘアセットも求められます。その際に美容師免許がなければ対応できません。

また、独立開業を考える際に美容師免許があれば美容室を開業することもできます。

自身の可能性を大幅に広げられるため、今後のキャリアプランを考える上で美容師免許が必要そうかを考えてみてください。

美容師免許の取得のためには専門学校に通う必要がありますが、美容業界で働き続ける上では大きな財産となってくれることでしょう。

美容師免許 厚生労働省

美容部員としてのキャリアプランを立ててみよう

美容部員は美容業界の中でも花形的な職種ですが、離職率も高く長くは続けられそうにないと感じている方も多いです。

ノルマやシフトの厳しい働き方がキツい、収入が少ない、雇用形態が不安定、産休や育休を取得しにくいなど、美容部員の労働環境は良好とはいえない面もあります。

しかし、自分に合う働き方や女性をサポートしてくれる企業、ブランドを選べば、今後も長く美容部員として働き続けられます。

美容部員の経験を活かせる異業種に転職するのもキャリアプランの一つ。

今後自分がどんな働き方をしたいか、どんな風に人の役に立ちたいのかを考えて、キャリアプランを形成しましょう。

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