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いつから始めるべき?紫外線と紫外線対策について

この記事は約7分で読めます。

日に日に暖かく過ごしやすい日が増えてきましたが、そろそろ気になりだすのが紫外線です。

「紫外線の対策は夏だけすればいい」と思っている人も多いかもしれませんが、実は紫外線は日照時間が長くなり始める3月から対策するのが正解です。

紫外線自体は1年中降り注いでいますが、3・4月から徐々に紫外線量が増え始め、5月にピークを迎えます。

日焼けは肌が黒くなるだけではなく、シミ・そばかすの原因になったり、シワやたるみの原因にもなりえます。

実は肌老化の8割の原因が紫外線によるものだといわれています。

恐ろしいですね……

今回は正しい日焼け対策について紹介していきます。

紫外線とは?

日光に含まれる成分の中で、もっとも波長の短いものを紫外線といいます。

日光にはヒトの目に見える光、目に見えない光など、様々な光の波長が含まれています。

紫外線は目に見えない光であり、波長が短くオゾン層を通過するのにほとんどが吸収され、地表に届くのはごくわずかです。

紫外線は波長の長いものからUV-A・UV-B・UV-Cと区別されます。

① UV-A ほとんどがオゾン層を通過し地表に到着

② UV-B ほとんどがオゾン層によって吸収されるが、一部の紫外線B波がオゾン層を通過

③ UV-C  オゾン層によってすべて吸収されるため、地表に届かない

一般的に紫外線とはUV-AとUV-Bのことを指しており、地表に届くUV-Aが約90%を占め、残りがUV-Bとなります。

UV-Aは波長が長く、肌の奥深くまで届きます。

また曇りの日や窓ガラスも通過するため、室内にいても紫外線対策が必要です。

UV-BはUV-Aに比べてエネルギーの量が多いため、肌への影響が大きいという特性があります。

SPF・PAとは?

日焼け止めの表記によく『SPF』『PA』という文字を良く見かけます。

紫外線対策には何となく数が大きい方が効果がありそうですが、それぞれどのような意味があるのでしょうか。

SPF

肌に炎症を起こすのは紫外線、UV-Bが原因です。

UV-B波に当たった数時間後、肌を赤く炎症させたり、シミ・そばかすの原因となります。

『SPF』とはUV-B波を防ぐ効果指数を示すものです。

数値は1~50+まであり、UV-B波による炎症をどのくらいの防止できるかを示しています。

数値が高いほど防御時間が長いことを示します。

PA

紫外線を浴びた後、肌が黒くなるのはUV-A波のしわざです。

このUV-A波は色素細胞を刺激し、メラニンが生成され、肌に色素沈着を起こします。

また肌にメラニンを発生させるだけでなく、肌のハリにも影響をもたらし、シワやたるみの原因にもなります。

『PA』とはUV-A波に対する予防効果を示す表記であり、PA+の『+』によって段階を示し、最大でPA++++の4段階まであります。

数が増えるにつれUV-A波に対して防御効果が高いことを示しています。

紫外線対策グッズ

肌に悪影響を及ぼす紫外線ですが、紫外線対策として最近は様々なグッズが出ています。

塗る日焼け止め・日焼け止めクリーム

日焼け対策といえば定番の日焼け止めクリームです。

日焼け止めは肌にしっかりと馴染んでから効果を発揮するので、外出する20~30分前に塗るのが日焼け止め効果をもっとも発揮します。

その際顔や身体をしっかり保湿してから塗るとより効果的です。

乾燥した肌は紫外線によるダメージをさらに受けやすく、化粧水やセラミド・ビタミンを含む油分の少なめの美容液でしっかり保湿することが大切です。

紫外線防止効果を持続させるためには、2時間おきに日焼け止めを塗り直すことをオススメします。

塗りなおすときは汗や皮脂の上から塗ってしまうと毛穴つまりや臭いの原因となってしまいます。

タオルやティッシュなどでふき取ってから日焼け止めを塗り直すようにします。

SPFやPAの値が高い方が紫外線予防としては効果的ですが、数値が高い強力な日焼け止めほど肌にかかる負担も大きくなります。

強力な日焼け止めには肌のかゆみやかぶれ、乾燥などの肌トラブルを引き起こすことがります。

そんため環境に応じた日焼け止めを使うことが推奨されています。

●SPF10~20 PA+~++ 近所の散歩、室内、買い物などの日常生活
●SPF20~30 PA++~+++ 室外での軽いスポーツやレジャー
●SPF30以上 PA+++以上 長時間の野外スポーツ、海水浴・スキーなどの紫外線の多いところでの活動

使用場所や状況に合わせて日焼け止めを選ぶことにより肌への負担を最小限にしつつ、紫外線対策をすることができます。

また日焼け止めを選ぶ時は、抗酸化作用の持続性の高い『フラーレン』とビタミンC、ビタミンEが配合されているものをオススメします。

サングラス

目から入ってくる紫外線をカットしてくれるサングラスですが、販売メーカーにより『紫外線カット率』と表示がある場合と『紫外線透過率』と表示される場合があります。

紫外線カット率と紫外線透過率では意味が正反対になるので、商品に記載されているものがどちらなのかを判断する必要があります。

紫外線カット率80%=紫外線透過率20%

ちなみにサングラスの色ですが、イメージとして色の濃い方が紫外線カット効果が高そうに思われがちですが、実際サングラスの色と紫外線カット率は関係ありません。

むしろレンズの色の濃い方が視界が暗くなり瞳孔が開いてしまうため、目に紫外線が入りやすくなります。

そのため色の薄いレンズの方が目に入る紫外線の量を減らすことができます。

飲む日焼け止め

ここ数年で知名度が上がってきているサプリメントタイプの飲む日焼け止めです。

塗る日焼け止めと併用する人も多いです。

日焼け止めサプリメントは主成分や配合量により、摂取回数やタイミングが異なりますが、飲む日焼け止めは外出前に服用するのが一般的です。

服用後30~2時間ほどで効果があるものが多いです。

特に『ファーンブロック』という成分が入っているものに関しては即効性があり、抗酸化作用が高いです。

『ニュートロックスサン』が入っているものは作用時間が長く、1日の摂取目安量は250mgであり、傘マークが付けられているものは1日の摂取目安250mg以上入っているものになります。

またニュートロクスサン配合のものはダメージケアもすることができるので日焼け後に飲んでも効果的です。

ビタミン類が多いものはアフターケアとして飲むのがオススメです。

即効性が高いもの、毎日飲み続けることにより効果を発揮するものと、商品によって様々です。

使用上の注意をよく読んで取り入れ、他の薬やサプリメントを併用している人は医師に相談してからの摂取をオススメします。

飲む日焼け止めは続けることが大切です。

朝は紫外線対策として日焼け止めクリームとサプリメントで予防し、寝ている間に美白ドリンクを飲んでサポートするという方法もオススメです。

はじめて飲む日焼け止めを飲むことに不安を感じている人は皮膚科で処方してもらうこともできます。

その他の紫外線防止グッズ

シャーわータイムで使える濡れた肌に直接塗り軽くすすいで流すだけの固形タイプのUVケア対策グッズや、洗濯洗剤にUVカット機能をプラスしたものも最近では販売されています。

5回洗濯すればUVカット率が97%になる洗剤も最近では販売されています。

また衣類にUVカット機能がついているものも多く販売されており、夏場には嬉しい商品となっています。

まとめ

紫外線対策について理解はできたでしょうか?

●紫外線は夏からではなく、日照時間が長くなり始める3月から意識し始めるのが良い

●肌に影響をもたらす紫外線にはUV-A波・UV-B波がある

●SPFはUV-B波の紫外線カット効果を示したものであり、PAはUV-A波の紫外線カットを示したものである

●SPF・PAはそれぞれ数字・プラス数の多いものの方が紫外線対策としては効果が高いが肌へのダメージも大きい

●日焼け止めクリームを選ぶ時は抗酸化作用の高い『フラーレン』『ビタミンC/E』が入っているものがオススメ

●飲む日焼け止めにおいて『ファーンブロック』『ニュートロックスサン』配合のものが即効性がある

夏に向けて今から紫外線対策をしっかりしていき、この夏もキレイな肌のままで過ごしましょう。

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