新型コロナウイルスの影響もあり、需要の高まりが目立つ美容整形。
おうち時間の増加やリモートワークが進み、人に会えない時間を利用して美容整形に挑戦する人も多いそうです。
特に日本人は『顔』の整形手術が盛んに行われ、その中でも『目』の整形手術が頻繁に行われています。
目は第一印象を決める大事な顔のパーツであり、日本では『ぱっちり二重』が目元が人気です。
「もう少し目が大きかったら……」
「目の上の腫れぼったさが気になる……」
と悩んでいる人も多いものです。
ぱっちり二重や大きな目になりたい女性なら、一度や二度くらいは整形しようかなと思ってしまうのではないでしょうか。
また手術によっては、方法によっては10万円以下でできるいわゆる『プチ整形』と呼ばれる施術もあります。
しかしその一方で
「整形手術ってなんだか怖い……」
「失敗したらどうしよう……」
と不安に思う人も多いものです。
今回は日本人に人気の『目元の整形手術』について、手術方法や費用、失敗しないために気を付けるべきことなどを詳しく解説していきます。
目の整形方法
目元の整形手術にはいくつか種類があります。
悩みやなりたい目元によって、施術方法を決めていきます。
埋没法(二重手術)
埋没法は二重整形手術の中でも最も人気のある手術方法です。
手術時間も両目で10~20分程度であり、人気の『プチ整形』です。
痛みも負担も少なく値段も十万以下でできることが多いため、とてもポピュラーな二重手術です。
埋没法とはメスを使用せず、医療用の糸を使って二重のラインを作ります。
まぶたの重たさや厚さ、状況によって糸を留める結び目の数が変わり、まぶたが薄く目の上の脂肪が少ないほど結び目が少なく、まぶたが厚く脂肪が多いと結び目の数が増え、値段も高額になり手術時間も長くなります。
まぶたの結び目の数によって『1点留め』『2点留め』『3点留め』と表記されています。
料金は2万円~で、留める糸の数が増えるほど高額になります。
ダウンタイムも数日から1週間ほどと短く、手軽にできる整形手術として人気です。
また整形したことが周りの人にバレにくい施術であるため、整形初心者にオススメの施術です。
一方で埋没法は手軽な整形手術の反面、数年後に留めた糸が切れたり緩んでしまったりすることがあります。
まぶたの分厚い人にとってはまぶたの重さに糸が耐えることができず、一重に戻ってしまったり、二重のラインが薄くなってしまうことがあります。
また埋没法の失敗例として「理想の二重ラインと違っていた」「二重が不自然」「結び目がガタガタしているように見える」といった失敗談もあります。
埋没法で失敗しないためにアイプチなどで理想の二重の幅をイメージしておくこと、ドクター任せにせず一番自分がキレイに見える目元を確認し、カウンセリングによってドクターとイメージをしっかり一致させることが大切です。
切開法(二重手術)
そのほかの二重手術として『切開法』があります。
まぶたが分厚く目の周りの脂肪が多く目元が腫れぼったい人、半永久的に二重にしたい人、平行二重にしたい人には『切開法』によって二重にするのがオススメです。
切開法はメスを使い、まぶたの上の余分な皮膚や脂肪を同時に取り除くことができます。
そのため希望の二重の幅にすることが可能であり、半永久的に二重にすることができます。
メスを入れるので値段は19万円~で数万円でできる埋没法に比べて高額な手術になりますが、半永久的に二重が持続します。
いっぽうメスを使うためダウンタイムが長く、2週間ほど内出血や腫れが続き、完全に腫れがいくまで3カ月以上かかります。
また埋没法に比べて二重のラインがくっきりとつくので、周囲にバレやすい整形手術です。
一度手術をすれば半永久的に二重になることが可能ですが、失敗した場合修正が難しい手術です。
「いかにも整形しました!という二重になった」「二重の幅に左右差がある」「二重のラインがガタガタしている」などとう失敗例があるため、しっかりとカウンセリングを受けることが大切です。
切開法(目頭・目尻)
「目を大きくしたい」という人にとってオススメの施術は目頭や目尻の『切開法』です。
目頭や目尻にメスを入れることにより、目頭・目尻を広げ目を大きくします。
目頭の切開では『蒙古ひだ』と呼ばれる目頭に被るヒダを切ることにより、ぱっちりと大きな目元にしていきます。
また目と目の間が離れていて気になる人、目と目の間を整えたい人にはオススメの手術です。
目尻の切開では目の横幅を広げたり、目尻を広げることができます。
目の横幅を外側に向かって延長する手術のため、目尻から下まぶたにかけてのラインが下がるので優しい印象の目元にすることができます。
一度手術をすれば半永久的に効果が持続し、目の形が変わるので目の印象が大きく変わるのがメリットです。
値段は目頭・目尻切開それぞれ20万円~となっており、メスを使うためまぶたの切開同様、ダウンタイムが長くなります。
目頭・目尻の切開もメスを使い大きく印象が変わるため、失敗するともとに戻すのが難しく、左右差が出たり不自然になってしまったり、傷跡が残ってしまうということがあるようです。
また人によっては効果を感じられなかったという人もいるようです。
失敗しないためにも評判のいいクリニック選び、口コミや症例写真をよく確認し、事前カウンセリングで納得のいく病院を選ぶようにします。
涙袋へのヒアルロン酸注入
近年とても人気のある目元の美容整形として、ヒアルロン酸を目の下に入れ涙袋を作るという方法があります。
比較的手軽にできて失敗も少なく、見た目のアンチエイジング効果もあるため大人の女性にも人気があります。
涙袋があることにより、目元が華やかな印象になり、優しい印象の目元にすることができます。
下まぶたの縁にヒアルロン酸を注入し、涙袋を膨らませます。
ヒアルロン酸は時間が経つと体内に吸収され、半年から一年ほどで元の形に戻ってしまいます。
また涙袋が膨らむことによって目の下のシワが伸び、若々しく見せる効果もあります。
涙袋へのヒアルロン酸の注入は10分ほどで終わり入院も必要ありません。
メスを使用しないのでダウンタイムもほとんどなく、術後の腫れも数日から一週間ほどで収まります。
失敗例として内出血してしまったり、ヒアルロン酸が広がりすぎて不自然になった、左右差などがあります。
失敗しないためにも、ただヒアルロン酸を注入するだけでなく、デザインやバランスなど、デザイン力のあるヒアルロン酸注入の上手なドクターを選ぶことがポイントです。
まとめ
今回は顔の印象を変える『目元』の美容整形手術についてでした。
目的によって様々な施術方法があり、メスを使わないヒアルロン酸注入や埋没法はリスクや費用が少ない分、ガラッと顔の印象を変えるのは難しいかもしれません。
いっぽうメスを使う切開法はリスクを伴う反面、顔の印象を大きく変えることができます。
失敗しないためにも、しっかりとカウンセリングを受け、良いドクターを納得のいくまで見つけることも大切です。
華やかな目元にしたい、目の印象を変えたいと思っている人は目元の整形手術についていろいろと調べてみてください。