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わかっていてもやめられない……喫煙者が美肌を維持する方法

この記事は約6分で読めます。

前回『百害あって一利なし」喫煙が美容にもたらす影響について徹底解説』で、たばこがもたらす美容の影響について解説してきました。

それでも「どうしてもタバコがやめられない……」という読者の方も多いのではないでしょうか?

今回はタバコがどうしてもやめられないという方のために、喫煙しながらでも美肌を維持する方法いついて解説していきます。

喫煙者の方や、美容業界で働く方でお客様に喫煙者の方がいる場合はアドバイスの参考にしてみてください。

タバコを吸いながら美肌を保つ生活習慣

喫煙者でもできるだけ肌老化や肌荒れを防ぐにはどのような点に気をつければいいのでしょうか。

食生活、スキンケア、生活習慣など、気を付けるべき点について解説していきます。

食生活

喫煙者の一番の問題は『活性酸素』です。

活性酸素により肌細胞や肌の組織を破壊し、肌に相当な負担がかかっています。

活性酸素を抑えるために、抗酸化作用の高い食べ物を積極的に摂取することをオススメします。

抗酸化作用の高い栄養素は「ポリフェノール」「カロチノイド」「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」などがあります。

ポリフェノール

ポリフェノールはほとんどの植物に存在する苦味・色素成分で、自然界に5000種類以上あるといわれている成分です。

抗酸化作用が高く、有害な物質を無害に変える作用があり、喫煙者にはオススメの栄養素です。

水に溶けやすい性質があるため短時間で効果を発揮しますが、持続効果がないので毎日積極的に取り入れたい栄養素です。

ぶどうや赤ワインに多く含まれる「アントシアニン」、緑茶に含まれる「カテキン」、ココアやチョコレートに含まれる「カカオポリフェノール」、生姜に含まれる「ショウガオール」、大豆製品に含まれる「イソフラボン」など、さまざまな種類のポリフェノールがあります。

カロチノイド

カロチノイドは植物や動物が持つ色素の総称で、炭素と水素でできているカロテン類と、それ以外のキサントフィル類に分けることができます。

現在発見されている600種類以上のカロチノイドには、そのほとんどに高い抗酸化作用があるといわれています。

ニンジンやカボチャに含まれる「βカロテン」「ルテイン」、トマトに多く含まれる「リコピン」、エビやカニの外殻に含まれる「アスタキサンチン」などがあります。

ビタミンA・C・E

ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEにはそれぞれ抗酸化作用が高く、『ビタミンACE(エース)』と呼ばれることもあります。

それぞれに優れた効果がありますが、この3種類を一緒に摂取することにより相乗効果があり足りない部分を補うことができるため、すべてを含む食品を摂取することをオススメします。

特にオススメしたいのが「サツマイモ」です。

ビタミンACEのバランスが良く、1日1本食べるだけで1日に必要なビタミンACEを補うことができます。

そのほかの野菜にはピーマン、トマトもビタミンACEが多く含まれます。

忙しくて食事から十分な栄養素が取れない場合、サプリメントなどを上手く利用し、美肌に必要な成分を積極的に摂取するようにしたいものです。

スキンケア

喫煙者は非喫煙者に比べて5~15歳も老けるのが早いといわれています。

そのため人一倍スキンケアには気をつけたいものです。

特に気をつけたいのが「紫外線対策」です。

紫外線はタバコと同様、活性酸素を発生させ肌の老化を引き起こします。

喫煙者であれば、念入りに紫外線対策を徹底したいものです。

またできるだけ早いうちからエイジングケア対策を取り入れ、タバコによる肌老化に備えていくことが大切です。

コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、レチノール、セラミド、ビタミンCなどは美肌の有効成分であり肌老化を遅らせる効果があるので、エイジングケアとして取り入れたい成分です。

生活習慣

タバコがどうしてもやめられないという人は、美肌のためにそれ以外の生活習慣にできるだけ気を配る必要があります。

まずは質の良い睡眠をとるように心がけます。

健康で若々しい美肌を保つために、ターンオーバーを活性化させることが大切です。

なるべく日付が変わる前に眠るようにし、7時間以上の十分な睡眠時間を確保するようにします。

ストレスも肌に深刻なダメージを与えます。

仕事などが忙しくてストレスを抱えやすい人は、自分なりのストレス発散方法を見つけて上手に発散する方法を見つけましょう。

お風呂にゆっくり浸かる、好きな音楽を聴く、ストレッチや適度な運動など、忙しい中でも上手にストレスを発散できる方法を見つけて、美肌のためにリラックスできる方法を探してみてください。

肌に影響を与えないタバコは?

「肌に悪いことはわかっているけど、たばこがやめられない……」という人は多いものです。

そんな人は電子タバコを試してみることをオススメします。

電子タバコにはタールが含まれておらずニコチンだけが含まれているもの、どちらも含まれていないものなど、様々な電子タバコが売られています。

タールやニコチンが含まれていないと物足りないという人がいる一方で、タバコを吸っている感覚があるので満足できるという人も多いそうです。

紙のタバコに比べて電子タバコは歴史が浅く、100%害がないということがわかっていませんが、ニコチンやタールなどが引き起こす肌ダメージを防ぐことができます。

電子タバコに興味のある人は試してみてください。

肌ダメージが少ないタバコの吸い方

タバコの吸い方を工夫することにより、タバコが肌に与えるダメージを減らすことができます。

本数を減らす・間隔を空ける

タバコを吸う間隔が短いと身体に絶えず有害物質を取り込んでいる状態のため、肌に与えるダメージも大きくなってしまいます。

休憩時間にタバコをまとめて吸ってしまう人もいるかと思いますが、連続でタバコを吸うのを避け、ある程度時間をおいてから次のタバコを吸うようにします。

肺に深く吸い込まない

肺に吸い込む煙の量を減らすように心掛けます。

口から吸いこんだ煙の一部を意識的に外に出すことによって、ニコチンの摂取量をかなり減らすことができます。

少しコツが必要ですが慣れれば自然にできるようになるため、どうしてもタバコがやめられないという人は試してみてください。

まとめ

喫煙はシワ・たるみ・くすみなどの肌老化を早めてしまい、美しさや若々しさを奪います。

本数が少なくても、今は若々しい肌であっても、吸う人と吸わない人の肌の違いはてきめん現れ、将来的にも変わってきます。

一度現れた肌老化を改善するのは大変なので、できるだけタバコの害を最小限に食い止めたいものです。

禁煙するのが一番効果的ですが、どうしてもタバコがやめられないという人は、今回の記事を参考にできる事から取り入れて、できるだけ肌老化を遅らせるよう心掛けてみてください。

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