アロマオイル・エッセンシャルの種類は300種類以上あり、冷え性の改善やリラックス効果など、様々な効果があるといわれています。
アロマオイルは天然の成分でできているため安心して利用できるというメリットがあり、エステやリラクゼーションサロンに限らず、最近では医療現場やペット関連、スポーツ業界でもその効果が期待されており、様々な分野で注目されています。
趣味として、またはサイドビジネスや本業として、アロマセラピーを学ぶ人も増えています。
アロマオイルをブレンドしたり、アロマオイルを使用してトリートメントを行うなど、アロマオイルを使用し取り扱うことを生業とする人たちを『アロマセラピスト』といいます。
アロマセラピストとは
アロマセラピストはアロマオイルを使用し、アロマテラピー(芳香療法)を行います。
アロマセラピーは、アロマオイルの香りによりヒーリング効果があり、ストレス・身体の不調の緩和、リラックス効果などを発揮します。
お客様の改善したい症状や身体や心の悩みをカウンセリングし、どのアロマオイルがいいかアドバイスしたり、アロマオイルを提供・販売することもあります。
アロマオイルを使用してアロマトリートメントを施術することもあります。
専門のアロマサロン以外にも、エステサロン、温泉やホテル、整骨院などでもアロマトリートメントを導入する施設が増えてきています。
アロマトリートメントを取り入れた職場で働きたいなら、アロマセラピー以外にも美容やフェイシャルやボディトリートメントの知識を身につけ、トリートメント施術の技術も必要となります。
アロマセラピストとしての活躍の場
様々な業界から注目されているアロアセラピストという職業ですが、さまざまな現場で活躍することができます。
●アロマサロンで働く
●アロマ取り扱い店舗でアドバイザーとして働く
●アロマセラピー講師
●アロマ関連企業に就職する
●アロマを使用する職場で働く
●独立・開業
アロマサロンで働く
アロマサロンなどでアロマトリートメントを行う仕事が、アロマセラピストとして最もポピュラーな働き方であり、求人件数も一番多い働き方です。
お客様の要望や悩み、心身の状態をカウンセリングし、お客様に合わせて精油の選択やブレンドをしていきます。
カウンセリングを元に、アロマトリートメントを施していきます。
最近ではリンパドレナージュの人気も高まっており、アロマトリートメントの技術だけでなく、リンパドレナージュの手技を身に付けているアロマセラピストも多くいます。
また施術後の日常生活のケア方法やアドバイス、お客様に合った商品の紹介や販売・使用方法の説明もサロンで働くアロマセラピスト仕事です。
人と接するのが好き、奉仕精神がある人、情報収集が好きで向上心のある人に向いている職業です。
また体力も必要な仕事です。
アロマ取扱店でアドバイザー・販売員として働く
アロマを取り扱う雑貨店や専門店など、精油やアロマの関連商品を購入するお客様に対してアドバイスや接客・販売をするのが主な仕事内容です。
それぞれのアロマオイルの特徴や利用方法、アロマセラピーや取り扱い時の注意事項やらぶーなどを説明、紹介していきます。
お客様にぴったりのアロマを選び、質問に答えられる知識と技量が必要な仕事です。
アロマセラピー講師
アロマセラピーの講師として働く場合、カルチャースクールやアロマスクールなどで正しいアロマの知識を指導します。
講師業は人に教える仕事なので、アロマの特徴や一般的な使用方法などはもちろんのこと、アロマを化学的に勉強したり、解剖生理学など、より高度な知識や豊富な経験を求められる仕事です。
人に教えることが得意な面倒見のいい人、研究や勉強する探究心があり向上心のある人、アロマについて高度な知識を持っている人に向いている職業です。
アロマ関連の企業に就職する
アロマ関連のイベントの企画・広報・商品の仕入れなど、企業によって様々な業務があります。
アロマの知識以外にも、企画や広報、営業など、それぞれ業務のスキルも必要です。
アロマを使用する現場でアロマのスペシャリストとして働く
アロマトリートメント専門店やアロマオイル取扱店だけではなく、今ではペットサロンやスポーツジム、医療の現場などでもアロマセラピーが導入され、アロマセラピストが活躍しています。
ストレスの多い現代社会において、今後もアロマの需要は高まると予想され、より専門的な知識を持つプロのアロマセラピストは今後需要が増え続けると予想されます。
アロマセラピーは心身の病気の予防やヒーリングを行うことですが、医療用のアロマセラピーは精油のみを使用します。
医療の補助療法や代替え療法として、アロマセラピーが取り入れられることがあります。
カウンセリングを行い、どのアロマが効果があるのか判断し、アドバイスをして提供・販売することもあります。
独立・開業
アロマセラピストとして独立し、自身のサロンを開き経営するということもできます。
一般的にアロマセラピストとして企業やサロンに勤務し、経験を積んで独立するのが一般的です。
独立して軌道に乗れば年収アップを期待することができますが、集客や顧客管理、店舗管理など、接客以外にも雑務もこなす必要があります。
海外では国家資格がある国もありますが、日本にはアロマセラピストの資格は民間のものしかないのが現状です。
独立・開業を考えているなら顧客満足やリピーター確保のためにも、資格取得をしておいた方がいいでしょう。
まとめ
さまざまな分野でアロマの効果が期待されています。
アロマオイル・エッセンシャルオイルを使用しアロマトリートメントを施したり、アロマのアドバイスや販売を行うのがアロマセラピストの主な仕事内容です。
アロマセラピストは香りのプロフェッショナルとして、今後も活躍の幅が広がっていくと予想されます。