トレンドの移り変わりも早く、次から次へと新しい商品が生まれ、年々進化を遂げる美容業界。
従来のまつ毛パーマはまつげの毛先にカールを付けることにより、まつげを上向きにすることで目元をパッチリとした印象にしていました。
毎日ビューラーでまつげを上げる手間を考えると、とても便利な施術でした。
しかし、まつ毛パーマはカールの種類は選ぶことができましたが、一部の店舗を除き基本的にはまつ毛エクステとの併用はできないのが従来のまつ毛パーマでした。
また従来のまつ毛パーマは時間とともにバラつきがでて、強い薬剤を使用するため毛先にダメージが出てしまうのが難点でした。
しかし最新のまつ毛パーマは……
●根元から立ち上がる
●毛先が痛まない
といういいとこづくめのまつ毛パーマが誕生しました。
その名も『パリジェンヌラッシュリフト』という次世代まつ毛パーマです。
マツエク派だった人たちの約3割がパリジェンヌラッシュリフトに乗り換えている、という優れものです。
今回は最新まつ毛パーマ『パリジェンヌラッシュリフト』について徹底検証していきます。
パリジェンヌラッシュリフトとは……
パリジェンヌラッシュリフトとは、従来のまつ毛パーマのようにまつ毛の先にカールを付けるのではなく、特殊な方法でまつげの根元のみに角度をつけ、根元から約80度持ち上げることのできる次世代まつ毛パーマのことです。
根元から立ち上げることができるため、自まつ毛が白めにかかりにくく、きれいな瞳に見えます。
またまぶたのリフトアップ効果も期待され、視界がすっきりしたという人もいます。
逆まつ毛やまつ毛のクセの矯正、下がりまつ毛にもオススメです。
グルーアレルギーでまつエクのつけられなかった人、自まつ毛派の人、ビューラーの苦手な人などから支持を受けています。
自まつ毛だけでも、まるでまつエクを付けているような仕上がりになります。
目元の印象も驚くほど変わり「私のまつ毛、ホントはこんなに長かったんだ!」と感動するお客さんも多いそうです。
主にまつ毛の先にカールを付けて全体的に丸みを付ける形で仕上げ、根元からまつ毛を上げられないのが従来のまつ毛パーマでした。
一方、パリジェンヌラッシュリフトは、根元からまつ毛を立ち上げ、毛先にカールがないストレートな仕上がりになります。
ビューラーでまつ毛を毎朝上げる必要がなくなるため、朝のメイクの時間が短縮されるのはもちろんのこと、マスカラの塗りやすさ、メイクのしやすさが格段に変わるといわれています。
従来のまつ毛パーマとの違い
パリジェンヌラッシュリフトとまつ毛パーマの一種ですが、従来のまつ毛パーマとの違いを詳しく解説します。
まつ毛の仕上がりの違い
パリジェンヌラッシュリフトは丸みのあるカールではなく、自然に立ち上がるまっすぐなまつ毛に仕上がります。
従来のまつ毛パーマはまつ毛に丸みのあるカールを付けるため、パリジェンヌラッシュリフトの方がまつ毛が長く見えやすい傾向があります。
従来のまつ毛パーマは『ウエーブパーマ』、パリジェンヌラッシュリフトは『縮毛矯正』とイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
同じ髪の毛の長さでも、ウエーブよりもストレートの方が長く見えるのと同じです。
立ち上がりがまっすぐで、上品でナチュラルな目元を演出することができます。
またビューラーを使った際に起こりがちなまつ毛が不自然に折れる感じもなく、まっすぐに上を向いているため、横から見ても美しい横顔でいることができます。
マツエクと併用可能
従来のまつ毛パーマであれば毛先がカールしているのでマツエクを付ける設置面が少なくなり、付けたとしてもすぐに取れてしまうものが多かったのです。
しかしパリジェンヌラッシュリフトは、ストレートな仕上がりのためマツエクを付けることも可能であり、より華やかな目元を演出することができます。
パリジェンヌラッシュリフトを施した目元にマツエクを付けることを『パリエク』といい、SNSでも話題になっています。
料金相場と施術時間・施術方法
従来のまつ毛パーマの施術時間は30~45分ほどで、値段相場は約2500円~4000円程度の所が一般的でした。
一方『パリジェンヌラッシュリフト』は施術時間は1時間~1時間半ほど、値段は約4000円~8000円程のところが相場です。
これは施術工程と薬剤が違うためです。
従来のまつ毛パーマには髪の毛に使うパーマ剤と同じものを使っていることもありました。
そのため目の粘膜に入ったりと、まつ毛パーマの施術自体が実はグレーゾーンだったのです。
一方パリジェンヌラッシュリフトは『セッティング剤』という化粧品登録がされているパーマ剤を使用します。
セッティング剤は安全性が高く、低刺激のものになっています。
また施術がまつ毛の根元のみになるので、まつ毛へのダメージが少なく、トリートメントも配合されています。
まつ毛パーマをする際にロッドと呼ばれる形を固定させる土台が使われます。
従来のまつ毛パーマであれば、希望の仕上がりやカール感によってロッドを変えていました。
しかしパリジェンヌラッシュリフトは、お客様のまつ毛の長さにより使い分けることがありますが、基本的にはロッドは1種類しかありません。
またパリジェンヌラッシュリフトは薬剤の浸透を良くするため、1液・2液と二度付けします。
1液の後に一度水でふき取ってから2液を塗っていくため、従来のまつ毛パーマよりも少し時間がかかります。
日持ちがいい
従来のまつ毛パーマやマツエクの持ちは約3~4週間程だったのに対し、パリジェンヌラッシュリフトは約4~6週間ほど効果が持続します。
マツエクや従来のまつ毛パーマもパーマやマツエクのとれかけの時に、まつげがバラバラになるので、左右非対称になったりバランスが悪くなる汚く見えることに悩んでいる人も多くいました。
しかしパリジェンヌラッシュリフトは、根元のみを上げる為、まっすぐ均一に落ちてくるのでパーマの落ちかけでも不自然にならないというのもメリットです。
パリジェンヌラッシュリフトが向いている人
パリジェンヌラッシュリフトは、施術するとかなり目元がはっきりします。
目を大きく見せたい人というのはもちろんですが、マツエク並みに目元がはっきりするので、マツエク禁止の職場で働く人にもオススメです。
またマツエクグルーのアレルギーがあり、今までマツエクをできなかった人にも喜ばれています。
従来のまつ毛パーマに比べて負担もなく、まつ毛に優しくトリートメント成分も配合されているため、マツ育中の方にもオススメです。
パリジェンヌラッシュリフトが向かない人
万能で夢のまつ毛パーマのようなパリジェンヌラッシュリフトですが、実は向かない人もいます。
それは「まぶたが分厚い人」です。
パリジェンヌラッシュリフトは根元のみを立ち上げ毛先にカールはないため、まぶたが分厚いとまぶたに押さえられてしまうことがあります。
しっかり施術されていても、分厚いまぶたが覆いかぶさり変化を感じられなかったり、感じにくい人もいます。
まぶたの分厚い人は従来のまつ毛パーマの方が合うという人もいます。
まとめ
従来ではできなかったまつ毛の根元からまっすぐ立ち上げることができる、パリジェンヌラッシュリフトという最新まつ毛パーマは「願いが叶うまつ毛パーマ」と呼ばれるほど、多くの人の目元をハッキリかわいくしてくれる施術です。
「いままで下がりまつ毛に悩んでいた」
「マツエク、つけまつ毛はちょっと……」
「自まつ毛だけで目元をはっきりさせたい」
「すっぴんでもぱっちりおめめに憧れる!」
という人はぜひ試してみてくださいね!