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需要増加!サプリメントアドバイザーの資格4選

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身体に必要な再要素は日々の食事から摂取するのが基本です。

しかし忙しい現代人にとって、バランスの良い食事を規則正しく取ることができる人は少ないものです。

そこで手軽に食事から摂りづらい栄養素を補えるのが、サプリメントなどの健康食品です。

現在、日本人の半数以上の人が毎日2種類以上のサプリメントを使用しており、さらにそのうちの70%以上の人がほぼ毎日サプリメントを利用しています。

そのくらい日本人はサプリメントが大好きで、生活に馴染んでいるものなのです。

しかし店頭に数多くのサプリメントが並んでいる中で、自分の生活習慣や健康状態にあったサプリメントを正しく選べる人は少ないものです。

またサプリメントを摂取している人の多くは、使用しているサプリメントはどのくらい効果があって、どのくらい自身の健康に役立っているのか知っている人は少ないのかもしれません。

そんなサプリメントについて、健康食品やサプリメントのアドバイスをすることができる『サプリメントアドバイザー』という資格があります。

厚生労働省も期待している資格であり、健康ブームの昨今需要の拡大が期待される資格です。

今回はサプリメントアドバイザーという資格について、その種類や活用できる仕事などを解説していきます。

サプリメントアドバイザーとは

サプリメントアドバイザーとは、数あるサプリメントの中から的確なもを選び、摂取に関してアドバイスすることのできる資格です。

サプリメントの成分や機能、活用方法を理解し、正しい情報を提供できることを証明するものです。

美容やスポーツ、育児や介護などの分野で活躍が可能で、健康維持とサプリメント摂取をサポートのできる専門家です。

サプリメントアドバイザーとは国家資格ではなく、民間の資格です。

しかし厚生労働省でもサプリメントアドバイザーにアドバイスを求めてサプリメントを選んだり、購入したりすることを推奨しており、サプリメントアドバイザーの民間での育成を推奨しています。

厚生労働省:「健康食品」の適切な利用について 

高齢社会で予防医学が注目されていることも相まって、サプリメントアドバイザーは今後活躍の幅が広がることが期待されています。

サプリメントアドバイザーには異なる協会が主催している資格が複数あり、中には医療従事者しか取得摂れない資格もあります。

サプリメントアドバイザーの資格4選

サプリメントアドバイザーについて、今回は代表的な4つの協会について記述していきます。

日本ニュートリション協会 サプリメントアドバイザー

サプリメントアドバイザーの資格の出題範囲は広く、栄養学・法律・トクホの知識などが出題されます。

テキストもかなりの量になるため独学でも取得は可能ですが、しっかりとした勉強時間の確保が必要です。

その中でも比較的取得しやすいのが、日本ニュートリション協会の主催する『サプリメントアドバイザー』の資格です。

日本ニュートリション協会は、サプリメントのアドバイスに関する資格を日本で一番初めに作った認定団体です。

サプリメント系資格の中で一番取得者数が多いのが、日本ニュートリション協会の資格です。

サプリメントに関する知識の習得を目指し、アメリカの栄養学をベースに、厚生労働省のガイドラインに則った内容のカリキュラムです。

糖質・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルの栄養素、サプリメントの基礎知識からビジネスに関する法律や実例について学びます。

課題テキストとレポートの添削に合格すれば、取得することができます。

完全通信制の資格のため、忙しい人やスクーリングの難しい人でも自分のペースで取得することができます。

受験資格も特に設けておらず、誰でも受験可能です。

費用は89000円で受講でき、約1年かけて学ぶことが可能です。

最短で2か月、平均で半年で取得する人が多いのが特徴です。

資格の更新は1年ごとに5000円かかります。

サプリメントアドバイザーの資格認定なら日本ニュートリション協会 

職業技能振興会 サプリメントマイスター

2014年にできた比較的新しい「財団法人 職業技能振興会」が主催するサプリメント資格です。

サプリメントをはじめとする健康食材の知識を習得し、サプリメントの購入・説明・販売するのに役立つ資格です。

家族や自身の健康のためにも役立てることができます。

講座の受講料・テキストを合わせても7000円程度、受験料も8000円とサプリメント系資格の中では費用も安く、初心者でも取得しやすい資格といえます。

ウエブから模擬試験を受けることも可能で、出題範囲は主なサプリメントの素材やサプリメントに関する法制度、健康に関する問題も多く含まれています。

登録料・年会費・受講資格も特にありません。

サプリメントマイスター | NPO法人 日本健康食品科学アカデミー

日本臨床栄養協会

日本臨床栄養協会の認定するNRサプリメントアドバイザーは、消費者に対して保健機能食品、サプリメントについて一人ひとりの栄養状態を評価しながら適切にアドバイスすることができることを証明する資格です。

日本ニュートリション協会の資格に比べ、より栄養学や医学の知識が多く難易度が上がります。

受講者も栄養士や薬剤師が多いのが特徴です。

この資格の取得方法は、日本臨床栄養協会に入会後、40単位の研修単位をオンライン講座で取得するか、年に一回開催される日本臨床栄養協会学術大会に4年間参加することで受験資格が与えられます。

受講費用は入会金と合わせて60000円、受験料は15300円です。

試験は年に1回行われ、択一式の学科試験で90問あります。

合格率は平均して60%弱のため、簡単な資格ではないことがわかります。

医師・栄養士・薬剤師のスキルアップ | NR・サプリメントアドバイザー資格取得 | 日本臨床栄養協会 

NHPインターナショナル認定機構 メディカルサプリメントアドバイザー

医師・歯科医・薬剤師・看護師・管理栄養士などの国家資格保持者、または医学生、薬学生に限り受験することのできる、最も難易度の高いサプリメントアドバイザーの資格です。

もともと栄養学や薬学について知識のある人が、さらに知識を深めるために受験します。

サプリメント市場が拡大する中、患者から「このサプリメントは○○病に効きますか?」「今飲んでいる薬と併用しても大丈夫ですか?」など、サプリメントやハーブについての質問の機会が増えているようです。

しかしそれに対して明確に答えられる医療従事者が実は少なく、これからさらに需要が高まるサプリメント市場に実践的な知識を身に付けるだけでなく、患者の信頼に応えることのできる医療従事者の育成を目指す資格です。

薬剤師でさえ学生時代に学ばなかった内容までが出題範囲になるため、かなり難易度が高い資格です。

認定講座の受講はeーラーニングによる授業で、最短で1か月、最長1年間かけて受講することが可能です。

受講料は97900円、認定試験料は16500円です。

テキストはなく、選択式問題が100問、85分間の試験で、出題範囲はサプリメントの歴史や規制などのサプリメント総論、特に疾患との関係やアンチエイジング、スポーツなどとの関連も出題範囲です。

メディカル・サプリメント・アドバイザー認定講座 

サプリメントアドバイザーの資格が活かせる仕事

サプリメントアドバイザーの資格は今後健康志向が高まるとともに、ますます需要が高まることが期待されますが、どのような職業で活かすことができるのでしょうか。

まずは医師・看護師・薬剤師などの医療関係者です。

最近では薬局や皮膚科などでもサプリメントを取り扱うことが増え、処方箋だけでなく保険適応外のサプリメントを勧めることもあります。

患者からの質問でサプリメントと薬の飲み合わせについて質問される機会も、今後増えていくことが予想されます。

またドラッグストアで働く販売員にも活かせる資格です。サプリメントを販売する店舗であれば大いに役立ちます。

美容や健康に関する美容師、エステティシャン、美容ライターやスポーツクラブなどの職業にも多くの取得者がいます。

健康や美容は、食事や身体の中に入れるもので大きく決まるからです。

サプリメントアドバイザーの資格を取得することにより、サプリメントや健康・美容に関する説得力が増し、就職にも有利になります。

まとめ

サプリメントアドバイザーの資格は、予防医学の発達や高齢社会や男性の美意識の高まりの後押しもあり、今後活躍される資格です。

サプリメント摂取をはじめとする健康食品や栄養学、生活習慣などの知識が人々の健康・美容に役立ち、的確にアドバイスのできるツールとなります。

サプリメントアドバイザーの資格は直接口に入れるものを扱うため、責任が大きくなるため取得に時間や費用が掛かりがちですが、将来のニーズが高まることが期待されるので、取得して損のない資格といえます。

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