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『カッピング』とは?施術内容や効果・注意点を紹介

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整体やエステサロンなどのメニューで『吸い玉』や『カッピング』という文字を見かけたことのある人もいることと思います。

実はこの吸い玉は日本だけでなく、ジャスティンビーバーなどの海外セレブや一流のアスリートからも愛されている施術なのです。

短時間で疲労回復やデトックス効果も期待できる吸い玉・カッピングですが、効果や施術内容について詳しく紹介していきます。

カッピングとは?

もともとは中国の民間療法であり、ガラスやプラスチックでできたカップを背中や痛む箇所、ツボなど肌に密着させ、真空に近い状態で吸引します。

吸引方法は火で燃やして真空にしたり、ポンプで真空にしたり様々です。

吸引されることのより皮膚が引っ張られ、筋肉が引き上げられドロドロとした血液を代謝のいい皮膚の表面まで引っ張り上げ血行を促進し、老廃物の代謝を促します。

筋肉の奥深いところにも刺激を与えることができるため血液の循環を良くすることができます。

カッピングは引く力で血液の流れを良くするためマッサージや指圧とは違った心地よさを実感することができます。

マッサージで揉み返しが辛い人、強く押される施術が苦手な人にオススメです。

短時間で効果を実感でき、施術した場所がピンク、赤、紫と痕が残り、ついた色の濃さで自分の体調がわかるのが特徴です。

皮膚が吸い上げれることにより痕が残るにも関わらず痛みは少なく、リラックス効果も高くそのまま寝てしまう人もいます。

カッピングをした後、内出血のような跡が残ってしまうのは身体の中に古いドロドロの血液於血(おけつ)が溜まっているのが原因です。

血液の流れがいい箇所はピンク色になり痕が残りづらく、於血が溜まっているところは紫色に変色し、痕が消えるまで1~2週間かかります。

場所によって色の違いがでるので、身体のどこが悪いのかを特定することもできます。

回数を重ねることのより血行が良くなり、だんだんと薄い色に変わっていき、痕も残りづらくなります。

またメディカルカッピングと呼ばれる針を刺した後にカッピングをおこない血を抜く『瀉血療法』というものもありますが、こちらは針を使用するためエステ、接骨院では施術ができない医師免許が必要な医療行為となっています。

カッピングの効果

カッピングで一番期待できる効果は血行促進です。

吸引する力で筋肉の奥まで刺激することができるため、慢性的な疲労や頑固な肩こり・むくみや冷え症にも効果があります。

また血行促進により内臓の働きが良くなり、自律神経を整えることができます。

マッサージ効果や免疫力を高める効果もあります。

おなかにカッピングを施すと老廃物の分解や排せつ活動を活発にし、腸内環境を整える作用もあり、便秘の改善も期待されます。

さらに血行が良くなることにより、新陳代謝が上がるため美肌効果も期待できます。

そのためエイジングケア・ダイエットとしても注目されており、整体や接骨院だけでなくエステサロンでもカッピングを取り入れるところも増えてきています。

カッピングは以下のような人にオススメの施術です。

●冷え性、身体の慢性的な疲労で悩んでいる方

●代謝が悪くむくみやすい方

●ダイエットしたい方

●アンチエイジングに興味のある方

●マッサージよりも短期間で効果を得たい方

●寝違えなどの緊急を要する痛みを持った方

カッピングを受けるときの注意点

カッピングを受ける際には、いくつか気を付けるべき点があります。

色素反応

カッピングをすると痕が残ってしまいます。

この痕は痛みを伴うことはほとんどなく1~2週間で消えるのですが、体質や体調によって痕が色濃く残ってしまう場合があります。

そのため肌の露出やプールなど、気になる人は控えたほうがいいかもしれません。

赤黒く痕が残ってしまうところは、コレステロールや老廃物が溜まっている証拠です。

対策として体質にもよりますが、お風呂などで温めて血行を良くすると比較的早く痕が取れやすいようです。

ごくまれに強く吸引しすぎて水泡ができてしまうケースがあるようですが、潰してしまったり血を抜くと感染症の恐れがあるため気になる方は医師に相談してください。

好転反応

他のマッサージなどと同じように、血行が良くなり老廃物が流れるため疲れたようになり、眠気やだるさなどを感じる人もいます。

また食事をした後や運動をした後は血行が良くなっているため、より疲労感や眠気を感じやすくなります。

食後や運動後は1時間以上空けることをオススメします。

初めてカッピングを受ける場合は施術後すぐの集中力が必要な作業、車の運転、激しい運動は避けるべきです。

カッピング後は予定を入れず、家でゆっくり過ごすことをオススメします。

またカッピング前後のアルコールの摂取は危険なので避けるようにします。

カッピングもアルコールも血液の循環が良くなるため、それぞれの効果が組み合わさると悪酔いした時のような症状になりやすくなるためです。

アルコールを摂取すると『アセトアルデヒド』というアルコールから分解されて生じる有害物質が発生し、血液の中で増加します。

カッピングにより血の巡りが良くなっている身体にアルコールを摂取するとこのアセトアルデヒドが急速に体内をめぐるため悪酔いした時のような状態になります。

カッピングに関わらず、マッサージ前後のアルコール摂取を控えるようにします。

カッピング施術前後はもちろん、その日は飲酒をしないで寝るようにします。

カッピングを控えたほうがいい人・相談すべき人

カッピングはあくまで民間療法であるため、以下に該当する方は医師や施術者に相談するか、施術を控えるようにします。

外科手術を要する人

●心臓疾患や血管の病気のある人

●貧血時

●てんかん、伝染病、感染症にかかっている人

●抗がん剤治療を受けている人

●妊娠中の方

まとめ

中国発祥の民間療法『カッピング』についてでした。

カッピングは血行を良くする施術でデトックス効果や疲労回復に効果があり、マッサージよりも短時間で即効性があり、痛みが少ないのが特徴的です。

痕が残る場合もありますが、数日で消えることがほとんどです。

値段もマッサージと変わらない程度の値段のところがほとんどだったり、マッサージとセットになってより効果を発揮するサロンや接骨院もあるので気になる人は施術を受けてみてください。

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