美容業界で働く人たちは接客業であり、人をキレイにする仕事であるため見た目の美しさに人一倍気をつかわなければなりません。
特に口臭や歯の着色汚れなど、口腔ケアには人一倍気をつかう必要があります。
また歯が白くてキレイだと笑顔に自信が持てるようになり、人と会ったりお客様を接客することも楽しくなります。
歯が黄ばんでいるとそれだけで3歳ほど老けて見えるそうです。
最近では歯医者のみならずエステサロンでも歯のホワイトニングができるようになり、白い歯に多くの人が関心を持っています。
しかし歯医者や美容サロンでホワイトニングおこなうのは手間だしお金もかかるし、躊躇する人も多いものです。
最近では自宅でできるホワイトニングケアや口臭ケアなどのも多く出ています。
今回は自宅でできる口腔ケア、特に歯を白くする方法について解説していきます。
自宅でのホワイトニングケア
歯医者やサロンに行かなくても、自宅で手軽に歯を白くする方法はあります。
最近では多くのホワイトニング商品が扱われていますが、それぞれどのように使い、どのような効果があるのでしょうか。
美白効果のある歯磨き粉
自宅でおこなえる最も簡単なホワイトニング方法は、普段使っている歯磨き粉を美白効果のある歯磨き粉に変えることです。
一般的な歯磨き粉より少し値段は高くなりますが、サロンや歯医者で受けるホワイトニングよりはるかに安価で手軽におこなえます。
サロンや歯医者で使われるホワイトニング剤に比べると安全性の問題からあまり強い成分が入っていないため、歯が白くなるまでに時間がかかってしまうのがデメリットです。
ピロリン酸ナトリウムの入っている歯磨き粉は、汚れを浮かせ洗い流す効果があります。
また研磨剤の入っている歯磨き粉も美白効果があります。
しかし研磨剤配合のホワイトニング歯磨き粉は歯を傷つけエナメル質まで落としてしまうことがあるため、一日一回までの使用を心がけます。
歯の消しゴム
歯についた汚れを落とす消しゴムがあり、歯についた着色汚れを落とすことができます。
即効性があり、歯の白くしたい部分を軽く擦るだけなので、手軽にホワイトニング効果を期待できます。
こちらも研磨剤が入っているため、強く擦ったり磨きすぎたりすると歯に傷がついてしまうので注意が必要です。
ホワイトニングマニキュア
手軽に自宅で歯を白くするアイテムとして、歯のマニキュアも最近では多く見かけるようになりました。
歯のマニキュアには根本的に歯を白くする効果はありませんが、歯の表面に塗料を塗ることにより歯を白く見せる効果があります。
銀歯・差し歯・神経のない歯などのホワイトニングで白くできない歯も、爪に塗るマニキュアのように白く上から塗ることができます。
自宅に簡単ででき、値段も安価なため気軽に試すことができるホワイトニング方法です。
使い方は歯をキレイに磨いた後、歯の水分をしっかりとふきとり、1本ずつ歯にマニキュアを塗っていきます。
薄く均一に塗っていくのがポイントで、厚塗りすると乾くのに時間がかかってしまいます。
薄く塗れば10秒ほどで乾きます。
薄く塗りすぎで効果を感じられない場合には、乾いた後に爪用のマニキュアのように重ね塗りすることも可能です。
歯にマニキュアを塗るだけなので手軽で、即効性に優れています。
しかし持続力が弱いのがデメリットです。
塗り慣れるまではムラになったり、はがれやすくなってしまうので注意が必要です。
水流洗浄の電動歯ブラシ
水流洗浄の電動歯ブラシであれば歯の隙間や歯茎の間、細かい歯のデコボコなどもキレイにすることができます。
歯ブラシでは落としきれない細かい箇所の汚れも、水圧によって狭い場所でも落とすことができます。
洗浄力が高いため歯磨き粉も必要なく、着色汚れだけでなく、虫歯・歯周病・口臭予防にも効果的です。
また食べ物や飲み物による着色汚れ「ステイン」は通常の歯磨き・歯ブラシでは落とすことができないといわれており、電動歯ブラシにステイン除去機能のついたものもあります。
間違ったホワイトニングケア
巷では間違ったホワイトニングケアが都市伝説のように存在しています。
根拠のないものや、逆に歯を傷つけてしまう恐れがあるため注意が必要です。
重曹
高い研磨効果があり掃除もよく使われ油汚れに効果的な重曹ですが、歯磨き粉のように毎日使うと歯を傷めてしまいます。
ゴシゴシと強く擦ると、歯のエナメル質がはげてしまうこともあります。
重曹を溶かした水で口をゆすぐ程度であれば問題はありませんが、歯磨き粉の代わりとして日常的に使うのはおすすめしません。
バナナの皮
バナナの皮で歯を擦ると歯が白くなるという都市伝説がありますが、科学的根拠も確証もありません。
またフルーツに含まれる酸が歯のエナメル質を溶かしてしまうリスクがあるため、辞めたほうが無難です。
レモン
歯磨きの後にレモンをこすり付けると歯が白くなるという都市伝説もあります。
しかしレモンの酸もバナナの皮と同様、エナメル質を溶かしてしまう働きがあり、逆効果になりかねません。
メラミンスポンジで擦る
メラミンスポンジで擦ると歯が白くなるといわれています。
メラミンスポンジは水を付けて擦ると洗剤を使わなくても茶渋や水垢などをキレイに落とすことができるため水回りの掃除に活躍するアイテムですが、歯には使わないようにします。
柔らかくて一見ホワイトニングに効果的と思われる人もいるかもしれませんが、実は硬くて研磨剤と同じような働きがあり、歯のエナメル質をはがしてしまいます。
また細かい傷がついてしまい、かえって着色しやすくなってしまいます。
注意書きにも人体に使用しないということがかかれているため、絶対に使用しないようにします。
日常生活で気を付けるべきこと
白い歯をキープするために、歯に着色汚れが付かないようにするためにはどのようなことに気を付けて生活していけば良いのでしょうか。
ひとつは食べ物・飲み物に気を付けることです。
赤ワインやチョコレートなどポリフェノールが多く含まれている食べ物や飲み物、コーヒー、紅茶、カレーやキムチなど、色の濃い食べ物・飲み物は歯にステインが着色しやすくなります。
これらのものを食べたり飲んだりした後は、口の中をすすぎステインが歯に付着するのを防ぐように注意します。
また喫煙も歯が黄ばんでしまう原因になります。
タバコを吸うと歯の表面にヤニが付くため、歯が茶色に黄ばんでしまいます。
歯を白く保ちたいのであれば禁煙をオススメします。
逆に歯ごたえの良いリンゴ・セロリ・ニンジンなどの生野菜や果物など、これらに含まれる食物繊維には天然の研磨剤として、エナメル質を傷つけることなく歯の汚れを落とす効果があります。
特にリンゴは歯をキレイにしてくれるリンゴ酸が含まれており、歯石や着色汚れを防止する効果もあります。
よく勘違いされるのが歯を白くするためにゴシゴシと強く磨きすぎてしまうと、歯の表面のエナメル質が傷ついてしまいます。
エナメル質が傷つくと食べ物や飲み物によるステインがむしろ付きやすくなってしまい、かえって逆効果です。
また歯磨きをすると知覚過敏を引き起こす原因となってしまいます。
歯磨きをするときに必要な握力は200gといわれています。
これは歯ブラシの表面が歯に少し触れる程度の力です。
歯磨きはブラシの先が曲がらないくらいの力で行うように心がけます。
まとめ
歯医者やサロンに行かなくても、自宅で簡単に歯を白くする方法はあります。
しかし間違った方法でケアしてしまうとかえって歯を傷めてしまい、歯が黄ばんでしまう原因となってしまいます。
歯が白くなると気分が明るくなり清潔感が増し、周りの人に与える印象も良くなります。
自分に向いていると思うものを実践してみてくださいね。
こちらの記事もオススメ↓