ボディラインを整えようと思った時、思いつくのはエステや美容整形などではないでしょうか。
エステの施術や美容整形も効果的ですが、『補正下着』によってバランスの取れた体系をキープしたいという人もいます。
エステサロンや美容外科のホームケアとして、補正下着を取り扱っているサロンやクリニックもあります。
補正下着と聞くと「産後の人や年配のお姉さんたちが体型が崩れないようにが着る」「ギュウギュウに締め付けられる」というイメージを持っている人たちも多くいますが、最近ではスタイルアップを目指す若い女性の間でも取り入れている人が多くいます。
「補正下着は痩せる」「着るとくびれができる」と思っている人もいますが、実際のところ補正下着にはどのような効果があるのでしょうか。
今回は補正下着の効果や、メリット・デメリット、補正下着の種類について解説しています。
補正下着に興味がある、使ってみたいと考えている人は参考にしてみてください。
補正下着とは?
補正下着の『補正』とは、文字の通り、「補って正しい位置に持っていく」ということです。
タイトな服を着るのにブラと背中のお肉の段差があるのをなくす、垂れてきたバストを正しい位置に戻すなど、身に付けることによって元の正しい位置にお尻やバストのお肉を動かし、女性らしいボディラインを作るのをサポートする下着です。
そのため締め付けがキツく、苦しいというイメージを持つひとも多くいます。
しかし補整下着には様々な種類があり、ただ締め付けがきつい下着という訳ではありません。
補正下着は「補整下着」や「ファンデーション」といわれることもありますが、意味はあまり変わりません。
一方でエステや美容整形などのように、下着を付けない場合でも理想の体型に近づけるように、体型を変える下着のことを『矯正下着』といいます。
補整下着にくらべて締め付けがキツく「矯正」という言葉の通り、身体の欠点を直し正しくするという意味があり、美容整形後などヌードで身体のラインを整えたりする時に多く使用されます。
補正下着の効果
年齢とともに崩れてしまうボディラインをキレイに見せる補正下着は、年配の人たちが着るというイメージを持つ人も多いかもしれませんが、最近では20代の若い人たちも多く利用するようになりました。
ボディラインは一度崩れてしまうと元に戻すのが難しく、脂肪のたるみが気になり始める20代後半から補正下着を付けるという人も多くいます。
たるみが気になる年齢になる前から補正下着を付けることにより、脂肪を正しい位置に保つことができるため、きれいなボディラインを保つことができると考えられています。
補正下着を身に付ける上で大切なことは、自分のサイズに合った補正下着を身に付けることであり、補正下着はオーダーメイドであったり、フィッティングを受けて購入する必要があります。
サイズの合わない補正下着を身に付けていると、効果が実感できない場合があります。
補正下着はこんな人にオススメ
●タイトな服を着るとき
●ボディラインを整えたいとき
補正下着で「痩せる」「バストアップ」は本当?
補正下着は「着ているだけで痩せる」「着ているだけでバストが大きくなる」と思っている人がたくさんいますが、補正下着でスタイルが良く見えるのは “着用している時だけ” です。
そのため脱いでもキレイな状態でいることはかなり難しいのです。
補正下着を付けたからと言って、簡単に痩せたりバストアップするものではありません。
一方で補正下着で姿勢が良くなり代謝が上がったり、締め付けにより食事量が少なくなって痩せることはあります。
またブラジャーに脇や背中に流れてしまった脂肪を集め続けることによりバストが大きくなる可能性もあります。
しかしおなか回りや背中に脂肪が少ない細身の方が補正下着を付けたところでバストが大きくなる可能性は低いです。
そして補正下着は着続けることで効果が持続できるものあり、着続けないと効果を発揮できません。
脂肪の付く位置も骨格も生まれ持ったものであり、それを補正しても元に戻ってしまいます。
補正下着はあくまで “着用時にスタイルアップが期待できるもの” と考えるべきです。
補正下着のメリット・デメリット
補正下着のメリット・デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
メリット
補正下着は普通のランジェリーに比べて伸縮性が低く、身体の脂肪を一定の形に保つことができます。
そのため来ている間はメリハリのあるボディラインをキープすることができます。
体型に自信が持てずコンプレックスに感じているのであれば、補正下着は魔法のアイテムといっても過言ではありません。
メリハリのあるきれいなボディラインを手に入れることができれば、身体の線が目立つ服も着こなしやすく、ファッションの幅も広がります。
補正下着はオーダーメイドのものも多く、自分にフィットしたものを作ることも可能です。
お尻を上げたい、胸を盛りたいおなか回りをすっきりさせたいなど、身体のラインが出る服を着るとき、ここぞという時には大活躍してくれるアイテムです。
デメリット
補正下着はここぞという時には大活躍してくれますが、その一方でデメリットもあります。
補正下着は身体を締め付けることによって美しいシルエットを手に入れることができ、ボディスーツやガードルなど、広範囲にわたり身体を覆うアイテムもあります。
そのため補正下着の締め付けにより長時間付けていると血流が悪くなってしまうことがあります。
締め付けによって気分が悪くなってしまったり、かぶれや痛みの原因となってしまうことがあります。
そのため長時間、着続けることはおすすめできません。
また普通のランジェリーに比べて補正下着はオーダーメイドのものが多く、高額になってしまうことも多いです。
ブラジャー、ショーツ、ガードル、コルセットのセットで20万円を超えてしまうことも……
そして食事制限などによるダイエットのように即効性はなく、体型の変化によって買い替えが必要であることもデメリットといえます。
そして補正下着は機能性重視のため、見た目がダサいものも多いという事です。
ランジェリーはデザイン性が高く可愛いものが多くありますが、補正下着は機能性重視ナタメ布の面積が広くなりがちでデザイン性に欠けるものが多くあります。
最近ではデザイン性が高くおしゃれなものも多く出てきていますが、高額のわりに可愛くない……というのも補正下着のデメリットといえます。
補正下着の種類
補正下着は、それぞれの身体の悩みに合わせて選ぶのがオススメです。
ここでは補正下着の種類の主なについて解説していきます。
ブラジャー
バストラインを美しく見せる、形を整え高い位置でキープするという効果があります。
寄せて集めて持ち上げるなどの効果が期待でき、バストが小さいことに悩んでいる、バストが垂れてきたなどの悩みを持つ人にオススメです。
ボディスーツ
メリハリボディを作るのに最も適したアイテムがボディスーツです。
バスト・ウエスト・ヒップまで1枚ですっぽり包み、理想のボディラインに近づけてくれるワンピースタイプのものが一般的です。
水着のように着用しますが、クロッチ部分が開閉できるものが多く、お手洗いの時に全部脱ぐ必要はありません。
ウエストの部分で入り離した「セパレートタイプ」のものもあり、上半身と下半身でサイズが違う人、ガードルと併用したい人、既製のボディスーツでは着丈が合わないというにオススメです。
ウエストニッパー
ウエスト部分を細く引き締めるように補正し、コルセットのような形をしているのがウエストニッパーです。
元々は産後のウエストのサイズを元に戻し、骨盤を締めて安定させるために使われることが多かったのですが、最近では普段使いする人も多く、デザイン性の高いものはインナーの上から着る人もいます。
ガードルやボディスーツでもおなか回りの補正機能があるものは多くありますが、特にウエストラインを引き締めるのに効果的です。
くびれを作りたい、ポッコリおなかが気になる、産後のたるみケアをしたいという人に向いています。
また腰回りを支える機能もあるため、姿勢の補正や腰痛に悩む方にもオススメです。
ガードル
ヒップラインや下っ腹が気になる人にオススメなのがガードルです。
ショーツタイプのものと丈が長めのものもありますが、丈の長いものは美脚効果や太もも周りのボディメイクに効果的です。
ショーツ
ヒップラインを美しく見せることができ、ヒップの高さを上げることができるのが補整用のショーツです。
履き丈が深めのものが多くお尻をすっぽりと包み込み、お尻の丸みをキープしてくれるもの多いですが、デザイン性に欠けます。
ヒップラインを整えたい、お尻に丸みが欲しい、ショーツからお尻のお肉がはみ出してしまいアウターに響くのを抑えたいという人にオススメです。
まとめ
最近では年齢が経っても崩れないボディラインを目指したいという若い女性にも支持を得ている補正下着ですが、サイズの合ったものを付け続けることにより効果が出るのが補正下着です。
着ているだけですぐにバストアップ、痩せるというものではありませんが、身体のラインをキレイに見せるのに適しており「ここぞ!」という時には着用するだけで理想のボディラインに変えることができるのが補正下着の魅力です。
以前はオーダーメイドで高額のものばかりでしたが最近ではプチプラでデザイン性に優れているものも多く、たくさんのメーカーから販売されています。
興味のある人はいろいろと調べてみてください。