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メンズコスメの需要が急上昇!その時代背景と売れ筋ジャンル

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「メイクやコスメなどの化粧品は女性のためのもの」と少し前までは考えられていましたが、近年女性用化粧品の爆発的なヒット商品がない中で、メンズコスメが爆発的に売れるようになりました。

最近ではYouTubeなどのSNSで、男性インフルエンサーがメンズコスメの紹介をしたりするコンテンツも増えてきました。

しかし、なぜ今男性用化粧品・メンズコスメが急激に伸びているのでしょうか。

今回はメンズコスメが売り上げを伸ばす理由、人気のメンズコスメのジャンルについて解説していきます。

メンズコスメのはじまり

今ではドラッグストアやスーパー、オンラインショップでも男性用コスメのコーナーが多く見受けられるようになりました。

特に2000年代に入ってからは10年で2倍の市場規模となり、需要の拡大が目立ちます。

女性用コスメが飽和状態であるのに対し、化粧品会社が男性顧客を取得しようと各社商品の種類を増やしています。

しかし、実は古代ではメイクは女性ではなく男性が始めたものだったのです。

今ではファンデーションは肌をキレイに見せるためのアイテムですが、もともと日本では「魔除け」の意味で使われており、赤色の土を顔や身体に塗っていたのが始まりで男性のみが施すものでした。

平安時代には、おしろいやアイブロウは男女ともが施すようになります。

そして戦国時代になると、男性の化粧は敗北者の象徴とされるようになり、明治時代には男性の化粧が禁止されるようになりました。

大正時代に一度男性コスメが販売されるようになりましたが、昭和初期には再び男性のメイクが禁止され、戦後に男性用化粧品が再び販売されるようになり、現在に至ります。

なぜ現在になってメンズコスメが文化として再び受け入れられるようになったのでしょうか。

メンズコスメが流行る理由

メンズコスメが売れるのには、いくつかの時代背景があります。

女性の社会進出

女性の社会進出が進み、デスクワークだけが女性の仕事ではなくなり、営業職やエンジニアなどにも女性の割合が増えてきました。

職場の女性比率が増加すると女性の目線が気になるようになり、不快感を与えないためにも体臭や肌、髪型に気をつかう男性が増えるようになりました。

また営業などのビジネスシーンにおいて、見た目が成果に影響を与えると認知されるようになったことも、メンズコスメの市場が拡大した理由の一つです。

韓国人アイドルの影響

韓流ブームによって、日本の女性が韓国人男性俳優やアイドルへの憧れが加速し、韓国人を意識したファッションなどを取り入れる日本人が増えてきました。

そのため、日焼けをして男臭さがあるのが男性美だったところから、肌がきめ細かくて白い肌のきれいさがあるのが男性美へと、価値観が変わってきました。

そして韓流アイドルの間でメンズコスメが使用されるようになり、男性もスキンケアやメイクが当たり前のものとして受け入れられるようになっています。

ジェンダレス文化の浸透

中性的なジェンダレス男子が芸能界でも活躍するようになったり、「女子力男子」といわれる微意引きの高い男性がメディアに多く出回るようになり、「メイクは女性だけのもの」という固定観念が変わってきています。

SNSの普及に伴い、一般男性がオススメのスキンケア商品やコスメなどを紹介するようになってきたことも、メンズコスメの売れ行きが好調な理由です。

人気のメンズコスメとは?

一昔前までメンズコスメといえば洗顔料や男性用シャンプー、ヘアトニック、シェービングなどが一般的でしたが、現在では様々なメンズコスメが販売されています。

では、メンズコスメで人気の高い商品はどのような商品なのでしょうか。

全世代に人気のメンズコスメは、制汗剤やシャンプー・ボディウォッシュなどの体臭ケア商品が人気です。

スメルハラスメントという言葉が出回ると同時に、男性たちの間では臭いで不快感を与えないように敏感になっています。

フェイスケアの商品では化粧水・乳液・美容液がひとつになったオールインワン商品が人気となっており、さらにBBクリームなどの下地とファンデーションが1つになったものなど、時間をかけずに肌をキレイに見せてくれる商品が人気となっています。

以前はメンズコスメの大半を占めていたシェービングですが、メンズ脱毛が若い世代の男性たちに人気が出たことにより、需要が減っています。

シェービングに変わり、化粧水やボディシートなどが若い男性の間では売れ筋の商品となっています。

30代以降になると消臭ケア商品やシェービングが人気ですが、こちらも以前に比べると売り上げが落ちています。

ヘアケア商品・スキンケア商品などでも「清涼感がある」「ベタつかない」「手軽に使用できる」商品が売れ行きを上げています。

ここからはフェイスケア・ヘアケア・ボディケアごとの売れ筋アイテムを紹介していきます。

フェイスケア商品

若年層を中心に、フェイスケアに力を入れている傾向が強くなっています。

男性がフェイスケアをする上で気にかかけているのは「保湿」であり、次いで「清潔感」、「肌のコンディション」、「肌荒れ対策」ができる商品が人気です。

男性は一般的に紫外線に当たる量が女性に比べて多く、髭をを剃る習慣がある人も多いため、肌の乾燥が気になる人も多いようです。

アイテムとしては洗顔料が売り上げのトップとなっており、保湿クリーム、化粧水が続いて売れ筋となっています。

また30代はリップクリームやハンドクリーム、ボディシートなど、出先での身だしなみを気にする傾向が見られています。

またスキンケアは女性に比べてまだまだ浸透していないため手間に思う人が多く、手軽に使用できるワンプッシュタイプのものやポンプタイプのものが人気となっています。

女性に比べて男性は肌の皮脂量が多いため、べたつきの少ないさっぱりとした使い心地の商品が人気となっています。

ヘアケア商品

ヘアケア商品の人気は、年代ごとに異なった需要があります。

20代ではスタイリング剤や洗浄力の高いシャンプー、30代では使い始めることに抵抗がなく感じられる頭皮ケア商品、40代以降は育毛効果のある商品に需要があり、ヘアケア商品が人気となっています。

特に育毛商品は店頭で買うことに抵抗のある男性が多く、ネットショッピングを中心に需要があります。

ボディケア商品

10~20年ほど前の男性用ボディケア商品といえば清涼感のある商品が主流でしたが、ここ数年で消臭ケア商品への需要に変わってきています。

特に30~40代の購入が目立ちます。

さらにフェイスケア同様、身体の保湿ケアにも力を入れる男性が増えており、男性に特化しているボディローションなどの売れ行きも好調です。

まとめ

メンズコスメが人気となった社会的背景として、女性の社会進出やジェンダレス文化の浸透などが影響を与えています。

しかし男性向けの美容に関する情報は乏しく、『適量』がわからないという男性、正しいスキンケア方法がわからないという男性のためにメンズコスメの使い方のプライベートレッスンなるものも登場しているそうです。

現在まだまだ女性に比べてコスメの浸透率は低いですが、これからますます需要の増えていくことが予想されます。

いつの日か女性も男性も出かけるにはメイクをするのが一般的になり、コスメ代も同じくらい女性と掛けるようになるかもしれません。

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