新型コロナウイルスの影響によりマスクを付ける生活が定着していますが、それ以前は『花粉症』か『PM2.5』の対策のためにマスクを付けている人が多くいました。
花粉が美容にもたらす影響については、以前に美容Bizでも「春到来!花粉症対策は万全?花粉症対策と治療法 」で取り上げましたが、PM2.5とはどのように美容に影響をもたらすのでしょうか。
「PM2.5と聞くと何となく体に悪そうなイメージがあるけど、正体が何かよくわからない……」という人も多いものです。
今回はPM2.5について、その正体と美容にどのように影響をもたらすのか、について解説していきます。
PM2.5とは?
PM2.5とは「Particulate Matter」の略であり、日本語では粒子状物質という意味があり、直径2.5マイクロメートル以下の超微粒子のことをいいます。
通常の紙や布であれば簡単にすり抜けてしまう微粒子です。
工場や自動車などから排出された煙や粉塵、タバコの煙など、その成分には炭素成分、硝酸塩、アンモニウム塩、硫酸塩、ケイ素、アルミニウム、ナトリウムなどであり、大気汚染の原因の一つです。
また人為的な原因だけでなく、火山や森林火災など、自然災害による原因により発生することもあります。
世界保健機関(WHO)によると2018年の世界の都市部のPM2.5の濃度が高い国はネパールで、最も低いのはニュージーランドとブルネイです。
大気汚染が深刻な問題となっている中国は15位、日本は159位でした。
特に発展途上国であるインドではPM2.5の問題は深刻であり、その原因は急激な人口の増加、石油燃料に依存した急速な工業化が進んでいるためであると考えられています。
日本で発生するPM2.5にも、アジア大陸からくる越境汚染が含まれています。
PM2.5の影響を受けやすい人
誰しもがPM2.5を吸い込むと人体に悪い影響を受けますが、特に気を付けなけでばならない人は呼吸器や循環器に疾患のある人、お年寄りや子供なども抵抗力が低いため影響を受けやすくなっています。
PM2.5対応のマスクも最近では発売されていますが、それだけでは対応は不十分です。
なぜなら人の肌や目などの粘膜、耳などからもPM2.5は吸収されてしまうため、人体に悪影響を与えてしまいます。
PM2.5はどこにでも飛んでいますが一定の濃度で存在するわけではなく、粉塵や煤煙を排出する工場付近、飛行場・高速道路の近くなどではより多くのPM2.5が存在します。
また同じ工場付近でも風通しの悪い所であれば、風通しのいい場所の工場よりも濃度が高くなるといわれています。
また日本では3~5月が濃度が最も濃くなるといわれており、天候や季節によっても違いがあります。
特に注意が必要なのは良く晴れた日で、PM2.5の中には光と結びつきさらに有害な物質に光化学反応を起こすこともあります。
さらにPM2.5は花粉よりも小さな微粒子であり、花粉以上に肌への付着や内部侵入がおこるため、肌のバリア機能の低い乾燥肌、敏感肌、アトピー、アレルギースキンの人は刺激を受けやすくなってしまうため注意が必要です。
PM2.5が美容にもたらす影響と対策
PM2.5は化学物質であるため、肌や髪の毛にもアレルギー反応や汚れの原因となってしまいます。
健康な肌・髪の毛の人でも影響を受けるPM2.5ですが、特に乾燥肌、アレルギーのある人、アトピーや敏感肌の人は、肌のバリア機能が低下し肌や髪の水分・油分のバランスが崩れてしまいやすくなります。
モンスーンの影響により中国から黄砂と共にPM2.5が4~5月をピークに日本に上陸するため、PM2.5と花粉のダブルパンチでアレルギー反応を起こすことが増えてしまいます。
対策としてはバリア機能補強のため、グリセリンなどの保湿力の高い保湿剤を使用することをオススメします。
またクレンジング・洗顔の際はPM2.5の汚れをしっかりと落とし、肌の保湿成分を落としすぎないように、ジェルタイプ・ミルクタイプの洗浄力のマイルドなものを使用します。
さらに油性成分の多いファンデーションやメイクはPM2.5が油に付着し、酸化を招いてしまう恐れがあるため使用を控えます。
大気汚染やアレルギーに負けない強い肌にする成分が入ったスキンケア商品も発売されているため、使用してみるのもいいかもしれません。
最近では、黄金花(コガネバナ)という植物から抽出される「オウゴンエキス」がPM2.5に効果的であるということがわかっています。
オウゴンエキスには抗炎症作用があり、肌のバリア機能を高める効果があります。
PM2.5による肌の炎症を抑制し、肌の老化を防ぐ効果が期待されているので、4~5月にかけて肌の調子が悪くなる人は、オウゴンエキス配合のスキンケア商品を使ってみるのもオススメです。
まとめ
PM2.5について理解できたでしょうか。
PM2.5とは花粉よりも粒子の小さい物質であり、人為的・自然的にも浮遊する成分で、呼吸器や肌などに影響を及ぼします。
どんなにマスクなどで対策をしていても、皮膚や目などから体内に入ってしまうため、乾燥肌や敏感肌、アレルギー体質人は特に注意が必要です。
保湿ケアをしっかりとしたうえで、PM2.5に効果的なオウゴンエキスでケアするのもオススメです。