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需要急上昇中!ヘアカラー専門店とは?メリット・デメリットも解説

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美容業界でも「カット専門店」や「マツエク専門店」など、専門店が増えてきており、特に最近浸透して生きているのが「ヘアカラー専門店」です。

ヘアカラーにはインナーカラーやグラデーション、外国人風カラーなど、カラーリングの種類は細分化されてきています。

これらのニーズに対応するため、カラーを専門とする「カラーリスト」と呼ばれるカラーを専門にする美容師も多くなってきています。

カラー専門店はカラーのみに特化した美容室であり値段も安価であるため、現在需要が多くなってきています。

今回は、カラー専門店について詳しく解説していきます。

メリット・デメリットについても解説するので、利用してみたいと思っている人は参考にしてみてください。

カラー専門店とは?

カラー専門店とは、その名の通りカラーを専門に行う美容室です。

「カットやパーマは必要ないけど、カラーリングだけお願いしたい」というニーズから生まれました。

おしゃれ染めや白髪染めなど、カラーだけを気軽に・安く・スピーディにしたい子育てや介護、仕事で忙しい人たちを中心に、ニーズが高まっています。

美容室でカラーをしようと思うと、伸びてきた根元数センチのリタッチだけでも5000~8000円程度の料金がかかります。

カラー専門店であれば、伸びている根元が3㎝までであれば、2000円以内で染めてくれるお店が多くあります。

初めてカラー専門店の利用を考えているのであれば、一度リタッチで行ってみるのがいいかもしれません。

リタッチであれば、美容室では1時間半~2時間程度かかる施術でも、カラー専門店であれば、手早く1時間未満で施術してもらえます。

また、カラー専門店は、アクセスの良い街中やショッピングモールなどに入っていることが多いです。

そのため、買い物のついでなど、時間の節約をし、一つの場所で用事を終わらせることができるのもメリットの一つです。

カラー専門店が増えている理由

カラー専門店には、顧客側にも出店側にもメリットが大きいため、近年増えてきている理由の一つとなっています。

まず、カラー専門店が増えている理由の一つとして、カラー専門店は利益率が良く、儲かるからです。

通常の美容室であれば利益率が0.5~10%といわれていますが、商業施設などに入っているカラー専門店では20%以上の利益率を出しているところもあるほどです。

そしてヘアカラーのマーケットは、この先10年、20年なくならないからです。

その理由は、女性が年齢を重ねるごとに白髪にコンプレックスを感じるからです。

ヘアカラー専門店では、女性の白髪を一番の顧客ターゲットとしているところが多いです。

実際に、カラー専門店のお客様の8割が白髪を気にする女性だそうです。

女性は見られることを意識します。

そのため肌や髪の毛、洋服などにお金をかけ、いつまでたっても若くきれいでいたいという欲求はなくなりません。

歳をとり、白髪交じりの髪の毛だと、とても老けて見えてしまいます。

実際、ドラッグストアなどで買ったカラー剤で自宅で髪の毛を染めるホームカラー、美容室で染めるヘアカラーの市場規模の合計は、1000億円のマーケットです。

消して消えることのない生理現象は、カラー専門店が10年、20年と続くビジネスモデルとなるのです。

そして顧客がカラー専門店に求めるのは「手軽さ」です。

自分で白髪やカラーリングをするのが一番安価ですが、手間がかかったり、失敗したり、ヘアケアが行き届かなかったり、意外と面倒です。

カラー専門店であれば部分染めが1000円、根本染が2000円、全体染めであれば2500円でできるところもあります。

この価格設定であれば、リピートしやすく、美容師免許を持ったプロに染めてもらえるため、かなりの満足感を感じることができます。

「髪色を変えたい」というニーズでも、リタッチや白髪染めだけのために美容室に行くのは、ハードルが高いという人も多いのです。

また美容室の場合、人によってはカラーだけお願いするのは気が引けるという人も多くいます。

その点、ヘアカラー専門店であれば値段も安価で気兼ねなくお願いできるのです。

価格はホームカラー同様、仕上がりは美容室という二つのメリットが、ヘアカラー専門店が増えている理由となっています。

ヘアカラー専門店のメリット・デメリット

手軽で安価なヘアカラー専門店ですが、もちろんメリット・デメリットの両方があります。

メリット

ヘアカラー専門店のメリットは、時短でリーズナブル、手軽であるという点です。

美容室でヘアカラーを頼むと、どうしても時間がかかってしまいます。

カウンセリングやシャンプーなども丁寧におこなってくれるため、さっと染めるだけでいいという希望であればニーズが一致しません。

そのため、リタッチや髪色だけを手早く変えたいという人にとっては、必要最低限の対応でキレイに染めてくれるヘアカラー専門店は理にかなっています。

価格もリーズナブルであり、カラーリング剤は美容室などのヘアサロンと同じレベルのものを使っていますが、ブロウやセットがセルフなところが多く、回転率が高いのでお客様一人当たりにかかるコストが下がるため、価格が安く設定できるのです。

またシンプルなサービスが人気を集めている、というのも人気の一つです。

コストダウン・スピード感を求められるため、会話も少なめです。

美容師との会話が煩わしい、苦手という人でも通いやすく、カラーに関して質問すれば丁寧に教えてくれます。

デメリット

ヘアカラー専門店のデメリットとして、希望を上手く伝えないと思った通りの仕上がりになりにくいという点があります。

美容室では時間をとってじっくりとカウンセリングをしてくれますが、カラー専門店では決まった流れに沿ってスピーディに施術をおこなっていくため、短時間でなりたい髪色をわかりやすくスタイリストに伝える必要があります。

上手く言葉で伝えられないと、思っていたのと仕上がりが違う、ということになりかねません。

スピードや手軽さが売りのヘアカラー専門店ですが、自分の要望を細かく聞いて欲しい人や、自分の髪の毛に対する知識のない人にとっては、合わない場合もあります。 

美容室VSヘアカラー専門店

ヘアカラー専門店は、一般的な美容室と違い、カラーリングだけをおこなう専門店です。

カラーリング技術に特化したスタイリストが、髪の状態を見ながらキレイに染めてくれるため、セルフカラーで失敗しがちな色むらや、予期せぬダメージが少ないのがカラー専門店の魅力です。

1時間以内で施術も完了するので、手軽でスピード感があります。

一方、丁寧にカウンセリングからヘアセットまでトータルで美容室に行った感覚を楽しみたい人には、不向きかもしれません。

ヘアカラー専門店が向いている人は以下のような人です。

「カットよりもヘアカラーをマメにしたい」

「時間があまりなく、買い物のついでなどにサクサク施術を終わらせたい」

「リーズナブルにカラーだけしたい」

「スタッフにこだわりがない」

「商品やトリートメントなどを勧められるのが苦手」

という人にはヘアカラー専門店がオススメです。

一方、美容室の方が向いているという人の特徴は

「時間に余裕があるので同じ担当美容師を指名して、自分の専属になってもらいたい」

「毎回いろんなカラーリング(ダブルカラー・ブリーチ・グラデーションなどの特殊なカラーリング)をして、ケアも一緒にしてほしい」

「最後のセットまで美容師さんにお任せしたい」

「美容師さんといろいろな話がしたい」

「ヘアケア商品のオススメなども紹介して欲しい」

「高度な技術で最新のスタイルにしてほしい」

というとは、美容室で施術をおこなった方がいいかもしれません。

時と場合によって美容室とヘアカラー専門店を使い分けるというのも、オススメです。

まとめ

カラー専門店での施術は「カラーだけしたい」「プリンになった頭だけ直したい」「白髪染めだけで美容室に気が引ける」という人にオススメです。

早くてリーズナブルなのが魅力であり、需要も増えてきているため、買い物の合間など時間のない人には嬉しい専門店です。

「ヘアカラー専門店は気になるけど、初めて行く美容室は心配……」という人は、試しにリタッチで行ってみてもいいかもしれません。

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