美容室は日本全国に24万件以上もあり、実はコンビニよりも多くあります。
そんな中で、自分のお気に入りの美容室を探すのはなかなか至難の業です。
普段行っている美容室があっても、引っ越しや転職を機に新しい美容室を探さなければならない、などという人も多いものです。
今回は、いい美容室、自分の好みに合った髪型にしてくれる美容室の見極め方について、解説していきます。
新年度が始まり住む地域が変わってしまった、いい美容室が見つからなくて悩んでいるという人は参考にしてみてください。
失敗しない、美容室の見つけ方とは?
美容室を選ぶ方法として、美容室検索サイトや、SNS、インターネット検索、雑誌やヘアカタログ、通りがかりの看板など、美容室を探す方法は多くありますが、一番いいのは知人に美容室を紹介してもらうことです。
ほとんどの美容師が「失敗しない美容室の探し方は?」と聞くと、「知人に紹介してもらうこと」といいます。
知人からの紹介であれば、美容室の雰囲気やスタッフの人柄について事前に聞きやすく、安心して新しいサロンに行くことができます。
また紹介で行くと、自分に合った美容室を見つける以外にも、メリットが多くあります。
美容室を知人に紹介してもらう場合、カットがキレイに仕上がっている知人や、カラーがキレイに染まって自分好みの髪色になっているのに思い当たる知人に、行きつけの美容室や担当の美容師を紹介してもらうのが一番いい方法です。
自分からみて、ヘアカラーやヘアスタイルが素敵だと思う人に紹介してもらうのがベストです。
紹介で美容室に行く場合、紹介割引などをおこなっている美容室もあります。
ホットペッパーなどの美容室検索サイトでは、様々なクーポンを配布しているところもありますが、紹介割引が一番割引率が高いというサロンが実は多いのです。
「割引は紹介割引のみ」というサロンもあります。
そして、普段はなかなか指名できないトップスタイリストでも、紹介であれば特別に担当してもらえるという場合もあり、紹介で美容室に行くと優遇が多くあります。
また、紹介であれば、美容師のやる気もいつも以上に入ります。
指名のない、フリーのお客様でも手を抜くことはありませんが、紹介で指名してくれたお客様の方が気合が入ります。
「自分を指名してくれるお客様の期待に絶対に応えたい」と思うのは、人間なので当たり前です。
またお客様の紹介であれば、「不手際や満足感が低くては紹介してくれたお客様に失礼だ」と施術や接客にいつも以上に気合が入るため、丁寧な説明や接客、施術をしてもらうことができます。
紹介以外で探す場合
紹介で美容師を見つけるのが一番とわかっていても、引っ越したばっかりで住んでる地域に知り合いがいない……という場合もあるかと思います。
そんな時、自分のお気に入りの美容室を見つけるのに、SNSやインターネット検索で美容室を探すことになる場合がほとんどです。
SNSでやネット検索で探す際、自分と合う美容師、施術の上手な美容師の見つけ方のコツを紹介していきます。
コンテストや撮影に力を入れている美容室
美容師業界では、コンテストや撮影がよくおこなわれます。
普段のサロンワークでは作らないような奇抜な髪型を造り順位を競ったり、撮影に力を入れている美容師は、施術が上手い人が多いです。
撮影やコンテストに力を入れている美容師は、ヘアカラーやメイク、全体のバランスに対して向き合う能力が高いからです。
基本的な技術力があり創造力を求められるコンテストで賞を受賞していたり、積極的に酸化している人は比較的カットやカラーが上手い人が多いです。
コンテストによって内容が違い、コンテストのような奇抜な髪型を造るのは得意だけど、サロンワークのような一般的な髪型を造るのは苦手という美容師もたまにいるので、コンテストの内容を確認することも大切です。
コンテストは主に個人戦であるため、誰がコンテストで賞を取ったのか、トロフィーがたくさん飾ってある美容室などは、期待できます。
美容師歴10年以上&役職
サロンの店長であれば、技術力が高い可能性が高いです。
店長は美容室の中で一番指名が多く、売り上げが高いので店長という役職が付いている場合が多いからです。
もちろん、長くその美容室で務めているからという場合もありますが、基本的には指名の多さと売り上げによって店長になれるかどうか決まります。
この場合、複数人スタッフがいる美容室であることが前提です。
アシスタントが一人、スタイリストが一人という場合は例外の場合もあります。
また美容師歴10年以上という美容師も、スタイリングやカラーが上手い人が多いです。
美容師なりたての頃は最初の1年はシャンプーや雑用、スタイリストになるまで2~3年程かかるため、10年以上美容師をしている人であれば、ベテランでカットやカラーに慣れているからです。
10年以上美容師をしている人であれば、ある程度いろいろな経験を積んでおり、年齢として30歳前後であれば、納得のいく髪型にしてもらえる場合が多いです。
しかし年齢があまりにも離れすぎていると、美容師がいいと思う髪型と、自分がいいと思うヘアスタイルに差が出てくるため、あまり参考になりません。
SNSで検索する
ブログやインスタなどのSNSをチェックするのも、お気に入りの美容師さんを探すコツの一つです。
まずは投稿されているヘアスタイルが自分好みかどうか、チェックしてみます。
ヘアスタイル以外にも、服装の好みが近い人も感性が合う可能性が高いです。
服装の好みが近いと髪型の好みにも繋がるため、気になるヘアカタログを見つけたら、その美容師さんの服装もチェックしてみてください。
また美容師さんのブログやSNSをチェックすることにより、その美容師のこだわりや人柄、個性を知ることができます。
検索サイトだけではわからないこともあるため、気になる美容師さんが見つかったらぜひSNSをチェックしてみてください。
「検索サイトと雰囲気が違う……」ということも少なくなります。
検索サイトで探す
初めて美容室を訪れる場合、ホットペッパーや楽天ビューティなど、美容検索サイトを使用する場合もあると思います。
検索サイトで美容室選びに失敗したと思った時によくあるのが、「担当してくれる美容師がコロコロ変わる」「フィーリングが合わない」「仕上がりが納得できない」など、という場合があります。
最初から最後まで一人の担当美容師にお願いしたい場合、マンツーマン施術を売りにしているサロンに絞って検索してみます。
マンツーマンサロンとは、カウンセリングからシャンプー、スタイリングから仕上げまでの施術をすべて同じ美容師がおこなってくれます。
コロコロスタッフが変わって疲れるという人は、マンツーマンサロンに絞って検索してみてください。
マンツーマンにこだわりがないという場合、こだわりの条件で検索してみるとスムーズです。
例えばヘアカラーにこだわるサロン、髪質改善が得意なサロン、カットとカラーで○○円以下のサロンなどで検索し、口コミや料金もチェックしてみてください。
そして気になる美容師がいれば、その美容師のヘアカタログやブログなどもチェックします。
行きたい美容室が決まったら、できれば誰に担当してもらうかまで決めてしまうことが、美容室選びで失敗しないコツです。
初めて行くサロンで指名するのに気が引ける人もいるかもしれませんが、美容師からすると指名で来てもらえるのは嬉しいし、フリーのお客様よりも気合が入ります。
フリーの場合、サロン側が「誰でもいいなら」と経験の少ない美容師を担当にしたり、指名の少ない人気のない美容師を付ける場合も多いからです。
初めて行くサロンでも、指名で来店する人も多いので、気にせず指名で来店してください。
まとめ
美容室を変えたい、担当している美容師さんが辞めてしまったなど、美容室難民の人も多いこの季節ですが、一番いい方法は、知人・友人に美容室を紹介してもらうことです。
それも難しい場合、SNSを上手に活用し、今回の記事を参考に、お気に入りの美容室・美容師さんを見つけてみてください。