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フラクショナルレーザーとは?施術効果やダウンタイムについて

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最近SNSで話題となっている「フラクショナルレーザー」ですが、毛穴の開きやニキビ痕、小じわなどに効果があると人気を集めています。

フラクショナルレーザーとはどのような施術であり、ダウンタイムや費用など、気になる人も多いのではないでしょうか。

これまで美容bizでは「ダーマペン」についても解説しましたが、これらの施術とはどのように違いがあるのでしょうか。

今回は、フラクショナルレーザーについて詳しく解説していきます。

フラクショナルレーザーとは?

フラクショナルレーザーとは、肌の表面に小さな穴をレーザーによって開ける施術です。

レーザー治療になるため、美容クリニックや皮膚科などの医療クリニックで受ける施術になります。

皮膚の表面に細かな穴を開けることにより、肌本来の傷を治そうとする皮膚の再生力によってエラスチンやコラーゲンを大量に生産させ、肌の弾力やハリ、ターンオーバーの促進によるニキビ痕の改善を促します。

レーザーによる熱効果もあるため、元の肌よりもキレイな肌に改善することができます。

フラクショナルレーザーはドット状にレーザーを照射することができるため、照射範囲をすべて傷つけるという訳ではなく、健康な細胞を残しながらレーザーを当てることができます。

一つの傷の周りに残っている健康な皮膚細胞が働くため、傷の治癒力効果を促進します。

そのため、修復力を残したまま肌を生まれ変わらせることができます。

1回施術を受けることで10~15%程の肌の細胞を生まれ変わらせることができるため、4~6回程度、一定の期間を開けて照射を繰り返すと、より効果的です。

また肌に無数の穴を開けるため、イオン導入やエレクトロポレーションなどの導入剤を併用することにより、美容成分がより浸透しやすくなります。

フラクショナルレーザーは、しみやくすみなどよりも、ニキビ痕や肌のデコボコ、シワなどに特化したレーザーです。

肌に含まれたレーザーに反応するため、日焼けした肌や、肌の色が黒い人などにも照射することができます。

従来のレーザー治療は痛みやダウンタイムが長いものが多く、怖くて興味はあるけどできないという人が多かったのですが、他のレーザー治療に比べてダウンタイムも短く、レーザーの出力も段階的におこなうことができるため、その人に会ったレーザーを施すことができます。

フラクショナルレーザーでできる美肌効果

フラクショナルレーザーは、以下のような症状に効果を発揮します。

●ニキビ痕

ニキビ痕のデコボコの治療として、ケミカルピールや光治療もありますが、これらの方法よりもフラクショナルレーザーの方が効果があると言われています。

表面がクレーターのようになったニキビ痕は、肌の奥の真皮が傷つけられて起きているものが多くあります。

肌の構造として、一番外側にある表皮、その次の層が真皮、その下が皮下組織と段階分けされていますが、表皮では主に肌のターンオーバーがおこなわれています。

その下の真皮でターンオーバーがおこなわれ、コラーゲンの生成やエラスチン、ヒアルロン酸や水分が生成されています。

酷くなったニキビは皮下組織までダメージを受けている場合が多く、皮下組織までダメージを受けてしまいニキビ痕となった場合、ターンオーバーをおこなう真皮よりも深い部分でのトラブルであるため、自力での再生は不可能なのです。

フラクショナルレーザーであればニキビ痕の状態によってパルス幅を変えることができるため、肌の奥から刺激を与え、治療することができるのです。

●毛穴の開き

フラクショナルレーザーの特徴として肌の真皮や皮下組織までレーザーを届けることがあげられますが、これにより毛穴の開きを改善させることができます。

毛穴の開きがあまり目立たない場合、別の治療法で改善させることも可能ですが、大きく目立っている場合はフラクショナルレーザーが効果的です。

●小じわなどのエイジングケア

肌内部の真皮に働きかけコラーゲンの生成を促す働きのあるフラクショナルレーザーは、小じわの改善や肌のキメを整え、肌にハリやツヤをもたらすことができます。

実はハリや小じわ改善を謳っている化粧水やクリームなどのスキンケア商品では、肌の奥の真皮まで美容成分を浸透させることは不可能です。

これは薬事法によって定められており、ほとんどの化粧水や美容液では、肌の表面の表皮にしか浸透しません。

そのため、肌に無数の穴を開けて熱を伝えるフラクショナルレーザーの方が効果的なのです。

フラクショナルレーザーのダウンタイム

ほとんどのレーザー治療には、肌の状態が戻るまでのダウンタイムがあります。

フラクショナルレーザーをおこなった後の肌は、顔にはほてりが出て穴を開けた部分には白いぶつぶつが出来上がります。

これは早い人で2日程度、時間のかかる人で1週間程度で収まります。

レーザーを当てた日は洗顔や入浴ができませんが、赤みが取れるのは早く、白いぶつぶつはその後かさぶたのように剥がれていきます。

フラクショナルレーザーをおこなった後は肌にダメージが与えられた状態であり、皮脂の分泌が増えるため、一時的にニキビができやすくなります。

フラクショナルレーザーは他のレーザー治療に比べてダウンタイムは短めですが、かさぶたが落ち切るまでに2週間ほどかかることもあります。

最近ではダウンタイムの少ないフラクショナルレーザーも登場しており、施術後の赤みやかさぶたが気になる場合は、そのような低刺激のマシンを選ぶことをオススメします。

また、メイクは施術後24時間後から可能です。

フラクショナルレーザーの相場

基本的にフラクショナルレーザーは自由診療であることが多く、保険適応外です。

クリニックにもよりますが、顔半分の面積で5000~1万円程度、全顔であれば2~3万円が目安です。

フラクショナルレーザーは顔以外にも全身におこなうことができるため、施術箇所やクリニックによって金額も変わってきます。

また同時にイオンなどの成長因子の導入をおこなうと、さらに8000~1万円程度プラスになります。

フラクショナルレーザーとダーマペンの違い

フラクショナルレーザーのように、肌表面に穴を開け肌本来の自然治癒力を利用して肌を再生させる施術にダーマペンがあります。

ダーマペンは針によって肌に無数の穴を開けるのに対して、フラクショナルレーザーはレーザーで肌に傷をつけるため、出血しにくいメリットがあります。

ダーマペンは金属アレルギーのある人や、肌に針を刺すのが苦手な人には不向きです。

一方、レーザーは肌を照射するため、ケロイド体質になりやすい人にはオススメできず、30代以上の方が施術をおこなう場合、肝斑やシミに悩む人は悪化してしまう可能性があります。

どちらの施術も24時間後からメイクが可能である施術であるため、ダウンタイムにあまり差はありません。

どちらの施術にするべきか悩んでいる人は、美容クリニックで相談してみてください。

まとめ

肌にレーザーによって無数の穴を開け、肌の自然治癒力を引き出し、ニキビ痕や毛穴の開き、小じわやちりめんじわなどに効果的なフラクショナルレーザーについて解説しました。

医療行為であるため、美容クリニックなどでの施術になりますが、4~10回程度繰り返すことにより効果を実感することができます。

他のレーザー治療に比べてダウンタイムや痛みも少ないため、特に20代にオススメのレーザー治療です。

クリニックによって値段に差があるため、興味のある人はいろいろと調べてみてください。

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