韓国のアイドルや女優に人気なのが、美白マシンです。
美白マシンとはタンニングの逆で、美白になれるマシンであり、韓国の芸能人に愛用者の多いマシンです。
韓国では「ホワイトタンニング」と呼ばれており、寝た状態で入るものと立ったまま施術を受けることができるものがあります。
美白マシンの内側は特殊なピンクの光を発し、1回10~15分ほどの光を浴びることによりコラーゲンの生成を助け、肌が白くなるという仕組みです。
韓国の一般の人で週に2~3回ほど、女優やアイドルは毎日受けているという人も多いようです。
日本では「コラーゲンマシン」として、最近少しずつ人気が出てきています。
今回は、日本のコラーゲンマシンについて解説していきます。
コラーゲンマシンとは?
日本のコラーゲンマシンは、形はタンニングと同じように横たわってピンク色の光を浴びて施術を受けます。
コラーゲンマシンのコラーゲンランプからは、633nmの可視光線を放出し、可視光線が皮膚の真皮層の線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンの生成を助けるという仕組みです。
この可視光線とは、紫外線や赤外線と違い、目で見ることのできる光です。
可視光線の波長は、紫外線と赤外線のちょうど真ん中に位置する光です。
美肌にとって大切なコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は肌の線維芽細胞に存在し、コラーゲンマシンの発する可視光線によって肌の真皮層が活性化されるため、美肌効果が期待できるという仕組みになっています。
古いコラーゲンを新しいコラーゲンに入れ替える課程でエラスチンが生成され、コラーゲンマシンの光がそれを担っています。
この可視光線が肌の線維芽細胞に働きかけるため、家庭用美顔器も赤色LEDを使用したものも多く、がん治療などにも役立てられています。
さらに肌の弱い赤ちゃんでも使用することができるほど、安全性の高いものになっています。
韓国で使用されている美白マシンと日本のコラーゲンマシンは、法律の違いにより出力が異なるため、日本で施術を受ける場合には韓国で使用される美白マシンほど早く効果が出るというものではありません。
日本のコラーゲンマシンは美白効果よりも、肌がモチモチになるという効果の方を打ち出しているものが多いのが特徴です。
ちなみに韓国のコラーゲンマシン(美白マシン)は、1回30000ウォン(日本円で約2700円程)で施術を受けることが可能です。
コラーゲンマシンの効果
コラーゲンマシンは週に2~3回程度、2~6カ月程度継続しておこなうと効果が実感できるという人が多いようです。
1度の施術で効果を感じるのは難しく、20代で2カ月程度、30代で3カ月程度、40代以降になると半年程度で効果を実感できるようです。
コラーゲンマシンはタンニングと同じように、寝ているだけで痛みや苦痛を伴うことはありません。
じんわりと温かく、30分程度仮眠をとることもでき、リラックスして施術を受けることができます。
終わった後は、シャワーを浴びて帰宅することができるエステサロンもあります。
できれば半年以上通うのがオススメで、2カ月程度経つとお風呂に入ったあとの肌が水をはじく感じが出てくるという人もいます。
コラーゲンマシンはタンニング同様、全身に効果があるため、顔だけでなく全身の肌の調子を上げることができます。
コラーゲンマシンを当てた翌日の化粧ノリが、格段に良くなります。
特に目の周りのちりめんシワなどが徐々に改善されるようになりますが、残念ながら毛穴の開きにはあまり効果が見られないという口コミもありました。
一方で毛穴の黒ずみには効果がありますが、できてしまったシミには効果があまり感じられず、トーンアップ効果程度と考えたほうが無難です。
また全身に浴びることのできるコラーゲンマシンは、髪の毛にも効果があると言われています。
髪の毛がサラサラになり、コシが出てきたと感じる人も多いようです。
また身体に可視光線を当てるため、可視光線の熱によってデトックス効果も期待できます。
しかしデトックスとは身体が温まり汗をかくということであり、痩せるということではありません。
●肌の調子、ツヤ感が良くなる
●汗をかいてデトックス
●身体を可視光線によって芯から温めるため、冷え性改善にも効果的
コラーゲンマシンのデメリット
コラーゲンマシンは線維芽細胞に働きかけ、肌のハリやツヤを戻すのに最適な美肌マシンです。
メリットしか感じられないように思いますが、アフターケアやコラーゲンマシンの力を最大限発揮させるために、気を付けなければならない点がいくつかあります。
まず、施術後はしっかりと保湿する必要があります。
施術後にシャワーを浴びるサロンが多いため、乾燥の原因になることも……
施術後はしっかりと乾燥しないように保湿することが大切です。
コラーゲンマシンはLEDライトを浴びるだけなので、副作用は比較的少なく、医療現場でも使われることがあるほどです。
可視光線は紫外線と違い、肌に害がないということも証明されており、医療現場でも研究が進められています。
しかし人によっては可視光線がアレルギー源となることもあるため、可視光線にアレルギーのある人は使用できません。
また他のエステと同じように、妊娠中や授乳中の方、コラーゲンマシンを受けて肌荒れや体調不良を起こす人、飲酒後は施術を受けるのは控えたほうがいいです。
またコラーゲンマシンを受ける際、ノーメイクで特に効果を得たい部分に良く光が当たるようにして入ります。
メイクをしたまま可視光線を浴びても、メイクが邪魔をして肌の奥まで光が届かないことがあります。
そのため施術を受けるときは、化粧を落としてから受けるようにします。
また寝るタイプのコラーゲンマシンであれば、上から出る光が一番強いため、特に肌の調子が気になる顔に一番当たるようにすると、よりコラーゲンマシンの効果を感じることができます。
コラーゲンマシンはできれば週に2~3回程度通うのが理想ですが、毎日受けると肌荒れの原因になることもあるので注意が必要です。
逆に月に2回ほどしか通わないのも、効果が現れにくくなります。
コラーゲンマシンの効果は2日程度続くため、2~3日おき、少なくても週に1回ほど通うのが理想です。
最近では通い放題の定額プランをおこなっているサロンもあるため、継続して通いたい方は調べてみてください。
またコラーゲンマシンの効果を最大限発揮するため、線維芽細胞の活性化を支える鉄分やビタミンCを積極的に摂取することをオススメします。
コラーゲンマシンの費用・施術時間
ここまでの解説で「私もコラーゲンマシンを試してみたい!」と思った人も多いのではないでしょうか?
そこで気になるのが、値段と施術時間です。
値段が高いと継続して受けることが難しく、忙しい人にとってはエステなどの時間のかかる施術では継続しづらいと思います。
コラーゲンマシンは可視光線を浴びる必要があり、サロンによってその時間は異なりますが、おおよそ30分程度です。
中には20分のプランを提供しているサロンもあり、時間的な余裕なども考慮してサロン選びをするのもいいかもしれません。
また費用ですが、一般的な日本のコラーゲンマシンは1回の料金が3000~5000円程度であり、継続して通いたいのであれば通い放題のプランを打ち出しているサロンもあるため、探してみるのもオススメです。
まとめ
韓国で人気の美白マシンは、日本では「コラーゲンマシン」として知られており、線維芽細胞に働きかけ、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンの生成を助けてくれます。
その他にも代謝アップや冷え性改善の効果もあります。
赤ちゃんに使用できるほど安全性も高く副作用も少ないので、興味のある人はいろいろと調べてみてください。