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エステの人気施術「ラジオ波」とは?その効果と仕組みを徹底解説

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エステサロンでは、フェイシャル・ボディに関わらず、トリートメントとして人気の施術にラジオ波(RF)があります。

痩身効果や美肌効果が高いラジオ波ですが、なぜラジオ波は美容に効果があるのか、知らない人も多いことと思います。

今回は、エステティックサロンで用いられるラジオ波について詳しく解説していきます。

ラジオ波とは

エステサロンでよく使用されるラジオ波とは、Radio Frequency(ラジオフリークエンシー)の略であり、高周波のことを指します。

元々は医療現場でがん治療に使用されていたものが改良され、美容機器へと進化しました。

高周波の電磁波を体に当てることによって、脂肪を細かく振動させることが可能であり、固くなったセルライトを柔らかくする効果が期待でき痩身効果があります。

気になる部分にピンポイントに当てることができるため、部分痩せをにもオススメです。

その他にもラジオ波は新陳代謝の活性を促し、身体のリズムを整えることができるため、冷え性や疲労回復などの健康にも効果があります。

またホルモンバランスを整えることができるため、肌のコンディションが良くなる効果もあります。

ラジオ波のメカニズムとしては、電磁波によって食品内の水分を振動させ、摩擦熱(ジュール熱)を起こして食べ物を温める電子レンジの仕組みに似ています。

ラジオ波は身体に熱を発生させますが、痛い・熱いと感じることはほとんどなく、ポカポカと温かく感じる程度です。

エステティックサロンで使用されるインディバやハイパーナイフ、サーモシェイプなどもラジオを使用した施術です。

周波数により効果が変わるり、出力できる周波数によって家庭用・エステ向け業務用・医療用と3種類に分かれています。

家庭用美容機器などで使用できるラジオ波は、専門知識がなくても使用できるように、比較的低い周波数となっています。

エステなどで使用される業務用の機械と比べると効果が薄い場合がほとんどで、周波数は製品によって違います。

医療用のラジオ波に関しては、高周波を出力できるため、取り扱いには専門知識や資格が必要となります。

エステで使用されるラジオ波は、基礎代謝を上げるために使用されるため他の施術と合わせておこなわれる場合が多いです。

ラジオ波により代謝を上げた状態で、キャビテーションやマッサージなどをおこなうと、痩身効果がより高まると言われています。

ラジオ波の美容効果

ラジオ波は高周波によって細胞を振動させる働きがありますが、具体的にどのような美容効果があるのでしょうか。

痩身効果

ラジオ波を肌にあてると脂肪の奥の皮下細胞まで振動を与えることができるため、脂肪を柔らかくすることができます。

固くセルライトになってしまった脂肪にラジオ波を当てると、振動により代謝が上がり、老廃物を溜めにくく、痩せやすい身体を作ることができます。

一方で、直接脂肪を燃焼させるというわけではありません。

身体に振動を与え脂肪を柔らかくしてくれるラジオ波は身体の芯を温めることができるため、中性脂肪が液状化し、セルライトを分解するという仕組みになっています。

体温を上げ基礎代謝を促進することがにより、脂肪やセルライトにも効果があります。

免疫力・代謝の向上

高周波のラジオ波は、深部体温を3~5℃上げる効果があり、体温を一度上げると免疫力・代謝が上がるといわれています。

温熱効果との相乗効果で代謝も上がるため、冷え性やむくみの改善にも効果があります。

肩こり・腰痛の緩和

硬直した筋肉を柔らかくほぐすことができるため、圧迫されて滞った血流や血液の流れをスムーズにすることができます。

筋肉に溜まった疲労物質を流すことができるため、肩こりや腰痛の緩和にも効果があります。

便秘解消

便秘は内臓が冷えることによって、腸本来の運動機能が低下して起こります。

冷えて機能が低下した内臓の深部を温めることによって、腸の活動が活発になり、便秘の改善に効果があります。

美肌効果

ラジオ波には、衰えたコラーゲンを熱で引き締める効果もあります。

さらに体温を上げ新陳代謝が良くなることにより、コラーゲンの元となる線維芽細胞の生成も促進されるため、シワやたるみの対策にも効果的です。

エステで使用されるラジオ波の種類

エステサロンで使用されるラジオ波には大きく分けて3種類あります。

効果や使用する部位、ラジオ波の出力方式によって変わってきます。

周波数だけで決まるわけでなく、出力の頻度によっても効果が変わります。

またラジオ波機器の中にもキャビテーションが備わっているのものあり、相乗効果を狙った効果的な施術をすることができるマシンもあります。

モノポーラ

モノポーラとは、一つの電極からラジオ波が流れるタイプで、身体の1点に集中的に電磁波を流すことができます。

電磁波を広範囲に流すことができ、身体を温めやすくすることができます。

脂肪の深部まで熱が届きやすく、血流やリンパの流れも促進されるため、基礎代謝向上の効果が高いマシンです。

広範囲に効果があるので、脂肪の多くつきやすいおなか回りや太ももなどに使われることが多いです。

バイポーラ

バイポーラは2つの電極の間をラジオ波が流れるため、皮膚表面に働きかけます。

電極の間が狭いため、皮膚の表層部から近い場所に作用し、肌への負担が少ないというのが特徴です。

局部的に温熱効果を与えるため、主にフェイシャルエステや二の腕など、細かい部分に適しています。

皮膚表面のコラーゲンの再生など、肌の調子を上げる効果が期待できますが、出力が他のラジオ波に比べて低いため、短時間ですぐに効果が現れるというのは難しくなります。

マルチポーラ

マルチポーラのラジオ波は、3つ以上の電極の間をラジオ波が流れ、深部と表面近くの両方に働きかけることが可能であり、広範囲に電磁波を流すことができます。

電極が多いため効果範囲が広く、深部までしっかり温めることが可能であり、肌と脂肪の両方に効果があります。

また部分痩せ効果も高く、複数の電極を持つことによってマッサージ効果を得ることができ、身体を温めると同時にリンパ管や血管を刺激して老廃物を流しやすくします。

キャビテーションとの違い

ラジオ波と同じように、高周波を利用してエステをおこなうマシンとして『キャビテーション』があります。

仕組はキャビテーションもラジオ波も同じですが、メカニズムや適している人など、効果が異なります。

ラジオ波は高周波の電磁波によって体内を温め代謝を上げ、脂肪を燃焼しやすくするマシンなのに対し、キャビテーションは高周波の超音波によって脂肪に気泡を発生させ、気泡をはじけさせて脂肪の分解を促すマシンです。

痩せやすい身体になりたいならラジオ波、肥大したセルライトを目立たなくしたいのであればキャビテーションの方が適しています。

キャビテーションは直接脂肪に作用する仕組みであるため、キャビテーションだけでは脂肪が体外に排出されにくく、ラジオ波で身体を温めた後でおこなうと痩身効果が高まります。

キャビテーションだけでは脂肪が体外に排出されにくいため、キャビテーションの後はマッサージなどの他の施術が必要です。

またラジオ波には美肌効果が期待できますが、キャビテーションは美肌効果はあまり感じられません。

まとめ

エステの人気メニューであるラジオ波は、高周波の電磁波を利用し身体の中から温め、代謝を上げ痩身や美肌効果を得ることのできる施術です。

美肌・痩身効果以外にも、代謝促進や免疫力のアップ、腰痛肩こりの改善など、様々な美容・健康効果が期待できます。

キャビテーションとは仕組みは同じですが、メカニズムなど異なる点があるため、興味のある人はいろいろと調べてみてください。

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