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コロナ禍・猛暑はタイコスメで乗り切る!人気の理由と特徴を解説

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韓国コスメのブームから始まり、徐々に日本で人気を集めているのが、アジアンコスメです。

韓国のみに留まらず、中華コスメ、台湾コスメと、アジアのコスメが人気を集めていますが、続いてトレンドとなりそうなのが『タイコスメ』です。

アジアンコスメとして、タイコスメが今もっとも美容通の間で人気を集めています。

韓国コスメ、中国コスメに続く3つ目のメイクブームとして、SNSでは第3メイクとも呼ばれています。

今回は、注目の集まるタイの美容事情、タイのコスメの特徴やタイ人の美容に関する意識について、詳しく解説していきます。

タイの美容事情

日本でじわじわと人気を集めているタイコスメですが、タイで販売されているコスメとタイの美容事情にはどのような特徴があるのでしょうか。

「海外のコスメは使用するのが不安……」という人も、タイのコスメ事情・美容事情を知ると、使ってみたくなるかもしれません。

崩れにくいメイクアイテム

タイは赤道から少し北に位置する国であり、親日国であり日本がとても好きな国です。

赤道近くの国であるため、非常に暑い国であり、熱帯雨林地域です。

年間平均気温は25℃を超えるため年中常夏の国であり、年間降水量は1,000㎜以上にもなります。

日本のように四季はなく、乾季・雨季・暑季の3つの季節があります。

日差しが1年を通して強い国であるため、男女問わず日焼け止めを塗っている人が多く、人気女優などの影響もあり、美白意識が高い国です。

そのため、美白系コスメが充実しています。

またベースメイクやメイクアイテムも、高温多湿で汗をかいても崩れないことが重視されるため、ナチュラルなのに落ちにくいコスメが多く販売されています。

汗をかいてもメイクが崩れにくいとして、タイのコスメブランド「シーチャン」の販売する「トランスルーセントパウダー」は国民的パウダーとなっています。

日本からタイへ旅行へ行った人が、日本にいるときと同じ化粧品でメイクをしたら、高温多湿でドロドロに崩れてしまったという人が多いそうです。

現地で購入したコスメを使用したところ、安いのに崩れにくくて驚いたという人も多いようです。

肌に優しいコスメ

タイは日差しが強く高温多湿なだけでなく、香辛料の入った刺激の強い料理を食べる習慣があり、汗やニキビ、脂性肌などの肌荒れに悩む人が多くいます。

タイコスメの多くはこれらの肌悩みに応えているものが多く、低刺激で肌に優しいコスメが多いのが特徴です。

オイルコントロール効果のあるものやニキビ対策コスメなど、優秀な商品が多いため、日本で人気となっている理由の一つです。

そしてタイには古くからアーユルベーダの理念が根付いているため、世界的な近年のトレンドを反映して健康志向が高まっていることも後押しし、オーガニック系ナチュラルコスメなど、自然派コスメが多いのも、タイコスメの特徴です。

科学物質や合成香料などを使用していないものが多く販売されています。

動物実験をしていないクルエルティフリーのブランドや、環境に配慮したブランドも数多くあります。

そして香りのよいコスメがたくさんあるのも、魅力の一つです。

お手頃価格なのにクオリティーの高い化粧品

タイの平均月収は日本の3分の1程度、日本円で約11万程度であり、価格が安く手に入りやすいプチプラコスメが充実しています。

また、タイは化粧品の原料の産地であることが多く、人件費が安く、20万種類以上の薬草やハーブなどの化粧品原料の多く取れる国柄であることから、高品質で低価格なコスメが多くあります。

クオリティーは高く、でも値段は安くしないと売れないという事情があります。

ジェンダレス・老若男女問わずの美容大国

同性どうしでのパートナーシップ法の成立により、台湾についでアジアで2番目の同性婚が認められているタイには、ニューハーフの人も多く世界中のニューハーフが集まる国です。

現在では日本でも整形手術がオープンなものとなっていますが、タイは『整形大国』と呼ばれるほどメジャーであり、美容整形について日本よりもはるかにオープンです。

そして、男女、年齢問わず美容を楽しんでいるのが特徴です。

メンズ向け処方のフェイスパウダーも数多く販売されており、脂性肌に悩む女性の購入者も多く、男女問わず使えるジェンダレスコスメも多く販売されています。

タイでは化粧品のイメージモデルや広告にも人気俳優が多く起用されているため、男女関係なくメイクを楽しむ、自由度の高い国であるのが特徴です。

華やかで広い化粧品売り場

タイにも日本と同じように多くのコンビニに化粧品が販売されていますが、タイの化粧品コーナーは日本の面積の倍以上の広さです。

100円程度で販売される様々な種類のテスターサイズの化粧品が数多く販売されており、いろいろな種類の化粧品を試しやすいのも特徴です。

また、タイのコスメはカラーバリエーションが豊富にそろっており、ラメが華やかでゴージャスなもの、まつ毛かバサバサと盛れるマスカラなど、メイクアイテムが豊富にそろっているため日本のプチプラコスメよりもキレイな印象を与えます。

日本製のコスメはナチュラル志向のものが多く、派手なメイクを楽しみたいという人にはタイコスメがオススメです。

美意識の高いタイ

普段から質のいい化粧品に慣れ親しむタイ人は、日本ででパコスト言われる高級デパートに並ぶような高級コスメだからいいという発想はあまりないようです。

日本よりも貧富の差が激しいという社会的要素もあり、メイクをしているタイ人は中間層以上の人たちは、美容好きな日本人よりもレベルが高いのが特徴です。

歯列矯正や美容整形にお金をかけてり、男性も女性も外見を美しく見せるためにメイクをし、若い人も年配者も年齢に関係なく外見に気をつかうため、タイのコスメが進化しているという見解もあります。

海外コスメはSNSを通じて旅行した人によって注目されることが多かったのですが、コロナウイルスの影響で海外に行けないここ数年では、海外コスメブランドが次々と日本に進出し、通販サイトも増えています。

日本で正規販売されているコスメブランドは2ブランドですが、今後タイの大型ブランドの参入もに見込まれているため、市場が拡大すると予想されています。

まとめ

日本で徐々に人気をみせているタイコスメですが、高品質で値段も手頃であるため、今後ますます人気が集まると予想されています。

高温多湿でアーユルベーダ理論が根強く、化粧品の原産国でもあるため、低価格で質の良いというのは、タイコスメならではです。

またコロナ禍のマスク生活、異常気象による猛暑には、さらにタイコスメが注目を集めることとなりそうです。

次回は第三メイクといわれる、タイのメイクについて解説していきます。

 

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