前回、美容bizでは「コロナ禍・猛暑はタイコスメで乗り切る!人気の理由と特徴を解説 」で、タイコスメとタイの美容事情について解説しました。
高品質なコスメが低価格で購入できると日本の間でも注目を集めていますが、同時にタイメイクも人気が高まりつつあります。
SNSでは韓流メイク、中華メイクに続く人気アジアンメイクとして『第三メイク』と呼ばれています。
今回は、タイメイクについて詳しく解説していきます。
タイメイクの特徴
タイメイクは、別名『スワイメイク』と呼ばれています。
スワイとは、タイ語で「可愛い・キレイ」などという意味があります。
タイのドラマなどを見たことがある人は、何となくイメージが付くかもしれません。
タイメイクの特徴として、ナチュラルでありながら、太めのしっかりアイブロウに、まつ毛はパッチリでしっかりと持ち上がり、意志の強いしっかりめのアイメイクが特徴です。
タイでは欧米風モデルのようなメイクも人気ですが、タイメイクは普段使いしやすいナチュラル要素を含んでおり、アジア人に似合うように改良されています。
実はタイメイクは現在中国で大流行しており、アジアとヨーロッパとアメリカのメイクがミックスされている、可愛さと色っぽさのバランスが取れたメイクが特徴です。
ハーフ顔に憧れて、欧米系のメイクを試してみたけど日本人の顔にしっくりこなかった、という場合にも、同じアジア圏のメイクであるため馴染みやすいメイクになっています。
日本人の元々の顔立ちやパーツの特徴を無視したメイクは不自然になってしまい、美しく仕上げることが難しくなります。
タイメイクであれば、日本人の持っているパーツを活かしながら、彫りの濃いハーフ系メイクに仕上げることも可能です。
タイメイクのベースメイクは、崩れない、テカらない、オイルコントロールされた、マット肌がトレンドとなっています。
また、タイは高温多湿なだけでなく、室内はしっかり冷房がかかっているため肌が乾燥しやすく、潤いも重視されています。
そして落ちにくいということが大前提であるため、ティント系のコスメが人気です。
美容大国である韓国や中国の海外のメイクのトレンドを取り入れつつ、タイ独自の文化や歴史を反映している多様性のあるメイクがタイメイクのトレンドであり、カラー展開も豊富であるため、日本人の肌にも馴染みやすいトレンドカラーが多く揃えられています。
日本では、落ちにくさや崩れにくさといった、タイ現地でのメイクが注目を浴びています。
タイメイクの作り方
日本人の顔にも馴染みやすいタイメイクですが、ポイントを抑えて仕上げることによって日本人でもハーフ顔に近づけることができます。
ここからは、タイメイクを上手に仕上げるコツについて、説明していきます。
アイブロウ
タイメイクは、自眉を生かしたナチュラルな雰囲気のアイブロウが特徴です。
もともとタイ人は自眉が太めの人が多く、ワイルドな太めの眉メイクが特徴的です。
意志の強さを感じさせるしっかりめのアイブロウは、ただ濃いというアイブロウではありません。
もとから生えているような自然な眉を一本一本眉頭から丁寧に描き、眉頭の位置を少し中央寄りにすることにより、はっきりとした顔立ちに仕上げることで、タイメイクに近づけることができます。
タイメイクのアイブロウに仕上げるには、しっかり自眉をお手入れしておくことが大切です。
アイブロウを描くときには、はみ出した眉をカットし、ボサボサ感が出ないようにします。
眉頭をスクリューブラシで上向きに立ち上げ、眉毛一本一本が際立つようにします。
眉の中心は毛の流れに沿ってしっかり目に描き、眉尻は自然な下向きアーチに仕上げます。
バランスを大切に、不自然に濃くしすぎないように、注意が必用です。
タイコスメのアイブロウは、発色がいいものが多く、薄いカラーも一塗りで上手に眉の濃さのバランスを取れるものが多いのが特徴です。
アイメイク
タイメイク風に上手にアイメイクを仕上げるポイントとして、アイラインとまつ毛を強調させるという点です。
アイラインにはリキッドを使用し、スッと長めに伸ばすようにアイラインを引き、目を横長に拡張させるように強調させます。
伏目の状態で、上から見ても横から見てもなだらかなラインになるよう、アイラインを引いていきます。
正面からだけでなく、360度どの角度から見ても美しく見えるように引いていきます。
まつ毛はしっかりとビューラーを使用しカールさせ、ウォータープルーフのものを使用します。
マスカラはただ塗るのではなく、流し目を意識して目の横幅を広げるイメージで、目尻を横に流すように塗ります。
こうすることにより横に長く引いたアイラインと一体感が出るため、自然に目の横幅を広げることができます。
下まつ毛にもしかっりとマスカラを丁寧に塗り、長さを出します。
タイメイクのアイカラーの特徴として、自然な陰影をつける程度にとどめるメイクであることが多いです。
アイカラーはブラウンやアースカラーなど、ナチュラルなものを使用するとよりタイメイクっぽく仕上げることができます。
チーク・ハイライト
チークとハイライトも、タイメイクには重要なポイントです。
タイメイクに仕上げるには、立体感も大切です。
タイメイクは、もとから美人風の骨格を作り出すことが大切なので、頬や輪郭、顔の骨格作りも重要です。
チークは肌馴染みのいいブロンズ、ブラウン、オレンジなどの夏っぽくヘルシーな色を使用し、頬骨に沿って斜めに楕円形に入れ、日焼け風に仕上げます。
肌馴染みのいいチークを使用することにより、シェーディング効果が生まれ、わざとらしくない自然な立体感のある骨格に仕上がります。
こうすることにより、ナチュラルな立体感を引き出すことができます。
タイコスメのチークは色展開が豊富であるため、シェーディングとしても使用できるカラーがたくさんあります。
ハイライトは頬骨や鼻筋、額の骨の出っ張っている部分とあご先など、骨が高くなっている部分に入れ、陰影をつけてメリハリのある骨格美人に仕上げていきます。
ノーズシャドーは鼻先まで入れますが、濃く入れすぎないように注意が必用です。
リップ
タイメイクのリップメイクは、肉厚にふっくら仕上げるのがポイントです。
セミマットの質感のリップを選び、リップラインをはっきり縁取りさせるのではなく、指先でポンポンと馴染ませ、内側から発色させるようにグラデーションのように仕上げます。
アイカラーやチークなどはハッキリした色を使用しない分、リップメイクはハッキリとした色を使用するのがタイメイクのポイントです。
元も唇の色がキレイであるかのように見せるようにリップを施します。
タイは気温が高い地域であるため、落ちにくいティントリップを使用します。
日本でも現在はコロナ禍でマスク着用であることが多いため、タイメイクの血色を保ってベタつかないという理にかなったリップメイクといえます。
ベースメイク
タイは高温多湿な国で汗をたくさんかく国であるため、ベースメイクは崩れない、テカらないメイクであることが必須です。
質感はマットからセミマットなどの、陶器肌の質感が人気です。
まとめ
今回は暑い夏にオススメ、タイコスメを使用したタイメイクについて詳しく解説しました。
コロナ禍で猛暑の夏にも対応できるメイクであり、ハーフ顔メイクにすると微妙な仕上がりになってしまう人でも、タイメイクであれば日本人でも彫りの深いバービー人形のようなメイクに仕上げることができます。
外人風メイクに挑戦したい、崩れない自然な骨格美人メイクにしたいという人はぜひ試してみてください。